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IIJグローバルソリューションズがPCのデータバックアップと ユーザー自身で復旧可能な環境を構築

お客様事例

株式会社IIJ
グローバルソリューションズ
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5拠点、600台におよぶPCのデータバックアップを「HP Data Protector for PCs 7.0」で効率化しビジネスの継続性を強化



お客様背景
ソリューション
効果と今後の展望
会社概要
PDF(978KB)


目的

アプローチ

クライアントPCがオンライン/オフラインの区別なく、常時データをバックアップでき、ユーザー自身によるデータ復元も可能な環境を整備することで、情報システム部門の負荷低減を目指した。さらにデータ保全の確度を高め、ビジネス継続に貢献できることを目標とした。
バックアップソフトウェアを軸に、ポリシーサーバー、データボルトサーバー*を設置。本社以外の拠点にも データボルトサーバーを設置し、全社的に運用できるデータバックアップシステムを構築した。

*データボルトサーバー:(Data vault server)
バックアップデータの保管場所となるサーバー。

導入効果

ビジネスへの効果

クライアントPCデータの常時バックアップ体制を確立
ユーザーによるセルフリカバリーで情報システム部門の負荷を低減
バックアップポリシーの自動化で効率的な運用が可能
高度な業務継続性を確保
情報システム部門の戦略価値の向上
OS移行やクライアントPCリプレイス時の作業負荷も低減


お客様背景

高信頼なネットワークサービスを提供

IIJグローバルソリューションズが、国内5拠点、およそ600台におよぶクライアントPCのデータバックアップシステムを導入した。

IIJグローバルソリューションズはIIJグループ傘下で、国内外にネットワークを基盤としたさまざまなICTソリューションを提供する企業だ。同社の執行役員、 西塔裕志氏はその特色を次のように説明する。

株式会社IIJグローバルソリューションズ執行役員カスタマー・サービス本部兼情報統括室 西塔 裕志氏
株式会社IIJグローバル
ソリューションズ
執行役員
カスタマー・サービス本部兼
情報統括室
西塔 裕志氏

「弊社は、全世界の通信キャリアやベンダー企業と緊密なパートナーシップを結び、法人のお客様のニーズに応じて最適なソリューションを選択し、ネットワークを中心とした高信頼なICTサービスを提供しています」

たとえば国内であれば、キャリアフリーの立場で大手キャリアのネットワークを適材適所で組み合わせ、統合された運用監視体制と共に、冗長化されたネット ワークサービスを提供している。その強みは先の震災でも発揮されたという。

「キャリア各社の地域特性によって、同じエリアでも被災したネットワークと無事だったネットワークがありました。結果的に我々が提供する冗長化されたネット ワークは重大なダメージを受けにくく、キャリアの枠を超えたサポート体制と共にお客様の事業継続にも貢献できたのです」(西塔氏)

IIJグローバルソリューションズではこのネットワーク構築の強みをさらに発展させ、さまざまなビジネスICTソリューションをワールドワイドのレベルでも展開しようとしている。例えば、IIJグループの一員として、IIJのクラウドサービスである「IIJ GIO(ジオ)」を利用したSaaSによるアプリケーションサービスの提供や、使い勝手に優れたビデオ会議環境の提供等である。世界に活躍の場を広げようとする国内企業に対し、パートナーとの連携のもと、国内のみならず、ワールドワイドにソリューションを提供する「グローバル・クラウド・インテグレーター」として飛躍しようとしているのだ。「ネットワークがビジネスに欠かせない インフラとなった今、お客様に最適なICTソリューションをグローバルで提供し、お客様のビジネス競争力に貢献するのが弊社のミッションです」(西塔氏)

そのIIJグローバルソリューションズが、なぜ、クライアントPCのデータバックアップに取り組もうというのか、狙いは大きく2つあると西塔氏は話す。

「弊社のサービスの一つであるネットワークアウト ソーシングサービスは、コンサルティングから設計、導入構築、運用管理、さらに刷新に至るまで、ネットワークのライフサイクル、すべての局面に対して、トータルなサービスをご提供しています。お客様に高信頼なサービスをご提供していくからには、我々の業務も止めてはならない。事業継続の観点から“業務データの保全”は非常に重要なテーマでした。もうひとつ、切実な課題としてIT部門における管理業務の負荷軽減がありました」



ソリューション

情報システム部門の負荷低減を目指す

IIJグローバルソリューションズの前身は、IBMグローバルネットワーク、そしてAT&Tグローバル・サービス (AT&Tジャパン)である。2010年9月にIIJグループ傘下に加わり、社員のおよそ2/3が移籍する形でIIJグローバルソリューションズとして発足した。現在、情報システム部門の数名が、少数精鋭で社内のITインフラ全般の運用管理を担当しているという。

株式会社IIJグローバルソリューションズ カスタマー・サービス本部ビジネスシステム・サポート部長 伊藤 通洋氏
株式会社IIJグローバル
ソリューションズ
カスタマー・サービス本部
ビジネスシステム・サポート
部長
伊藤通洋氏

「従来から、重要な業務データについてはファイル サーバーを設置してバックアップデータを管理してきました。しかし、操作ミスやクライアントPCの不具合などにより消えてしまった業務データの復旧作業まで、情報システム部門の仕事になってしまうとさすがに手に負えません」と語るのは、ビジネスシステム・サポート部長の伊藤通洋氏。

「ファイルサーバーにはさまざまなメリットがありますが、データ管理をそこに一本化してしまうのは難しい。弊社では標準クライアントとしてノートPCを採用しており、時に外に持ち歩き、オフラインで業務を遂行するケースも多いのです。その時に、ローカルでも データを安全にバックアップし、必要に応じて復元までが可能な仕組みが必要と判断しました」(西塔氏)

このようにしてデータバックアップシステムの方針が決められ、情報システム部門に負荷をかけず、ユー ザーサイドでデータの復旧ができること。また、バックエンドのサーバーとは別に、クライアントPC単体でもローカルで安全にデータがバックアップされ復元が可能なこと。その2つを柱に、ソリューション導入に踏み切ることとなった。



HP独自の製品機能を高く評価

IIJグローバルソリューションズがこれらの要件を満たすデータバックアップ製品を選定し、実際に検証した結果、採用されたのが「HP Data Protector for PCs 7.0」だ。製品選定に関わったビジネスシステム・サポートの担当課長である今荘智広氏は次のように話す。

株式会社IIJグローバルソリューションズ カスタマー・サービス本部ビジネスシステム・サポート担当課長 今荘 智広氏
株式会社IIJグローバル
ソリューションズ
カスタマー・サービス本部
ビジネスシステム・サポート
担当課長
今荘 智広氏

「決め手になったのは、ユーザーに意識させないデータバックアップ、ユーザー自身による迅速な復旧を可能にする機能の優位性です。HP Data Protector for PCs 7.0はその点で、我々の要求を完全に満たしていました」

「HP Data Protector for PCs 7.0」のシステム構成要素は、バックアップポリシーを管理するポリシーサー バー、データボルトと呼ばれるファイルサーバー、 バックアップ対象となるクライアントPCの3点と実にシンプルだ。

HP Data Protector for PCs 7.0では、一般的なバック アップソリューションが採用するスケジュールバック アップは行わない。対象となるファイルは継続的に変更差分がローカルリポジトリに保存され、開いているファイルについても定期的にスナップショットを生成し保存する。これによりクライアントPCの負荷を最小限にしている。

この時にクライアントPCがオンラインの状態であれば、自動的に変更差分のみがデータボルトに転送される。ユーザーがオンライン/オフラインを意識せずとも、確実にデータはバックアップされるのだ。もち ろん、バックアップされたデータは暗号化・圧縮化されてデータボルトに格納されるためセキュリティも確保される。

「万一、重要なデータを削除・消去してしまったときも、マウス右クリックでファイル履歴から復元することができます。ユーザー自身で操作を行え、迅速に復旧できることがポイントです」(今荘氏)

さらに、バックアップシステム自体の運用負荷の低さにも着目したという。具体的には「バックアップポリ シー管理の容易さ」である。今荘氏とともに製品の検証を担当したビジネスシステム・サポートの三浦博文氏は次のように話す。

株式会社IIJグローバルソリューションズ カスタマー・サービス本部ビジネスシステム・サポート 三浦 博文氏
株式会社IIJグローバル
ソリューションズ
カスタマー・サービス本部
ビジネスシステム・サポート
三浦 博文氏

「バックアップポリシーをクライアントPCそのものではなく、ユーザーアカウント(Active Directoryのグループ)と紐づけて管理できるのは、HP Data Protector for PCs 7.0だけでした。弊社のように複数拠点で運用し、拠点ごとにデータボルトを設置するという場合、ユーザーがどこにいるのかさえ把握できれば、拠点ごとのポリシーが適用できる。つまり、Active Directory上の操作だけでポリシーも変更できるわけです。グループ変更は自動化することも可能なため、スタッフの異動に伴うポリシー変更の漏れも確実に回避できます」

さらに、西塔氏は経営的な観点からもHPを選んだ意義は大きいと語る。

「まず、HP Data Protector for PCs 7.0は競合製品と比較してコストメリットが圧倒的でした。さらに、弊社は中国に現地法人を立ち上げ、タイ・バンコクにブランチを開設するなど積極的な海外展開を進めています。その時に、グローバルできちんとサポートしていただける製品を選ぶということも動機として大きかったですね」

情報システム部門の負荷低減を目指す



効果と今後の展望

ローカルでデータを管理できるメリット

IIJグローバルソリューションズが導入したシステムの全容を整理してみよう。対象となるクライアントは、本社を含め5つの拠点に配備される約600台のPCだ。 「HP Data Protector for PCs 7.0」の導入に際して、新たに追加されたハードウェアは、全クライアントのおよそ8割が稼働する本社オフィス用のデータボルト兼ポリシーサーバーの1台と、各拠点のデータボルトの計5台。なお、データボルトは既存のファイルサーバーを利用することも可能だ。

スタッフひとりあたりのバックアップ領域を指定することができ、保持期限を過ぎた世代のデータは自動的にクリーンアップされるため、データボルトの管理負荷も最小限で、継続的な運用が可能となっている。

また、バックアップポリシーはユーザーアカウントに紐づけられ、どの拠点のデータボルトにアクセスするかを定義づけている。もちろんWAN越しのバックアップも可能だ。

「いつデータのバックアップが取られているのか、ユーザーはまったく感知できないでしょう。クライアントPCへの負荷はそのくらい小さなものです。データボルトに転送されるデータも変更差分のみなので、ネットワークへの負荷も低い。我々情報システム部門の負荷も軽減されるなど、まさしく求めていたものが具現化したソリューションだと思います」と伊藤氏は評価する。

データバックアップの環境が整備されたことで、同社のビジネスにどのような効果があったのだろうか。

伊藤氏は業務データ保全による事業継続性は確実に高まっていると語る。
「いつでも、どこでもデータがバックアップされている、このことがユーザーにもたらす安心感は非常に大きなものです。また、これまで情報システム部門まで上がってこなかった、つまりユーザーがデータ復元を諦めていたケースも少なくなかったはずです。その場合、失われたデータは一から作り直していたわけで、それが解消されたことで、ビジネス効率も確実に上がっていると見ています」

さらに、IIJグローバルソリューションズでは全社的にクライアントPCのOSバージョンアップを予定しているという。OSの移行となれば、通常はクライアントPC1台1台のデータをバックアップすることからスタートするものだが、HP Data Protector for PCs 7.0により恒常的にデータがバックアップされているため、そのプロセス自体が簡略化される効果も大きいと今荘氏は期待する。

「クライアントPCの全データをバックアップしようとすれば、1台につき4〜5時間を要するでしょう。半日は業務を止めざるを得ない。それが実質的にゼロになるわけですから、OS移行に際してかなりの効率化が見込めると考えています」(今荘氏)

最後に西塔氏は次のように締めくくった。

「クラウドがトレンドとされていますが、デリバリーまでの時間とスピードを重視しても、また、先の震災のように、万一の際の事業継続を考えても、ローカルでデータを管理するメリットはまだまだ大きいといえます。我々のビジネスにフィットした現実的な選択がHP Data Protector for PCs 7.0だったのです」



会社概要

株式会社IIJグローバルソリューションズ
所在地: 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
従業員数: 251名(2011年12月1日現在)
設立(創業): 1990年4月6日(創業1972年4月)
事業内容: ・ネットワークおよびICTソリューションの提供
URL: http://www.iijglobal.co.jp/このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

事例キーワード

業種: 情報・通信
  HP Software、 情報管理、バックアップ


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