厳しい要件に応えるシステムのあり方を追求
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富士ソフトABC株式会社
オラクル室
室長 福田啓氏 |
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以上の要件に対して日本信号株式会社(以下:日本信号)が考慮したポイントを、高橋氏はこう語る。
「益々戦略的な役割を増してきた交通管制システムは、いつでも自由にさまざまな分析を図ることができる柔軟な環境を、保証する必要があります。そのためには、リアルタイムな交通量や速度データなど、各路線や交差点ごとの多岐にわたる生データを、長期間にわたって保つ仕組みを、築かなければなりません。また、今後も加速度的に増加する交通量にシンクロした拡張性が図れることも、必須条件となってきます。さらにコストや運用性を考慮しますと、当然そのプラットフォームには、IAサーバを採用するべきである、という結論に達しました。また、テラバイト・オーダの大量データをハンドリングする必要があり、しかも社会要請に応えながら、非常に短期間で構築を進めなければなりません。これらの要件を満たすには、データベースを新たに作り込むよりは、汎用性の高いOracle
Databaseを上手く活用することが得策です。そこで、Oracleソリューションの構築や運用に実績のある富士ソフトABCを、パートナーに選んだのです」
刻々と変化する大量の交通データを高頻度で更新し蓄積しながら、安定的に活用するためには、システム的な負荷分散を図る必要もある。そこで国内外の事例を調査・検討した結果、クラスタウェアとして大きな可用性を発揮するOracle9i
RACの採用が決定された。
「社会基盤を支える公共システムとしての償却期間の長さや、交通の安全を支える堅牢性、コストパフォーマンスなどを総合的に考慮して、当初からOSにはLinuxを想定しました。また、戦略的なデータの蓄積〜活用や管制業務に求められるレスポンス速度の実現などから、サーバやストレージなどハードウェアに求められる容量を割り出しました。その結果、ストレージは2テラバイトをレイヤー構成にした合計4テラバイトを用意。さらに富士ソフトABCのアドバイスもあり、Oracle9i
RACを構成するサーバは3ノード構成にして、負荷分散と信頼性をさらに高めることにしたのです」(久保田氏)
また、DBサーバの選定に関しては、HPがOracle9i RACにおけるベンチマークを公表している唯一のベンダであること、さらにOracleとの高い親和性を実現していることなどが評価され、HP
ProLiant DL580を選定。またストレージには、HP StorageWorks MSA1000が選ばれた。
以上のように、交通管制システムの「あるべき姿」を、高いコストパフォーマンスの下で実現する提案と、信号機メーカーとして交通管制業務や周辺システムを熟知し、多くの実績を築いてきた姿勢などが高い評価を基盤に、日本信号のプランが実装に移されたのである。
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