HPのアセスメントサービスを活用しブレード採用への自信を深める
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株式会社ティージー情報ネットワーク 基盤戦略推進部長 佐藤剛志 氏 |
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プロジェクト開始当時、東京ガス社内にあったオープン系サーバーは約800台、システムの数は200を超えていた。この膨大な数のサーバーをどのような方法で統合していくか。構築の実務にあたった東京ガスのIT関連会社、株式会社ティージー情報ネットワーク(以下、TGアイネット) 基盤戦略推進部の佐藤剛志部長は「まずはサーバーの物理的な統合を目指しました。選択肢としてはハイエンドの高性能サーバーによるスケールアップか、近年性能向上が目覚ましいブレードサーバーを使ったスケールアウトだろうということで、ベンダー数社からヒアリングを始めたのです」と振り返る。
そのベンダーの1つにHPも加わっていた。HPでは、フラッグシップのハイエンドサーバーHP Integrity Superdomeを利用するケース、HP BladeSystemを利用するケースなどのメリットやデメリットを整理。併せて、サーバー統合前に現状の環境を把握するアセスメント調査を実施すべきであることを強調した提案書を提出。その必要性を認識していたTGアイネットにこれが受け入れられ、2008年7月から3ヶ月をかけてHPがリードする形で、大規模なアセスメントが始まった。
実際の調査では、各種のログ取得ツールを活用。とりあえず稼動中のサーバーの半数にあたる約500台に対して、サーバーごとにリソース利用率をはじめとするさまざまなデータを自動取得していった。ただ、用意していたツールでは対応できないサーバーが一部出てきたため、サーバーの設定を修正したり、別の取得方法を試したりとTGアイネットとアイディアを出し合いながら、データ回収率を上げていった。これらのデータを基に、HPでは負荷状況などを整理、統合する際に負荷を平準化できるサーバーの組み合わせや仮想化技術の活用法といった具体的な解決策にまで踏み込んだ提案を行った。「アセスメントによりそれほどのスケールアップが求められるシステムはなく、ブレードでもいけるという確信が持てました」と佐藤氏はいう。800台を超える既存サーバーを順次統合サーバーに移行していくという投資戦略も、ブレードにフィットしていた。
提案のレベルも、東京ガス内でのシステムの重要度、本番環境と検証環境との使い分けといったところまで想定したものとなっており、高い評価を受けた。「アセスメントの具体的なノウハウを持っていたことはもちろんだが、我々と一緒になって取り組んでくれたことは非常にありがたかった」(佐藤氏)。
仮想化技術と管理ツールの優秀さ、実現性の高い提案からHPブレードを選択
アセスメント結果から、統合サーバーにブレードを採用するという方針は決まった。また、統合サーバーというリソースプールを仮想化技術で切り分け、仮想サーバー内を自由に使ってもらうという運用方針も明確化された。こうした観点で、2008年冬からは具体的なサーバー選定作業を開始。ベンダー各社から提案を募り、導入機種を絞り込んでいった。
「HPのBladeSystemが優れていたポイントは、先進的な仮想化技術を利用できること、運用面で効率化につながる運用ツールが用意されていたことの2点。さらに、アセスメントで収集した情報を基に、より現実的な解決策を提示してくれたということも重要な判断材料になりました」と佐藤氏。HPは仮想化技術をいち早く実用的なレベルにまで引き上げ、ミッションクリティカルなシステムでも数多くの適用例を積み上げてきている。豊富な実績と高い技術力がものをいったのだ。また、仮想化環境を運用していく際には、物理サーバーと仮想サーバーをシームレスに管理する必要がある。この複雑な管理を効率的に行えるかどうかは管理ツールの善し悪しが大きく影響する。HPでは物理サーバーと仮想サーバーの一元管理を可能にする独自の管理ツール「HP Insight Dynamics-VSE(HP ID-VSE)」を提供しており(下図)、ビジュアルでわかりやすいインターフェースには定評がある。仮想化環境を初めて導入するTGアイネットにとって、優れた管理ツールの存在は必須の条件だった。
こうして2009年1月、HP BladeSystemの採用が正式に決定。システムの繁忙期となる引っ越しシーズンの3月〜4月を避け、本格的な構築作業は5月の連休明けから着手。「社内に周知を図るためにも、できるところから使っていこう」という方針の下、まずは開発用環境を大急ぎで統合サーバー上に構築することになった。構築完了は5月いっぱい。このスケジュールを達成するため、TGアイネットではHPの構築サービスを活用した。タイトな期間内に構築を終わらせることができるよう、HPはこれまでに培ってきた構築ノウハウを総動員。効率良く構築を進めるために、出来上がりを想定して先回りで作業内容をスケジューリングしていった。「プロジェクトリーディングという点で、HPからの支援は心強かった」と構築サービスについてもHPのサポートを佐藤氏は評価する。
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