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統合インフラソリューションHP CloudSystem Matrixを選択
サーバー、ストレージ、ネットワークなどのITリソースは仮想的にプール化され、あらゆるアプリケーションから共有可能になる――HP CloudSystem Matrixは、このHPが推進するHP Converged Infrastructure戦略における中核製品である。世界シェアNo.1のブレードサーバー「HP BladeSystem」を中心に、仮想化ソフトウェア、I/O仮想化製品、HP Insight Dynamicsソフトウェア、共有SANストレージなどを統合型アプライアンスとして提供するものだ。
金子部長は、HP CloudSystem Matrix選定の理由を次のように説明する。 「HP CloudSystem Matrixの高い信頼性、耐障害性が大きな決め手です。99.999%の稼働率保証は、後発となる私たちがエンタープライズのお客様に選んでいただくためにどうしても譲れないものでした。信頼性・耐障害性という観点からは、主要コンポーネントが冗長化されていることはもちろん重要ですが、サーバー障害時の自動フェイルオーバー機能、ストレージのクラスタリング機能など、サービス停止を起こさない仕組みを実装できること、すなわちビジネスコミットできることがポイントでした」
HP CloudSystem Matrixを中心とするIQcloudのインフラ構築は、わずか3カ月間で完了した。このスピード感は、GMOクラウドが掲げる“スピード経営”の考えに基づくものだ。
「2011年1月にシステムの選定を終えるとすぐに検証に入りました。システムの信頼性、管理性を中心にテストを行い、4月1日にはサービスをスタートさせました。すべての事業において、意思決定がなされたら即座に実行する、というのがGMOクラウドの文化なのです」(金子部長)
クラウドサービスのシステム基盤を“オールインワンのアプライアンス”として調達可能なHP CloudSystem Matrixの優位性が、本プロジェクトにおいて発揮された形だ。
HPバーチャルコネクトを活用し、10ギガの帯域をサーバー単位で確保
IQcloudのインフラ構成を紹介しよう。まず、サーバーを物理リソース集合単位で分離していることに注目してほしい。ハイパーバイザー上で異なるユーザーが共存することなく、高いパフォーマンスとセキュリティを確保できる構成だ。
「バーチャルプライベートクラウドは、セキュアなプライベートクラウドと安価なパブリッククラウドの長所を併せ持っています。お客様のサーバー環境は物理リソース集合単位で分離され、ネットワークは専用セグメントを構成し、ストレージは仮想ボリューム単位で提供されます。お客様が占有するリソース単位での契約になりますので、契約リソース内であれば仮想マシンをいくつ立ち上げてもコストは変わりません」と金子部長はそのメリットを強調する。
「また、10Gbpsの帯域をお客様サーバーごとに確保していますので、あらゆる業務システムのパフォーマンス要求に応えることができます。IQcloudでは『HPバーチャルコネクト』を採用することでこれを実現しました。エンタープライズクラスの要求に対してもパフォーマンスのボトルネックを発生させないよう、ネットワーク性能にも十分な配慮を施していますのでご安心ください」(金子部長)
HPバーチャルコネクトは、HPが提供する最先端のI/O仮想化製品だ。HP ProLiant G7サーバーブレードには、ネットワークI/OとストレージI/Oを統合するネットワークアダプター(CNA)が搭載されるが、HPバーチャルコネクトとCNAを組み合わせることでI/Oの柔軟性を飛躍的に高めることができる。
「IQcloudでは、サーバーブレードに搭載されたCNAをハードウェア的に分割し、計10Gbpsの帯域を最大8個の物理ポートとして利用できるようにしました。ネットワークセグメントをポート単位で完全に隔離し、お客様の仮想サーバー環境を本当の意味で“独立したサーバー”としてお使いいただけるようにしています」(金子部長)
さらに、HP IRFテクノロジーを搭載した仮想化スイッチ「HP Network Aシリーズ」が採用されている。一般的なネットワークスイッチが冗長化構成の際にActive-Standby構成を採るのに対し、AシリーズではActive- Active構成が可能だ。これにより、冗長化されたネットワーク帯域をフル活用できるので、HPバーチャルコネクトのネットワーク性能を最大限引き出すことが可能だ。
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