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CTCテクノロジーが「HP Operations Orchestration」を
採用し運用自動化を推進

お客様事例

CTCテクノロジー株式会社
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リモート運用サービスの障害対応、30分を2分に短縮

「私たちの大きな資産は、長年のシステム構築・運用の経験で培ったノウハウです。たとえば、システムの障害検知から復旧までの手順を数千種にわたってドキュメント化していますが、これらをHPOO上で定義すればインシデント発生からクローズまでのフローを自動化することができます」

CTCテクノロジー株式会社
テクニカルサポート第2本部
リモートオペレーションセンター 部長
原 眞由彦氏
お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(1.14MB)

目的

アプローチ

リモート運用サービスにおける障害復旧対応の迅速化
徹底的なシステム化による運用オペレーション業務の効率化
稼働、障害、作業情報の顧客へのリアルタイム開示
エンジニアのスキルレベルに応じた的確な業務配分の実現
運用自動化ツール「HP Operations Orchestration」採用
Run Book Automation(RBA)をリモート運用サービスに適用
監視ツールとRBAツール連携による定型作業・障害対応の自動化
運用に関わる全ての情報を集約した「統合データベース」を構築、RBAツールにより情報を収集して投入・更新

導入効果

ビジネスへの効果

障害対応時間の大幅な短縮による顧客のインシデント管理業務の削減
「ROCポータル」による顧客へのリアルタイムな情報開示
監視・運用・保守まで一貫したサービスプロセスの自動化を実現
標準化され再利用・改善の可能な運用プロセスの構築
リーズナブルなサービス価格(月額30万円〜)の実現
マルチベンダー環境対応の自動化された運用サービス提供により業界内で注目
エンジニア生産性と案件受入れキャパシティを向上


お客様背景

リモート運用サービスにRun Book Automation(RBA)を適用

2011年1月、CTCテクノロジーがリモートオペレーションセンター(ROC)をリニューアルした。注目すべきは、顧客システムへのリモート運用サービスに、最新の「Run Book Automation(RBA:運用自動化)技術」を適用したことだ。プロジェクトをリードしてきた原眞由彦部長は、新サービスの特長を次のように語る。

CTCテクノロジー株式会社 テクニカルサポート第2本部 リモートオペレーションセンター 部長 原 眞由彦氏
CTCテクノロジー株式会社
テクニカルサポート第2本部
リモートオペレーションセンター
部長 原 眞由彦氏

「今回、リモート運用サービスに『RBA』を組み込んだ新しいメニューを加えました。その特長は3つあります。障害対応時間を大幅に短縮したこと、お客様へのリアルタイムの情報開示を可能にしたこと、そしてリーズナブルなサービス価格を実現したことです」

CTCテクノロジーは、監視・運用・保守サービスを中心とする顧客サポートに特化したCTCグループの中核企業の一社である。マルチベンダー保守における豊富な経験を活かし、全国約100ヵ所のサービス拠点から24時間365日体制で顧客システムをサポートしている。その高品質な「システムマネージメントサービス(SMS)」を支えているのは“アカウントエンジニア制度”だ。

「顧客システムを熟知したアカウントエンジニアが、障害検知以降の問題切り分け、復旧作業、改善提案までワンストップで対応します。特定の製品の枠にとらわれることなく、ITサービス継続という観点からシステム全体を統合的にマネージメントするアプローチが、数多くのお客様から高い評価をいただいています」(原部長)

ユーザー企業にとっては、日常的な運用監視を一任できるだけでなく、インシデント発生時の早期対応・早期解決が可能になるメリットが非常に大きい。問題切り分けの難しい障害でも、製品ベンダーとの調整を含めワンストップで対応する。

しかし「お客様システムの複雑化が進む中で顕在化してきた課題もある」と原部長は語る。

「障害によるシステム停止時間を最小にしたい、復旧作業がどのように進められているか知りたい、システム運用にかかるコストを削減したい――これらは、すべてがお客様の切実なニーズです。私たちのチャレンジに置き換えるならば、アカウントエンジニアによるサポート品質をそのままに、障害対応の工数とコストを削減すること。そして、稼働情報や障害情報を集約し即座に開示可能な仕組みを構築することとなります。これらを同時に実現するには、運用の自動化、つまり“RBAツール”が不可欠と考えたのです」

CTCテクノロジーが採用したソリューションは「HP Operations Orchestration(HPOO)」。この最先端のRBAツールは、彼らの目標達成と課題解決にどのように貢献したのだろうか。



ソリューション

自動化による障害対応の劇的なスピード化

「HP Operations Orchestration(HPOO)」は、RBAツールとして最も実績のある製品のひとつだ。Run Book Automationは、複数のツールに指示を出して、システムを横断するような大規模な作業フローを自動実行させるような環境で真価を発揮する。単純な作業フローの自動化であれば、コマンドスクリプトやジョブスケジューラで対応できるケースもあるが、フローの標準化・再利用化によりシステム全体の効率化を高めることができるのはRBAツールならではの特長と言える。大規模システムやデータセンター運用を中心に導入が進んでいるのは、こうした理由からだ。

「私たちの大きな資産は、長年のシステム構築・運用の経験で培ったノウハウです。たとえば、システムの障害検知から復旧までの手順を数千種にわたってドキュメント化していますが、これらをHPOO上で定義すればインシデント発生からクローズまでのフローを自動化することができます」(原部長)

HPOOによる自動化の導入で障害対応のオペレーションはどう変わり、どれだけのスピード化が可能になったのだろうか。まず、従来の手順について、リモートオペレーション企画グループの赤羽雄一郎リーダーは次のように紹介する。

CTCテクノロジー株式会社 テクニカルサポート第2本部 リモートオペレーションセンター ROC企画グループ グループリーダー 赤羽 雄一郎氏
CTCテクノロジー株式会社
テクニカルサポート第2本部
リモートオペレーションセンター
ROC企画グループ
グループリーダー 赤羽 雄一郎氏

「アカウントエンジニアが障害発生の通知を受けると、リモートでシステムに接続してログを収集し、並行して構成管理のデータベースを参照しつつ事態の収拾にあたります。この際、必要に応じて作業手順書を確認することもあるでしょう。復旧が完了するとインシデント管理のデータベースに作業内容を登録します」

これら一連の作業は、すべてアカウントエンジニアが手作業で行うため、たとえ軽微な障害でも一定の時間を要していた。それでは、HPOOによって自動化されたオペレーションではどうか。

「対応が必要な障害が検知されると、HPOOは障害の発生した機器に対して定義されたフローで復旧を試みます。作業が正常に終了すると、HPOOは収集したログやステータス情報をデータベースに自動登録します」(赤羽リーダー)

自動化によってシステムの停止時間は劇的に短縮される。さらに、効率化だけでなくログ取得と復旧作業を同時に進められることも自動化の大きなメリットだ。監査への対応も容易になる。また、人手による作業はどうしてもミスの可能性を残すことになるが、HPOOによる自動化はミスを排除することで手戻りのない確実な復旧を可能にした。

「たとえば、30分を要していたWebサービスのプロセス復旧作業を、わずか2分にまで短縮できることが確認されました」と赤羽リーダーはその成果を強調する。

「もし自動復旧ができなかった場合、または高度な判断が求められるような作業は、HPOOが収集したログや構成情報をもとにアカウントエンジニアが作業を行います。一次対応が終わった時点から引き継がれますので、効率良く復旧作業だけに注力できるようになりました」(赤羽リーダー)

一次対応の自動化は、アカウントエンジニアの工数削減・コスト削減という課題の解決にも奏功した。

原部長は「自動化した定型的な作業は一次対応に該当する範囲です。ハイスキルなエンジニアでも30分、経験の浅いエンジニアでも30分というように、資質や能力を問わず一定時間を拘束してしまうものでした。HPOOの導入によって作業効率が改善され、アカウントエンジニアの生産性を大きく向上させることができました」と評価する。



「HPOOによるRBAでお客様システムへの対応が自動化されたリモート・オペレーション・センター(ROC)」

HPOOによるRBAでお客様システムへの対応が自動化されたリモート・オペレーション・センター(ROC)
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「ROCポータル」で顧客への情報開示をリアルタイム化
CTCテクノロジー株式会社 テクニカルサポート第2本部 リモートオペレーションセンター ROC企画グループ 中原 博司氏
CTCテクノロジー株式会社
テクニカルサポート第2本部
リモートオペレーションセンター
ROC企画グループ
中原 博司氏
CTCテクノロジー株式会社 テクニカルサポート第2本部 リモートオペレーションセンター ROC開発グループ 濱本 祐輔氏
CTCテクノロジー株式会社
テクニカルサポート第2本部
リモートオペレーションセンター
ROC開発グループ
濱本 祐輔氏

HPOO導入と並行して、構成情報データベースCMDB(Configuration Management Database)とCTCテクノロジー独自の運用ノウハウのナレッジデータベースの統合も進められた。これにより、監視、運用、保守それぞれのサービス提供に必要なすべての情報を、一元的に管理・参照できる仕組みが構築された。

「この『統合データベース』により、お客様システムの稼働状況や障害状況、作業状況、それぞれの履歴に関する情報などを24時間リアルタイムで提供可能になりました。お客様は、必要な情報をいつでも『ROCポータル』にてご覧いただけます」とリモートオペレーション企画グループの中原博司氏は語る。

HPOOは、管理対象システムの構成情報収集と更新にも活用されている。リモートオペレーションシステム開発グループの濱本祐輔氏は次のように紹介する。

「運用サービス業務は、お客様システムの構成情報を入手するところから始まります。従来は、お客様から提供されたドキュメントをもとに手作業で機器の情報を収集するようなケースもありましたが、現在はHPOOによって構成情報の収集と監視項目のテンプレート生成を自動化しています。これにより、お客様へのサービス提供が格段にスピード化されました」

先述したように、運用段階でHPOOが実行したプロセス、つまり顧客システムへのアクセス履歴や操作履歴もすべて自動的に統合データベースに書き込まれる。

「お客様からお預かりしているシステムに障害が発生した場合には、RBAで取得したログなどの情報を『ROCポータル』のインシデント画面で確認できます。インターネット経由ですからお客様と状況の共有が容易になり、次の作業へのより素早い対応も期待できます。かつては運用サービスに関して、ブラックボックスで何をやっているのかわからない、という指摘を受けたこともありましたが、『統合データベース』と『ROCポータル』によってお客様へリアルタイムに情報が開示され、私たちの業務も透明化されました」(中原氏)




効果と今後の展望

全インシデントの60%のRBA自動化対応をめざす

リニューアルのプロジェクトは、HPOOの採用を決めてからサービス開始までわずか3カ月というスピードで進められた。それには、CTCテクノロジーのノウハウに加え、HPOOの豊富な付属フローとGUI操作だけで容易に変更・追加できる機能が大きく役立った。

「私たちが持っている運用ノウハウは、その多くがフローチャートの形でドキュメント化されています。HPOOでは、フローチャートをそのまま移し替えるイメージでビジュアルにフローを構築することができますので、実装作業はとても合理的にスピーディに行えました」(中原氏)

付属のフローや、作成したフローは簡単に再利用できるため、他の運用対象システムへの横展開も容易だ。「HPOOはログ情報が豊富で、フローの作成中にエラーが発生したときにデバッグがしやすいことも開発効率を高められた理由」と中原氏は評価する。

「HPOOにより作成されたWebサービスの復旧フロー例」

HPOOにより作成されたWebサービスの復旧フロー例
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HPOOによる障害対応の自動化は、復旧までの時間を短縮するだけでなくアカウントエンジニアの生産性を高め、リモートオペレーションセンター全体の生産性向上にも寄与することとなった。

「監視オペレーターの負荷が低減されたことで、同じ人数で1.6倍 の数のシステム監視に対応できるようになりました。また、お客様システムを熟知しなければならないハイスキルのアカウントエンジニアが担当できる件数も1.3倍 に拡大できる見込みです」(赤羽リーダー)そして、HPOOによる自動化は、CTCテクノロジーが蓄積した“ノウハウ=解決フロー”の数だけ拡張可能なことも見逃せない事実だ。

「運用のノウハウをそのまま適用できるだけでなく、HPOO上にノウハウを集約することで、運用を続けていく過程でさらにフローの精度を高めていくことができるはずです」(赤羽リーダー)

最後に、原部長が次のように締めくくった。

「インシデントのおよそ60%が既知のものです。私たちは、1年後に“自動化率60%”を達成するという目標を掲げました。これを実現するとリモートオペレーションセンター全体の生産性はさらに高まります。今回のリニューアルによって、お客様は最大で30%の運用コスト削減が可能になりましたが、将来的にはさらに削減できるものと考えています」



会社概要

シーティーシー・テクノロジー株式会社
所在地: 〒102-0071 東京都千代田区富士見1-11-5 栗田九段ビル
代表取締役社長: 藁谷 二郎
資本金: 4億5千万円
従業員数: 1,510名(2011年4月現在)
設立(創業): 1990年4月6日(創業1972年4月)
事業内容: ・コンピュータシステムの設置及びメンテナンス
・コンピュータのハードウェア・ソフトウェアに関する技術的コンサルティング
・システム運用管理、リモート障害監視等のアウトソーシングサービス事業
・コンピュータのハードウェア・ソフトウェアに関するスクール
・コンピュータ間を接続するネットワークシステム及び環境の設計・施工・敷設工事・メンテナンス
URL: http://www.ctct.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: IT
  HP Software自動化HP Operations Orchestration
IT 運用を自動化するための主な10の理由 (PDF)


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