産婦人科、眼科に特化した専門病院
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医療法人社団吉徳会・あさぎり病院(理事長・藤原卓夫氏)は、明石市郊外にある民間病院。診療科は眼科、産婦人科、内科と外科を統合した総合診療科の他にリハビリテーション科や人間ドックの受け入れも行う病床数99床の急性期病院である。産婦人科と眼科診療に特化した民間病院として、治療を受ける患者様は周辺地域ばかりでなく明石市の隣接地域にも広がっている。産婦人科の領域では、日本全国的に産科医が不足していることから、分娩を断る病院が増えている中で、専門医師5名を揃え、研修医の受け入れも行っており地域の信頼も集めている。
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あさぎり病院で事務長を務める藤井博司氏は、「兵庫県内では分娩に対応しない病院が増えている。近隣の公立病院でも一時期は産科医が不在で分娩ができず、あさぎり病院がそれに代わって対応していた時もある」というように、地域の医療機関としてあさぎり病院の重要性が高まっている。さらに、2009年8月には病院の近接地に「あさぎりこどもクリニック」を開設し、地域の周産期医療への貢献に努めているのである。
病院でのIT利用が進む中で、あさぎり病院が最初にオーダリングシステムを導入したのは2000年。周辺の病院の中では最も早い導入であった。「一般社会ではIT化が活性化している時期。しかし医療業界ではIT化は非常に遅れているという感じを持っていた。社会の潮流をキャッチアップしていくため、そして医療サービスの向上のために、病院でのIT化を進めなければならないと強く思った」というのが、先進的なIT活用に乗り出した理由だ。
機能とサポートでソフトウェア・サービスを選定
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医療法人社団 吉徳会
あさぎり病院
事務長 藤井 博司 氏
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現在、あさぎり病院は大阪市に本社を置くソフトウェア・サービスの電子カルテシステム「e−カルテ」とオーダリングシステム「NEWTONS」のユーザであるが、最初に導入したシステムは他ベンダーの製品だった。この経緯について藤井事務長は、「いろいろとシステムを調べ、すでに導入している病院を見学した。ソフトウェア・サービスのシステムにも関心があったが、その時は諸般の事情から別のベンダーのシステムになってしまった」と振り返る。
「導入したシステムは、機能面は当時それで十分だと思った。しかし、実稼働するとこちらからのシステム上の要望に応えられない、カスタマイズができないなどの課題が見えてきた。また遠方のベンダーであったため、レスポンスやサポート体制にも不満を感じるようになった。医療機関のシステムは24時間365日止めることができない。万が一にもサーバーがダウンしている時に救急患者が搬送されてきたり、外来診療がピークの時間帯であったらと考えると、絶対に停止しないシステムの構築が必要」と藤井事務長は語る。「人命」に関わる部分を担うだけに、コンピュータシステムにも高い要求を持つのは当然である。
そして、2005年1月のシステム更新時に、ソフトウェア・サービスの電子カルテシステムとオーダリングシステムを導入した。この時は他の大手ベンダーのソリューションも比較検討したというが、ソフトウェア・サービスのシステムを選定した理由について藤井事務長は、「中規模クラスの病院での実績が豊富なことに対する信頼感と、何よりもユーザである我々の要求に対して、パッケージ製品であっても可能な限りカスタマイズに対応できることに安心感を持った。大病院を相手にする大手ベンダーの場合、我々の細かな要求に対しては対応できないことも多く、パッケージをそのまま使うことが前提であるようだ。できればベンダーに依存するのは避けたかった」という点を強調する。まずはソフトウェア・サービスが約250カ所の病院で活用されている実績と、柔軟なシステム構成に惹かれたというわけだ。「ソフトウェア・サービスのシステムの場合、各種のマスタは病院側で設定しなければならない。突き放されているようにも感じられるが、確かに我々が独自に作らなければマスタも判らず、後で自分たちが苦労することになる。それを思えばソフトウェア・サービスの提案も納得できた」(藤井事務長)という。
ソフトウェア・サービスの「e−カルテ」「NEWTONS」はWindowsベースのパッケージソフトとして開発されており、病院スタッフでも扱いなれたインタフェースを備えている。さらにメインシステムだけでなくサブシステムも充実している。そして何よりも優位性を発揮しているのは、ユーザの要求に応じて可能な限りカスタマイズできるという柔軟なシステムという特徴だ。また、病院側から一番期待を寄せられるサポートについても、安定稼働までの常駐体制とその後もリモートによるサポートを行うことで安心感が高い。
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