WikiやブログなどのWeb2.0の代表的技術やSNSを包含した形で容易に情報共有サイトを構築できるアプリケーションはないだろうか。そんな観点から最適なソリューションを探していた技術情報共有タスクフォースの目にとまったのが、当時リリース前のbeta版が提供されていた「Office SharePoint Server 2007」である。
「高度な検索機能や高可用性も含めて、我々の実現したい機能をすべて網羅していた事ももちろんですが、社内で標準的に使われているクライアント環境のOS(Windows® XP)やオフィスツール(Microsoft Office Word、Microsoft Office Excel®、Microsoft Office PowerPoint®)などのソフトウェアとの親和性、またMicrosoft Active Directory®やMicrosoft Exchange Serverなどのサーバ群との連携を考えたとき、『Office
SharePoint Server 2007』でシステムを構築するのが最適ではないかと考え、発売前から事前に製品の評価をし、発売と同時にサービスインができるように準備しました。また、社内のエンジニアの間では、旧バージョンの『Microsoft Windows
SharePoint Services』がすでに広く浸透して使われており、操作面で慣れているなどの下地が整っていたことも、選択の大きな理由となっています」と稲葉は言う。
Web2.0の代表的技術やSNSのコンセプトを積極的に取り込んできたCollabo は、「Office SharePoint Server 2007」の正式版がリリースされた直後の2006年12月にオープンした。ここであらためて、Collaboが「大事にしたいこと」を整理してみよう。そのポイントは、以下のようになる。
「最前線にいる現場の社員力を向上させたい」、「より生産性の高いシステムのコネクションを実現したい」、「使い慣れたツールを最大限に活用することで、RoIT(return on IT investment)の向上とコスト削減を実現したい」、「現業への貢献度とビジネスニーズへの対応度の向上ために、情報システム部門の変革を推進したい」など、IT
に関する企業の要求は、ますます高度化し、多様化しています。
こうしたゴールに向け、日本HP とマイクロソフトが世界的な協業戦略に基づいて、 両社共同で開発、 提供しているのが「SPRB(Solutions
for the People Ready Business)」と呼ばれるソ リューション群です。
日本HPコンサルティング・インテグレーション統括本部 技術本部 ソリューション戦略本部 SPRB グループのグループ長を務める三輪祥宏は、SPRBのカバー範囲を次のように説明します。
現在、「Office SharePoint Server 2007」をプラットフォーム技術に採用し、月間1500人の社内エンジニアが利用しているコラボレーション技術情報ポータル
「Collabo」の構築と運用を通じて、日本HP自身がユーザー企業として学んできたナレッジマネジメントの手法や実践上の技術情報についても、このSPRBのサービスの一環として提供しています。