| 「管理ソリューションとして、実際のところHP Open-View以外の選択肢はありませんでした」と福智本部長は語る。第一の理由はスケーラビリティ。20万ノードの
ステータス情報を収集するためには、ポーリングやメッセージハンドリングに極めて高い性能が求められる。これに応えたのがHP
OpenView Network Node Manager(以下NNM)7.01 AEだった。
マルチスレッド化されたステータスポーリングにより、単体のNNMで5万オブジェクト以上の検出を可能にした。
「コンサルタントとしてのHPの能力も魅力でした。上流工程で描いた理想を、技術的解決も含めきっちりと運用レベルにまで落とし込んでもらえました」と福智本
部長が語るように、開発にあたってはHP OpenViewのテクノロジーとITマネジメントに精通したHPのコンサルタントが参加。徹底的な現場ヒアリングとオブジェ
クト指向のモデリング言語UMLを用いた要件定義によって、複雑な管理業務のシステム化もスムーズに行なえ、短期開発につながったという。
2004年11月、全システムが稼動を開始。その概要を紹介しよう。
NNMが収集したバックボーンのイベント・メッセージは、
DSLAM、MRTG、SYSLOGのデータとともに、HP OpenView Operationsによってフィルタリングされ、重要なものだけがSuper-NOCに送られる。管理コンソールでは、独自に開発された「Correlation
Engine」 がそれらの情報と構成情報DB、予定工事DBの内容を照合し、上位障害に伴う下位機器のアラームや工事に伴うアラームなど不要な情報を自動的に排除する。階
層的なメッセージ連携によって、誤検知を削減し障害検知の効率と精度を向上させるというわけだ。こうしたアドオンによる機能強化が容易なことも、HP
OpenView が選ばれた理由のひとつになっている。 |