スピーディかつ柔軟に拡張可能なHP BladeSystem c-Class
モバゲータウンを支えるシステム基盤は、オープンソースのソフトウェア群LAMP(Linux+Apache+MySQL+Perl)をベースに開発・運用されている。およそ1,000台のx86サーバ(うち720台がHP製サーバ)で構成される大規模システムだ。HP
BladeSystem c-Classは、Webサーバ/サービス系サーバを中心に順次導入が進んでおり、8月時点で104ブレード/13エンクロージャに達している。
「スケールアウトによって柔軟に処理性能を拡張できるようシステム基盤を設計しました。立ち上げ時こそサーバは10数台でしたが、現時点でおよそ450台のデータベースサーバ、300台のWebサーバ、その他に検索用、動画配信用、対戦ゲーム用といったサービス系のサーバ250台にまで拡大しています。サーバの用途変更が頻繁にありますので、柔軟に対応できるようサーバの仕様は可能な限り標準化しています」(川崎氏)
Webサーバ/サービス系サーバは、デュアルコアまたはクアッドコアインテル® Xeon® プロセッサー搭載の「HP
ProLiant BL460c」サーバブレードに4GBメモリとSASハードディスクドライブを1〜2本装備。これをAC100V仕様の「HP
BladeSystem c3000エンクロージャ」に8ブレード収容する。データベースサーバは「HP ProLiant
DL360」1Uラックマウンド型サーバに16GBのメモリとSAS HDDを6本装備。これが現在の標準的なサーバ仕様だ。いずれも低電圧版プロセッサー、AC100V電源を標準とすることで1,000台規模のサーバ運用におけるコスト低減を図っている。
川崎氏は、モバゲータウンを立ち上げる前に、ケータイオークションサイト「モバオク」(2008年8月末時点で111万ユーザ)を指揮してきた。そこで得たシステム構築・運用のノウハウは、本システムでも活かされているという。
「モバゲータウンは、誰も予想しなかった規模に、誰も予想できなかったスピードで成長しました。システム基盤のスケーラビリティは確保できていましたが、管理・運用面での課題が顕在化してきたのです。中でも、新しいサービスを次々と投入していく過程で、サービス単位のシステム構築スピードを高めていかなければならない、という課題は重大でした」(川崎氏)
モバゲータウンの急成長に応えるシステム基盤には、“スピーディかつ柔軟に拡張できる能力”の大幅な強化が求められていた。
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