| HP RDP を使って投資効果の高いリカバリーシステムを確立
安定稼働を優先に考えてリブートが不要なRed Hat Enterprise LinuxをOSに選んだのは「大正解だった」と照井氏は言う。事実、2007年1月の稼働開始から半年近くを経ているが、OSに起因する障害はただの一度も起きていない。
プラットフォームとしてHP ProLiant DL シリーズを採用したのも、安定稼働を追求した結果だという。
HP ProLiant の大きな魅力のひとつにサーバを管理するソフトウェアの充実がある。まず、リモート管理機能HP Integrated Lights-Out(iLO)が標準搭載されていることだ。IT部門の担当者は本社にいながら、データセンター内のサーバのBIOS 状況まで把握、必要に応じて遠隔でリブートができる。
「基幹アプリケーションサーバは、コールドスタンバイというシンプルな形の冗長化をしています。本番機に障害が起きたときには、iLOでスイッチングすれば、5分でスタンバイ機によるサービス再開ができます」と山本氏は話す。
また同社のデータセンターでは、機能しているサーバ5台の他にOSも設定情報もインストールしていない予備機を1台用意している。5台のいずれかに障害が発生した際は、HP Rapid
Deployment Pack(RDP)を使って、OS、アプリケーションなどをイメージファイルにして予備機に配信。予備機がプリントサーバや運用監視サーバの代替機として即座に機能するのである。
もうひとつ、アプリケーションサーバが接続する2つのセグメントに対してNICを冗長化し、NCUを活用することで効率良くコントロールしている。
DURL、BSP-RMの活用で帳票のマイグレーションもスムーズ
帳票のマイグレーションには、株式会社ビーエスピー・プリズムの帳票システムDURLを活用した。
「導入したオープンCOBOLにはDURLとの連携ツールがあり、これをエステー用に加工して使えるなど、マイグレーションのための手法が整備されていました」と照井氏は評価している。
帳票の仕分けソフトとしてメインフレームで使用していたA-SPOOLも株式会社ビーエスピーの製品だが、同社のオープンシステム用帳票管理システムBSP-RMを使うことで、若干の修正程度で同等の機能を継続して使うことができた。 |