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ブロードバンド革命を支えるITマネージメント

ソフトバンクBB株式会社

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ブロードバンド革命を支えるITマネージメント

2001年のサービス開始以来、我が国の通信環境を一気にブロードバンドに移行させたYahoo! BB。
そのシステム構築と運用を一手に担うソフトバンクBBが、ブロードバンドネットワークの運用管理 基盤を刷新した。「世界最大級のIPネットワーク」が選択した、成長戦略を支えるITマネジメントとは。

事例キーワード

業種: 通信業・IT
ソリューション: ITコンソリデーションマネージメント
製品: HP OpenView
お客様のビジネス課題
課題と挑戦
今後の展望
会社概要
PDF(247KB)

お客様のビジネス課題

急速に拡大するネットワークとサービス スケーラブルな運用基盤の構築が急務

  ソフトバンクBB株式会社  ネットワークオペレーション本部 本部長 福智道一 氏
ソフトバンクBB株式会社
ネットワークオペレーション本部
本部長 福智道一 氏
ADSL/FTTHサービスからIP電話、無線LANサービス、ブロードバンドTVや法人向け各種サービスまで――
「Yahoo! BB」は、画期的なブロードバンド・サービスを矢継ぎ早に提供してきた。利用者も急増し、スタートからわずか3年で471万人(2005年1月末現在)を超える接続加入者数を持つ国内最大規模のプロバイダに成長した。そのYahoo! BBが今回運用管理システムを一新した。理由は何か。Yahoo! BBの運用管理センター「Super-NOC(Network Operation Center)」にソフトバンクBBネットワークオペレーション本部長 福智道一氏をお訪ねした。

「必要だったのは、将来に向けたスケーラブルな管理基盤です。ノウハウを最大限に活用することで、障害対応のスピードアップや質の向上を実現するという目標も同時に掲げました」(福智本部長)

利用者増やサービス拡大に応じ増強され続けてきたYahoo! BBは、いまや広帯域バックボーンを軸に全国3,990の接続拠点を結ぶ世界最大級のIPネットワークである。大規模化につれ、DSLAM、スイッチ、ルータなど監視対象となる機器も急増。監視対象は20万ノード以上、イベント数は1日10万件にも達する(2004年8月時点)。監視対象の増加に対応するとともに、今後のビジネス展開にも即応できる新たな管理基盤の構築が急務だったのだ。2003年11月、新「統合管理基盤」構築のプロジェクトがスタート。その中核として採用されたのは、HP OpenViewを中心とするHPのインフラストラクチャ製品である。

課題と挑戦

20万ノードという世界最大規模のネットワーク管理を実現

「管理ソリューションとして、実際のところHP Open-View以外の選択肢はありませんでした」と福智本部長は語る。第一の理由はスケーラビリティ。20万ノードの ステータス情報を収集するためには、ポーリングやメッセージハンドリングに極めて高い性能が求められる。これに応えたのがHP OpenView Network Node Manager(以下NNM)7.01 AEだった。 マルチスレッド化されたステータスポーリングにより、単体のNNMで5万オブジェクト以上の検出を可能にした。

「コンサルタントとしてのHPの能力も魅力でした。上流工程で描いた理想を、技術的解決も含めきっちりと運用レベルにまで落とし込んでもらえました」と福智本 部長が語るように、開発にあたってはHP OpenViewのテクノロジーとITマネジメントに精通したHPのコンサルタントが参加。徹底的な現場ヒアリングとオブジェ クト指向のモデリング言語UMLを用いた要件定義によって、複雑な管理業務のシステム化もスムーズに行なえ、短期開発につながったという。 2004年11月、全システムが稼動を開始。その概要を紹介しよう。

NNMが収集したバックボーンのイベント・メッセージは、 DSLAM、MRTG、SYSLOGのデータとともに、HP OpenView Operationsによってフィルタリングされ、重要なものだけがSuper-NOCに送られる。管理コンソールでは、独自に開発された「Correlation Engine」 がそれらの情報と構成情報DB、予定工事DBの内容を照合し、上位障害に伴う下位機器のアラームや工事に伴うアラームなど不要な情報を自動的に排除する。階 層的なメッセージ連携によって、誤検知を削減し障害検知の効率と精度を向上させるというわけだ。こうしたアドオンによる機能強化が容易なことも、HP OpenView が選ばれた理由のひとつになっている。


今後の展望

「変化」を「管理」し、高い信頼性を実現ITILを軸に進化するSuper-NOC

Super-NOCによるネットワーク監視
Super-NOCによる
ネットワーク監視
今回のプロジェクトの成果として、「目に見える障害がまず削減できました」と福智本部長は語る。障害件数 は実に68%削減、障害原因の切分け時間も1件あたり5分〜10分短縮されたという。しかし、Yahoo! BBの 信頼性を支えるネットワーク・マネジメントはこれで完成されたわけではない。
「最終的には、ITサービスすべての情報を一元的に管 理し、フロントエンドに提供したいと考えています」
インシデント、問題解決、構成変更などの情報を集約し コントロールすることで、障害そのものを削減させる。さらにコールセンターや営業窓口が、これらの情報を 即座に利用できるようにすることで利用者の満足度を向上させるのだという。

「サービスの信頼性と顧客満足度を向上させるための取り組みには、終わりはありません。そのために、新た な管理手法を積極的に採用していきます」
福智本部長が注目しているのは、システム運用業務を体系化したフレームワーク「ITIL(Information Technology Infrastructure Library)」だ。ベストプラクティスをベースとしたITILなら、管理に関るあらゆる情報を蓄積しつつ、サービスの均一化や継続的な改善に活かす ことができる。現在ソフトバンクBBでは、HPとともにITILへの取り組みを加速させている。インフラストラクチャ・テクノロジーに強みを持つHPは、長年にわたって ITILベースのサービス管理を推奨。グローバル・レベルでITIL推進に貢献してきた実績がある。

「急速に進化するブロードバンドの世界では、テクノロジーはもちろんのこと、管理プロセスもつねに進化していかなければなりません。Yahoo! BBの信頼を磨き上 げ、ブロードバンド先進国としての日本を支えていく―― 私たちのチャレンジを支えてくれるのは、HP Open-Viewというテクノロジー、そしてITILによる『人とプロセスの進化』なのです」

システム構成図 Yahoo! BBの世界最大級のIPネットワークを統合管理する「Super-NOC」
[ 拡大図へ ]

会社概要

ソフトバンクBB株式会社
所在地: 東京都港区東新橋1-9-1
代表取締役社長 兼 CEO: 孫 正義
資本金: 1,480億円
設立: 2000年5月16日(合併 2003年1月7日)
事業内容: 「Yahoo! BB」を中核としたブロードバンド・サービスを支えるインフラや各種サービスの提供、及び技術開発から営業、販売、サポートまでを一貫して行なう。またIT関連の流通事業とサービスを提供し、ブロードバンドやイーコマースの関連事業会社を統括、管理する。
URL: http://www.softbankbb.co.jp/

  本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり閲覧される時点で、変更されている可能性があります。予めご了承下さい。  


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