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復活する日本の半導体産業、世界と戦うための変革へ

株式会社ルネサステクノロジ

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復活する日本の半導体産業、世界と戦うための変革へ
合併に伴う基幹業務の統合とシステム再構築にチャレンジ

  デジタル家電産業の根幹を支える日本の半導体産業が、急速に復活している。そのキーとなる担い手の1社がルネサス テクノロジだ。ユビキタス時代の世界半導体競争を勝ち抜くために、日立製作所と三菱電機の半導体部門が事業統合したルネサス テクノロジは、速やかに2社の基幹業務の統合を決定。2005年10月にはItanuim2ベースのプラットフォーム上でSAP R/3をビッグバン導入し、2007年にはメインフレームから脱却する。ルネサス テクノロジは、大規模合併および基幹システムの統合を経験しているHPのノウハウも活用し、柔軟で俊敏なIT基盤を志向する。
お客様のチャレンジ
HPのソリューション
ビジネスベネフィット
会社概要
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株式会社ルネサス テクノロジ

お客様のチャレンジ

日立と三菱の半導体部門を事業統合しユビキタス時代の半導体リーダーを目指す

いつでも、どこからでも必要な情報にアクセスし、コミュニケーションできるユビキタス時代。それはあらゆる機器にマイコンやメモリなどが組み込まれる、いわば顔の見えないコンピュータ時代でもある。家電製品や自動車に次々とマイコンやメモリが搭載されている今、その膨大な市場をめぐって、世界の半導体メーカはしのぎを削る。

ルネサステクノロジは、2003年4月に日立製作所と三菱電機の半導体部門を事業統合してスタートし、現在世界第3位、日本では最大規模の半導体専業メーカだ。両社の豊富な経験と実績を持つ人的・技術的資産を強化し、カーナビ向けMCUでシェア80% 、携帯電話RFモジュールのシェア60% など、数多くの「世界トップシェア」を獲得している。

ユビキタス時代の半導体リーダーを目指すルネサス テクノロジは、モバイル、自動車、そしてPC/AVの3つの分野に注力。これらの分野を横断的に結ぶネットワーク、セキュリティ、超ローパワー、アナログ・RFといった重要技術においても、卓越したソリューションを提供する。

世界の競争に勝つために2社の基幹システムを速やかに統合

株式会社ルネサス テクノロジ IT戦略統括本部 副統括部長 野村 進二 氏
  株式会社ルネサス テクノロジ
IT戦略統括本部
副統括部長 野村 進二 氏
日立、三菱という歴史ある企業の部門が合併しただけに、文化やビジネスの方法論の違い、並立するIT基盤の統合が大きな課題となった。しかし競争の激しい世界で、競合に伍して戦うには、「一国二制度」状態からの一刻も早い脱却が課題となる。そのためには、変化の激しい半導体ビジネスを支えるIT基盤の統合が決定的に重要となる。

ただ半導体業界は、好況、不況のサイクルが短く、1〜2年という短期間で投資を考えないと、経営的にリスクを抱えることになるという経験則がある。「ロングレンジのプロジェクトは難しい」のが現状で、今回のIT基盤の統合も短期構築が至上命題だ。IT戦略統括本部 副統括部長 野村進二氏は語る。

「両社の文化やビジネスの方法論の違いから、それを支えているシステムを一挙に統合することは不可能でした。例えば、日立はほとんどの業務をシステム化する、三菱は必要最小限のみをシステム化するということで、予算も人員にも大きな違いがありました。そして基幹システムのメインフレームもベンダーが異なるなど、すぐに全面的に統合することは難しいので、まず対外的な顔となる通信インフラの統合を先行しました」

「必要最小限のシステムでは世界と戦えない事は明らかだが、逆に必要以上にシステム化すると変化への柔軟な対応が難しくなる」(野村氏)ため、世界と戦うための全く新しいIT基盤が必要との結論に至った。そこで当面必要となる基幹システムを残し、新IT基盤とインタフェースをとる方式を採用。今までとは違う全く新しい概念の基幹システムの構築を計画する。

HPのソリューション

Itanium2を核としたHP-UXサーバ、Windowsサーバ、Oracleという「オープンスタンダード」にこだわり最適な統合システムを提案

株式会社ルネサス テクノロジ IT戦略統括本部 ITインフラ部 担当部長 益田 昌裕 氏
  株式会社ルネサス テクノロジ
IT戦略統括本部 ITインフラ部
担当部長 益田 昌裕 氏
  株式会社ルネサス小平セミコン  情報技術本部 情報システムグループ グループマネージャ 西澤 克己 氏
  株式会社ルネサス小平セミコン
情報技術本部
情報システムグループ
グループマネージャ
西澤 克己 氏
野心的なシステム統合に向けて動き出したのは2003年10月、5社にRFPが出された。その時点で、2007年を目標としたメインフレームからの脱却と、日立、三菱の世界における拠点やグループ会社で多く使われているSAP R/3 の採用が決まった。SAP R/3を採用した理由の1つに海外の現地法人は10年以上SAP R/3とOracleを使っており、エンジニアが育っていることも理由だった。新たなものを選ぶとエンジニアの育成が問題になるからだ。

株式会社ルネサス小平セミコン 情報システムグループ グループマネージャ 西澤克己氏は、「コストパフォーマンス、ベンチマークの高さ、国内外での実績、サポート内容メニュー、今後の製品ロードマップと継続性、ハードの信頼性とOSの信頼性が、新たなIT基盤構築を託すベンダーの選定条件でした」と語る。

また、IT戦略統括本部 ITインフラ部 担当部長の益田昌裕氏は、「本システムの主なRFP要件としては、最適なSAP R/3用データベースの選定、全世界の関連会社にシステムが展開可能であること、ハードウェアのトラブル対応が全世界のコールセンターでカバー可能であることでした。このRFPを2004年2月に提示した結果、ベンダー候補は3社に絞られました。その際、日本語に加えて英語版の提案書の同時提出をお願いしたところ完成度の高い提案書を提出していただいたのはHPでした」という。

HPは、データベースにOracle 9iを採用し、Itanium2搭載のHPIntegrity Superdomeを核としたHP-UXサーバとWindowsサーバを組み合わせた統合システムを提案することで、コストパフォーマンスの良さ、性能と将来性をアピール。また、ストレージなど既存の資産を有効活用し、FCスイッチによるSANによってスループットが高く安定したインフラの構築、さらに基幹システムのインフラ構築の際にHP Expressサービスによってサーバの構成情報を詳細に把握し、将来的な変更にも柔軟に対応できる体制を提案した。

市場環境の変化に柔軟に対応できるシステムを志向

その結果、2004年5月、HPが採用される。HPが提案した最新のItanium2をベースにしたマルチプラットフォーム・システム上で、SAP R/3をビッグバン導入するという大きなチャレンジの始まりだった。

「Itanium2 のパフォーマンスの高さ、論理設計の確かさ、そしてRFPより一歩踏み込んだ提案を評価しました」(西澤氏)

「HPを選択した要因は、データベースとして業界標準であるOracleを提案したこと、Itanium2とHP Integrityサーバのパフォーマンスの高さを評価。また、OSの基盤技術、グローバルサポート体制、そしてHP-UXサーバとWindowsサーバを組み合わせることでビジネス変動に柔軟に対応できるハードウェア構成だった点です。小さなものを組み合わせることで、スケールアップとスケールアウトの対応が可能な点も評価しました」(益田氏)

変化の激しい半導体ビジネスだけに、システムにも柔軟な対応が不可欠となる。それが、HP-UXサーバとWindowsサーバを組み合わせることでスケーラビリティを確保。ただ、Itanium2+SAP R/3のビッグバン導入という基幹システムだけに、大いなるチャレンジであることに間違いはない。

「Itanium2は最先端であり、ちょっと心配でした。関連パッケージ製品が揃うのにも時間がかかるのではないかと思ったからです。しかし、世界と戦えるシステムをいち早く構築するということでチャレンジしたわけです。導入を開始してわかったことですが、この心配は杞憂でした」(野村氏)

現在、各ベンダーと共同開発テストを行っており、年末にかけて検証を行った後エージングを行い、2005年5月には一部の機能をカットオーバーする。そして、10月には受発注、資材管理、生産計画など基幹システムのほとんどが稼動する予定だ。


ビジネスベネフィット

リアルタイム経営による迅速な意思決定実現に期待

 
 
現在、2005年のカットオーバーを目指して構築しているシステムへの期待は高い。そして、2007年3月にはメインフレームから全面的に新システムに移行する計画だ。移行期間を設けたのは、海外の販社やグループ関連会社、国内外40社の調整に時間がかかるためだ。カットオーバー時は8,000人のユーザを想定し、最終的にはグループ会社40社を含め2万人が利用する予定だ。

「システムのパフォーマンスに最も期待しています。なお、予算は決まっているので、今後どこまでユーザ数を増やすのか、ライセンス料がかかるだけにそこが悩ましいところです。これから国内から海外展開に移りますので、大規模な企業合併を乗り越えるという経験からHP社が得たノウハウ、それに基づく提案に期待しています」(益田氏)

「トータルで200億円の予算を使うので1日でも早くシステムを立ち上げることが課題です。また、早く稼働させないと景気の影響を受けるだけでなく、世界の競争に負けてしまいます。このシステムが稼動すれば、販売動向などをリアルタイムで把握できるようになり、タイムリーな意思決定が可能になります。例えば、受注が増えたら増強し、在庫が増えたら生産を縮小する。またコスト増になればそれを圧縮するアクションをとる。それにより、大きな利益を出せる体質に変えていくのがこのシステム導入の狙いです」(野村氏)

激しいグローバル半導体競争を勝ち残るために速やかな基幹システムの統合を決定したルネサス テクノロジのように、企業統廃合が一般的となった今、合併後のIT基盤の迅速な統合は大きな経営課題だ。そうした変化に対して速やかに、将来を見越したIT戦略を実践しているルネサス テクノロジのチャレンジは、経営戦略を実現する明確なロードマップとして、業界を越えて見習うベストプラクティスだといえるだろう。


ルネサステクノロジのチャレンジ

 
  • メインフレームからオープンシステムへの移行
  • SAP R/3のビッグバン導入によって2社の業務を統合
  • スピーディな基幹システムの構築
 

HPの提供ソリューション

 
  • HP-UX + Windowsを組み合わせた最適化システム
  • 短期間での基幹システム構築とワールドワイドでの展開
  • HP Expressサービスによる変更にも柔軟に対応できる体制
 

ルネサステクノロジの要求にHPが出した結果

 
  • スピーディなシステム構築
  • システムのパフォーマンス
  • ワールドワイドでのサポート
  • コストパフォーマンス
 
 

会社概要

株式会社 ルネサス テクノロジ(Renesas Technology Corp.)
本社所在地: 〒100-6334 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号(丸ビル)34階
設立: 2003年4月1日
代表者(社長&CEO) : 伊藤 達
資本金: 500億円 (株式会社日立製作所55%、三菱電機株式会社45%)
事業内容: マイコン・ロジック・アナログ等のシステムLSI製品、ディスクリート半導体製品、フラッシュメモリ・SRAM等のメモリ製品の開発、設計、製造、販売、サービスの提供
URL: http://japan.renesas.com/homepage.jsp

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  

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