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大規模オンラインシステムの開発・運用で培った知識と経験と活かす |
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鉄道情報システム
営業推進本部
事業開発推進室
副室長
杵島和則氏 |
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鉄道情報システム
営業推進本部
事業開発推進室
主任(技術担当)
加茂宏一氏 |
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鉄道情報システム株式会社(以下、JRシステム)は、JRみどりの窓口の予約販売業務を支える日本最大規模のオンライン・リアルタイム・システムである座席予約・販売システム「MARS(マルス)」の開発と運用を担う企業である。MARSは、JRの旅客事業を支える巨大なサービス基盤であるとともに、公共性が高く国民生活につながりの深い社会インフラとしての使命も帯び、稼働率99.999%という高度安定稼働を実現している。JRシステムでは、これらの開発と運用実績から得た知識と経験を活かし、ネットワークを含むシステムの開発・構築から保守・運用にいたるまで、総合的なソリュー ションサービスを提供している。
「JRシステムでは、2011年12月に新しいデータセン ターを竣工しました。日本データセンター協会のファシリティ基準で最高レベルのティア4に相当する信頼性の高いセンターです。建設計画と並行して提供すべきデータセンターサービスの検討を進めてきました。お客様の機器やデータ資産を安全・安心にお預かりするとともに、お客様のビジネスを支える高品質で豊富なサービスを提供することを基本方針として掲げました」と営業推進本部 事業開発推進室 副室長の杵島和則氏は語る。
大規模システムの運用実績で培った“安全・安心”なサービスとソリューションをお客様に提供する――これが、社員のおよそ9割を技術者が占めるというJRシステムのポリシーである。
「お客様のシステムをお預かりするハウジングサービス、お客様の災害対策や事業継続計画を支える バックアップサービスを提供することは初期の段階で決められました。問題は、まだ黎明期にあった “クラウドサービス”をどのように提供するかでした」と事業開発推進室 主任(営業担当)篠遠光哉氏は当時の様子を述懐する。JRシステムがクラウド サービスの検討を始めたのは2009年。クラウドに対するサービスベンダーの解釈も様々で、その定義は揺れていた。
「JRシステムが提供すべきは“安全・安心なクラウドサービス”である、という大きな指針を最初に確認しました。しかし、安心なクラウドをどう実現するか、競争優位を発揮できるサービスメニューは何か、ということについてプロジェクト内でなかなか明確にできない状態が続きました」(篠遠氏)
「これらの解決に向けたヒントを与えてくれたのがHPです」(杵島氏)
JRシステムは、本プロジェクトにおいてHPが提供する「クラウドワークショップ」と「クラウドコンサルティング」を採用した。
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鉄道情報システム
営業推進本部
事業開発推進室
主任(営業担当)
篠遠光哉氏 |
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HPは、世界86個所にあった自社のデータセンターを6拠点に統合し、世界屈指のプライベートクラウドを構築した経験を持つ。また、数多くのデータセンター事業者やサービスプロバイダーに対してクラウドサービス基盤の構築を支援してきた。HPが提供する「クラウドワークショップ」と「クラウドコンサルティング」には、これら豊富な経験から培ったノウハウが凝縮されている。
「初期に実施したワークショップにおいては、プロ ジェクトメンバー間の認識合わせ、提供すべきクラウド サービスのコンセプト、そのために必要なサービス基盤のあり方、サービスメニュー、収益モデルと投資対効果について包括的に議論することができました」(篠遠氏)
社内メンバーだけで構成されたプロジェクトでは、製品や技術などクラウドの一側面に議論が集中してしまうケースも起こり得る。篠遠氏は「ワークショップでの包括的な議論を経て、サービス開始までのロードマップをプロジェクトの全員で共有できたことに大きな意義がありました」と評価する。
事業開発推進室 主任(技術担当)加茂宏一氏は、「HPのコンサルタントを交えて議論を進めながら、目標と基本方針をメンバー間で確実に共有できました。また、サービス開始までに解決しなければならない課題を具体化できたことも収穫でした」と語る。
このワークショップを経て、以降はロードマップに沿って段階的にコンサルティングが提供された。具体的には、サービスメニューとビジネスモデルの策定支援、そしてクラウドサービス基盤の構築に向けた要件整理と技術支援である。
「サービスメニューの策定については、事業としてお客様から対価をいただくためのノウハウを、HPのコンサルタントが豊富に持っていることを実感しました。たとえば、他社と同じサービスでも、どのようなシステムをどのように運用するかで大きく収益が変わります。中でも重要な示唆は、サービス基盤の“運用の効率化”でした」(加茂氏)
運用の効率化、そのカギを握るのはHPが提供する“自動化テクノロジー”だった。 |