| 管理効率の向上と将来に向かう柔軟な対応性を確保
「小さく産んで、大きく育てる」スモールスタートの思想に貫かれた今回のシステムは、ビジネス規模に応じた拡張性を発揮した。2005
年3 〜 4 月に、HP ProLiant BL20p を2 台追加し、同9 月にはBL20p X 4 台、BL45p X2 台、BL20p
X3 台を配したPDM システムを統合した。システム統合の効果は、すでにさまざまな形で顕在化している。
「HP StorageWorks EVA3000 の採用は、バックアップの高速化に加えて、運用監視と結果把握をも容易にする効果を生み、人的リソースの最適配分が実現しました。各サーバの状況が一元管理できるようになり、人員をより生産的なフィールドにアサインし、人材配置の最適化が進みました」(岡田氏)
「またHP ISEE (HP Instant Support Enterprise Edition)のおかげで、遠隔からトラブルの兆候を察知できますので事前に対策を講じられます。実際のサーバ設置位置や距離にとらわれることなく、古川のサーバをあたかもローカルサーバのように、東京に居ながらにして管理できます。さらに、以前は何か障害があった場合には、古川の立ち上げ時のコンソール画面を写真で送ってもらったりしていましたが、現在はサーバに標準搭載されたリモート管理機能のHP
Integrated Lights-Out (iLO)によって、画面の動きをトレースしたり、リブートも行えます。距離を越えたきめ細かな管理が実現しました」(萩原氏)
「いざなぎ越え」が叫ばれる市況を背景に新規開発やそれに伴う検証ニーズがいっそう高まることは必至だ。ここでは、HP がOEM 販売するVMware
社の仮想化ソフトウェアVMware が活躍する。
「急遽、新規開発が求められた場合にも、開発に割り当てるためのプロビジョニングを仮想化技術によって実行し、即座に開発環境を確保することができます。HP
には、今後もシステム統合の効果を拡大するためのツールをご紹介いただきたいですね」(岡田氏)
アルプス電気は、今回のシステム統合によって、部門間の壁を越えた業務の全体最適化や生産性の向上のための基盤を形成。さらに、グループの総合力も拡大させていくことだろう。
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