| グローバル戦略の加速とITインフラ標準化という課題
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豊田合成株式会社
経営企画部 副部長
技術管理部 主査(兼)
坂東隆三氏 |
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豊田合成株式会社
経営企画部 IT企画室
GL 伴秀人氏 |
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豊田合成は、高分子系自動車部品のシステムメーカーとして16カ国/地域44拠点にグローバル展開している。また、世界で初めて開発に成功した青色LEDに代表されるオプトエレクトロニクス事業を第2の事業の柱として育成。世界シェアNo.1を争う多彩な製品群が強みだ。
「私たちの主力製品であるインパネやエアバッグなどは、自動車ボディーとの適合技術が非常に重要です。自動車メーカーの世界最適調達に応えるためにグローバル展開を進めており、海外の生産拠点は北米からアジア、欧州に及んでいます」(豊田合成 経営企画部 副部長 坂東隆三氏)
豊田合成の海外進出は1986年に始まった。その基本戦略は、国内で確立した技術やノウハウを、現地化を基本に展開するというものだ。坂東氏は続ける。
「世界拠点が拡大する中、グローバルマネジメントの重要性はますます高まっていくでしょう。世界同一品質を確保していくためには“スタンダード”の確立が何より大事です。中でも、ITインフラストラクチャの共通化・標準化は大きなテーマになっています」
ITインフラの共通化・標準化への取り組みは、すでに全社で始まっている。2006年6月にスタートした“サーバ統合プロジェクト”もその一環だ。プロジェクトでは、まず全社的なアセスメントを実施。アプリケーションをビジネスプロセスごとにグループ化し、アプリケーションを稼動させるサーバが要求される性能・信頼性を“ハードウェアを含むシステムとして”満たしているか調べ上げた。
「アプリケーションやファイル共有の環境が、事業部や部門ごとに構築されている問題がまずありました。IT企画室として、システム標準化の推進、システム稼働率の均質化、システム故障率の低減を目標に掲げ、問題を抜本的に解決することを目指しました」(IT企画室 GL 伴秀人氏)
システム安定稼動のための基準を満たしていないと評価したサーバに対し、「負荷の低いサーバについては仮想化技術で統合」、「負荷の高いサーバについてはブレードサーバで物理統合」することを決定した。伴氏は、サーバ統合のポイントとして“セキュリティ”“リスク管理”“情報管理”の3つを挙げる。
「本社IT企画室が管理するサーバが140台を超えていました。サーバルームの外で運用されているサーバもあり、セキュリティ面で問題があったのです。しかもIT企画室が管理する大型ストレージと、ユーザ部門の安価なディスク装置ではコスト・品質とも大きな開きがあります。これらの問題を解決しつつ、2007年度中にサーバを100台以下にまで削減する計画です」
第1フェーズで統合の対象となったのは、ファイルサーバを中心に、イントラサーバ、FTPサーバ、ウィルスチェック用サーバなど26台。第2フェーズ以降では、アプリケーション系・データベース系サーバも統合される予定だ。
「140台を超えるサーバを3〜4人体制で管理してきました。管理負荷の増大もさることながら、新旧あるサーバのうち古いものにはOSやハードウェアのサポートが切れていたり、リースアウトが迫っているものもありました。これは大きなリスクです。データバックアップ、つまり情報管理の体制も万全だったとは言えません。日常の使用に大きな支障がなかったので使い続けてきた経緯もあるのですが、こうした状況には一日も早く終止符を打たなければならなかったのです」(伴氏)
物理サーバの数が増えると、リース費用や保守費用など“目に見えるコスト”が増大するだけでなく、トラブル発生時の対応やそれに伴うビジネス機会の喪失など“目に見えないコスト”も増大する。予防保守の観点から、統合されたバックアップ環境の整備も含めた解決が急がれていた。
「大容量データのバックアップを限られた時間内で確実に完了させる、高信頼なバックアップ・システムも不可欠でした」(伴氏)
豊田合成が着目したのはサーバ仮想化テクノロジー、それを稼動させるプラットフォームとしてのHP BladeSystemだった。
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