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HP誕生からの歩み
日本のマーケットの明るい展望を信じて
日本のマーケットの明るい展望を信じて

 HPは計測器市場で成長の一途を辿り、医療用電子機器や分析機器などの関連分野にも進出しました。さらに、1966年にはHP初のコンピュータ(HP 2116A)を開発し、コンピュータ事業にも参入しました。

 アメリカの国内市場において高い評価を受けていたHPは海外でのビジネスに対しても、常にアクティブにチャレンジしてきました。1960年代前半には、すでに海外での売上比率が2割近くにまで達しており、HPは、ヨーロッパやカナダ、そして日本のマーケットとしての可能性の大きさを早くから確信していました。

 このような動きからHPは革新的で見事に経営されている企業として、そして素晴らしい職場(“great place to work”)として世界中から評価されるようになりました。

横河電機とパートナーシップを組んで、日本でのビジネスをスタート

日本市場でのパートナーとして選ばれたのは、横河電機。1930年にはベルギー万国博覧会に出品した電気計測器で名誉賞を受賞、1950年代後半にはアメリカに進出するなど、優れた技術と広い視野を持った企業でした。

デービッド・パッカードと横河氏。
デービッド・パッカードと横河氏。
YHP調印式
YHP調印式

 横河電機の国際的に通用する高い技術力、ハードからソフトまでをカバーするInnovativeな企業理念は、HP社と共感するもの。HP音声装置のためのオーディオ発信器でスタートした企業であり、横河電機も心電図などの計測器分野で高い評価を受けていました。両社とも計測機器に対する熱い情熱を共有することができたのです。

 そして1963年、HPはその初となる合弁会社、横河・ヒューレット・パッカード(YHP)を設立し、日本への確かな足がかりを得ることとなりました。

計測の分野で“世界初”を次々と発表。そして日本ヒューレット・パッカードの誕生
YHPにてECG(心電計)を試すビル・ヒューレット
YHPにてECG(心電計)を試す
ビル・ヒューレット
HP-35
HP-35

 両社の提携は、世界初のプログラミングが可能な科学用卓上計算機、世界初のハンドヘルド関数計算機のHP-35の開発など、次々と“世界初”を発表。両者の結びつきは、着実な成果をもたらしたのです。1992年には、ラボラトリ分析ビジネスを手がける横河アナリティカルシステムズを横河電機との合弁会社として設立するなど、両社の絆は日本市場におけるHPの独自性、先進性を確実に形にしながら、日本のユーザーの皆様のニーズに確実かつ迅速に応える企業体制を構築してきました。

そして1995年、横河・ヒューレット・パッカードは満を持して日本ヒューレット・パッカードへと生まれ変わり、4年後の1999年にはHPの100%保有会社となりました。

そして21世紀、コンパックの吸収合併による大いなる一歩
そして21世紀、コンパックの吸収合併による大いなる一歩 そして21世紀、コンパックの吸収合併による大いなる一歩

2002年、HPはコンパック・コンピュータを合併しました。コンパック・コンピュータは、Compatibility andQuality(互換性と品質)の略から命名し、1982年に設立いたしました。最初の製品であるCompaq PortableはIBM PC互換としては世界初の持ち運び可能なPCとして話題をもたらし、記録的なヒットとなりました。また、1987年には世界最初のマイクロプロセッサ搭載のPCを発表し、PC互換機のビジネスモデルを創出しました。コンパックはまた、すでに世界初のノン・ストップ・システムを手がけたタンデムコンピューターズや、世界初のミニコンを開発したディジタル・イクイップメント・コーポレーション(以下、DEC)などを買収しており、世界第2位のコンピュータ企業としての確固たる地位を築いていました。

ダンデムコンピューターズは1974年にHPの技術者数名により設立されました。そして、1975年にはフォールト・トレラント・コンピュータ「NonStop System」T/16(後にNonStop Iと改称)を発表します。1つのシステムにCPUを複数台備えている商用コンピュータとしては世界初で、2CPUから最大16CPUまでの拡張性を持ったものでした。このシステムは1976年にシティバンクにより導入され、以後、金融や証券などに広く支持されました。

DECは1957年にケン・オルセンとハーラン・アンダーソンによって設立されました。設立当時、ベンチャーキャピタル市場ではコンピュータ企業は敬遠されており、「ディジタル・コンピュータ・コーポレーション」という社名を考えていた2人の会社に投資家は興味を示しませんでした。そこで、社名をDECに変更しました。また、DECは当初デジタルモジュール群(フリップフロップ、ゲート、変換器など)を製造するところから仕事を始めました。1959年、ベン・ガーリーはDEC初のコンピュータ PDP-1の設計を開始しました。PDPとは、Programmable Data Processorの略であり、ここでもコンピュータという言葉を避けました。このPDPシリーズで、メインフレーム全盛の70年代に先駆的にミニコン分野を確立しました。

これらの合併は、HPのさらなる飛躍をもたらしました。21世紀、HPは世界162カ国でビジネスを展開し、個人のユーザーから企業のユーザーまで、ハードからソフトまで、あらゆるサービスをプランニングし、グローバルに提供する企業となったのです。

 もとよりHPは、新たな事業組織「HPサービス」を発足させ、アウトソーシング、サポート、教育、ソリューション配備など、ITに関わる事象すべてに関してトータルに提供するビジネスプランを創出しており、この合併はHPがネクストステージに向かうための必要不可欠な決断でした。  いまや、世界中のひとびとの生活のなかでHPのサービスが役立てられています。



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