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電子政府ネットワーク構築事例

杉並区役所

導入事例

杉並区役所
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構築・運用をHPに任せ高い可用性を実現
電子区役所のコアとなる全庁ネットワーク

電子区役所の実現を目指した取り組みを、積極的に進めている杉並区役所。ここではそのコアとなる全庁ネットワークを2002年4月に完成させている。このネットワークの構築に当たっては約10社のITベンダから提案を募集、最終的にHPの提案を採用した。決め手になったのは可用性を重視した提案内容。冗長性を確保した設計はもちろんのこと、具体的な故障率まで示した製品の堅牢性に関する説明や、高可用性を支える運用体制の確立も高く評価されている。利用されているネットワーク機器にはHP製品以外のものも含まれているが、HPではNES※(Network Environment Support)によってマルチベンダ環境を一元的にサポート。"止まらない"ネットワークの実現に大きな貢献を果たしている。

※NES(ネットワーク・エンバイルメント・サポート)
マルチベンダ環境のネットワークトラブルをひとつの窓口で対応。マルチベンダ環境に 精通したエンジニアが障害切り分け、ネットワーク機器のソフトウェアサポートなど幅広 い技術支援を行い、ネットワークのダウンタイムと業務上のリスクを最小限に抑えます。

  導入背景
システムの課題
  システムの構築
  システムの効果
  会社概要
  PDF(176KB)
  担当エンジニアに聞く

事例キーワード

 
製品: ネットワーク製品
業種: 公共/官公庁
ソリューション: 企業情報インフラ
 

導入背景

電子区役所に向けた取り組みを推進
コアとなる全庁ネットワークにHPを採用

杉並区役所庁舎外観
杉並区役所庁舎外観
杉並区役所 政策経営部 IT推進課長 玉山 雅夫 氏
杉並区役所
政策経営部 IT推進課長
玉山 雅夫 氏
 "IT革命"の進展によって情報流通やコミュニケーションのあり方は劇的に変化し、企業活動や社会生活に大きな影響を与えるようになってきた。日本政府も2001年に「IT基本法」を施行すると共に「e-Japan重点計画」を策定、5年以内に世界最高水準のIT環境を整備するための計画が推進されている。このような状況の中"電子区役所"の構築を目指した取り組みを積極的に進めているのが杉並区である。2002年10月に「電子区役所の構築を目指して」と題し、電子区役所実現に向けた基本方針とアクションプランを発表。ITを活用した"顧客志向"の行政サービスを実現することで区民生活の利便性を高めると共に、区民参加とパートナシップによる街作りや、行政の効率化などの区政経営改革等が目指されているのだ。

 もちろん電子区役所を実現するためには、そのためのインフラを確立しておかなければならない。特に重要なのがサービスのコアとなる全庁ネットワークの構築である。「区民の皆様の利便性を効果的に高めていくには、庁内の電子化も積極的に推進する必要があります」というのは、杉並区役所政策経営部でIT推進課長を務める玉山氏。庁内のIT化によって業務を効率化しておくことは、電子区役所を実現する上で欠かすことのできないプロセスなのだという。「東京都ではITによる庁内の合理化によって紙資料の20%削減と人的コストの10%削減が可能だと試算しています。杉並区では今後10年間で職員を 1000名削減することが目指されていますが、この目標を実現する上でも、庁内のIT化は重要な役割を担うことになるのです。」

 杉並区役所ではこれまでにもFDDIを利用した庁内ネットワークが構築されており、この上で事務系のシステムと情報系システムが利用されていた。しかしこのネットワークはすでに容量的な限界に達しており、同一ネットワーク上に事務系と情報系が存在する環境で個人情報を保護するために、行える事務処理に制約があるという問題も抱えていた。また杉並区役所には200ヶ所を超える出先事務所があるが、これらをいかにして接続していくかという課題も残されていたという。

 このような問題を解決するために、杉並区役所は2000年度に新たな庁内ネットワークの構築計画に着手。2001年度には情報系ネットワークを担当する「IT推進課」を設置し、構築プロジェクトを開始する。まずは約10社のITベンダに声をかけて各社の提案を募集し、これらの中からHPの提案を採用。そして2001年11月から詳細設計と機器調達、ネットワーク構築を進め、2002年4月に新しい情報系ネットワークを完成させるのである。
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システムの課題

可用性の重視が採用の決め手
サポート体制の充実も高く評価

杉並区役所 政策経営部 IT推進課 内田 健一 氏
杉並区役所
政策経営部 IT推進課
内田 健一 氏
 それではなぜ、数多くのITベンダからの提案の中からHPのものが採用されたのか。杉並区役所政策経営部IT推進課の内田氏は「"Always on"というキーワードが決め手になった」と説明する。「他社の提案では"いかにして帯域を確保するか"が中心で、ネットワークの可用性に関して明確な表現をしてくれるところはありませんでした。しかしHPは最初から"ノンストップを目指す"と明言し、ユーザにとって使えない時間を年間数秒まで落とすと言ってくれたのです」

 HPの提案内容において、可用性を高めるためのポイントは大きく3点あったと内田氏はいう。冗長性を確保した設計内容、堅牢な製品の採用、そして運用サポート体制の充実だ。特に製品とサポートには、HPならではの特長がはっきりと現れていたという。

 まず製品の堅牢さに関しては、故障発生率の数字を明確に提示することで、ハードウェアそのものの壊れにくさが示された。故障発生率についてはっきりとしたコメントを出したベンダは、HPの他には1社しかなかったという。

 運用サポートに関しては、24時間365日の保守を完全に任せられる体制であることが評価された。ネットワークの状態はHP OpenView NNM(Network Node Manager)を利用し、HPマネジメントサービスによって常時監視。万一問題が発生した場合にはネットワークサポートのプロ集団である「ネットワークサポートスペシャリストに情報を伝達、緊急出動を行うと共にリモートから問題原因の切り分け等を行い、迅速に復旧させる。今回のシステムではHP製品以外のネットワーク機器も導入されているが、これらに関するマルチベンダサポートについてもHPのレスポンスセンタが窓口になることで対応を一元化。さらに問題の発生状況や対応状況、改善に関する提案やトラフィック量、procurve 稼働率などは月次レポートとしてまとめられ、杉並区役所における定例ミーティングで提出されるようになっている。

 「私たち事務職員がどんなに頑張っても、ITのプロにはかないません」と内田氏。「最終的に重要なのは、どれだけ安心して任せられるのか。HPは充実したサポート体制を用意してくれることで、この要求に応えてくれたのです。」
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システムの構築

3つの層でネットワークを構成
800台を超えるHP Procurveを導入

ネットワーク運用状況について毎月報告されるレポート類
ネットワーク運用状況に
ついて毎月報告される
レポート類
 今回構築されたネットワークの構成は図に示すとおり。アクセス層、分散層、コア層の3つのレイヤ(層)から構成されている。アクセス層はエンドユーザの PCが直接アクセスする部分。無線LAN機器とこの無線LAN機器からの接続を収容するレイヤ2スイッチで構成されており、庁舎のフロア毎に設置されている。アクセス層からの接続は庁舎毎に用意された分散層に収容。ここにはギガビットのルーティングスイッチが利用されている。さらに分散層からの接続は、ギガビットのルーティングスイッチを利用したコア層に収容される。このコア層には他にも、既存の基幹系ネットワークやサーバ群を接続するLAN、200ヶ所を超える出先事務所をつないでいる広域WANが接続されている。

 無線LAN機器とごく一部のルータ、ファイアウォールを除き、ほぼ全てのネットワーク機器は「HP procurve」が利用されており、その数は800台を超えている。これは前述のように、製品の堅牢さが高く評価された結果である。

 「HP製品は本当に故障が少ないということを実感しています」というのは、杉並区役所政策経営部IT推進課の大塚氏。HP製品が原因になったトラブルは、これまでほとんど発生していない。HP のサポートは機器の故障などによって発生する問題よりも、むしろオペレーションに起因する問題への対応で大きな効果を発揮しているという。

 例えば杉並区役所では年に1度、全館停電を実施しているが、この時ネットワーク機器の電源投入操作を誤ったためにネットワーク障害が発生したことがあった。HPはこれに対して即座にエンジニアを派遣、コールから1時間半で現地での復旧作業に着手している。またこのトラブルに伴い一部のハードウェアが故障したが、これに関しては迅速に代替機を準備。ユーザに対するサービスには全く影響を与えずに復旧を完了させているのだ。HPサポートの迅速さと的確さは、この一例を見るだけでもはっきりわかる。

杉並区役所ネットワーク構成図  
図1 [ 拡大図へ ]
 製品やサポート体制だけではなく、エンジニアの技術力に対する評価も高い。「HPのエンジニアは一度請け負ったことは必ず実現してくれます。だからこそこれだけ信頼性の高いネットワークを実現できたのだと思います」(内田氏)

システムの効果

情報伝達を飛躍的にスピードアップ
今後もネットワークを拡充していく

杉並区役所 政策経営部 IT推進課 大塚 敏 氏
杉並区役所
政策経営部 IT推進課
大塚 敏 氏
 すでにこの情報系ネットワークは、庁内業務の効率化に大きな貢献を果たしている。例えば行政考査を行う場合、以前は紙で情報を伝達していた上、情報伝達の階層も6階層あったため、情報が伝わるまでに長いときには2〜3日かかっていたという。しかし現在では電子メールやファイルで情報を伝達でき、伝達階層も2階層にまで削減することで、この時間を30分程度にまで削減している。これだけはっきりと効果が実感できれば、ユーザによる利用も活発化する。現在ではネットワークが止まってしまうと、職員の仕事も止まってしまう状況だという。

 「杉並区役所では電子区役所の実現に向けて、今後もネットワークを拡充していきます」と大塚氏。「これからもHPの支援を受けながら、信頼性の高いネットワークを作っていきたいと考えています。」


杉並区役所概要

所在地: 東京都杉並区阿佐谷南1-15-1
職員数: 4608名(2001年4月1日現在)
杉並区の誕生: 1932年(昭和7年)
杉並区の人口: 52万1477人(2003年3月1日現在)
杉並区の面積: 34.02平方キロメートル
URL: http://www.city.suginami.tokyo.jp/

担当エンジニアに聞く


〜止まらないネットワークを実現するため、迅速さと予防重視の運用サポートを提供〜

第2アカウントサポート本部 ネットワークサービス担当 山下 博史
第2アカウントサポート本部
ネットワークサービス担当
山下 博史
第2アカウントサポート本部 ネットワークサービス担当 野澤 健治
第2アカウントサポート本部
ネットワークサービス担当
野澤 健治
 今回の杉並区役所様のネットワークでは"止まらない"ことが最重要課題となりました。そのためにはネットワーク機器の選定やネットワーク構成の設計はもちろんですが、運用サポートをどのように提供するかも重要です。HPではそのために、大きくふたつのポイントに配慮しています。

 まずひとつは万一止まった場合に、いかに迅速に対応するかです。HPでは問題発生のコールを受けてから4時間以内でカスタマエンジニアが現場に到着することを目標にしていますが、実は一番大切なのは到着してからの作業スピードです。HPではマネジメントサービスやNESといったサポート体制によって、カスタマエンジニアが移動している間に問題の切り分けを完了させます。そのためカスタマエンジニアは、現場に到着してすぐに作業を開始できるようになっています。

 もうひとつはできるだけ止まらないように"先手を打つ"ことです。これは迅速な対応以上に重要だといえるでしょう。システムの弱点を早く見つけて取り除いてしまうという予防措置こそが、可用性を高める上で最も効果的だからです。HPではそのためにネットワーク機器の稼働情報を常に収集しており、必要に応じてパッチの適用や新しいファームウェアの提案を行っています。

 このような対応を続けることで、お客様に十分ご満足頂けるネットワークを実現できたと自負しています。これからも信頼性を高め続けるために、プロアクティブなサービスとスピーディなリアクティブサポートをご提供していきたいと考えています。


  本ページに記載されている情報は2003年6月時点のものになります。
閲覧される時点で変更されている可能性がありますので、予めご了承下さい。
 

  (注):本ページからリンクされているPDFカタログに記載の電話番号の一部が変更されております。お手数をおかけいたしますが、お問い合わせの際はこちらにてご確認の上、お電話ください。何卒よろしくお願い申し上げます。  
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