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SAP環境上でのワークロード管理の自動化を実現したHPの仮想化技術

ピレリ株式会社

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世界規模のビジネスを支えるためにSLA達成とIT管理コスト削減、利用効率向上を追求

世界規模のビジネスを展開しているピレリ社。世界中の拠点から昼夜を問わずアクセスのあるミラノ本社のシステムは、ビジネスとITを効率よく連携させるためにHPとSAPのソリューションをベースにして稼動しています。ピレリ社ではシステムの効率的なワー クロード管理と高可用性をどのように構築しているのかご紹介しましょう。
世界規模で事業を展開
ITシステムの集中・統合化による課題
HP-UX Workload Manager toolkit for SAPに99.9%の可用性を目指してより、ワークロード管理を簡略化
ピレリ社ITシステムのポイント
会社概要
PDF(310KB)

事例キーワード

業種: 製造業
ソリューション: 仮想化自動化SAP
製品: HP SuperdomeHP rp8420
ソフトウェア: HP OpenViewHP-UX Workload Manager toolkit for SAP
Oracle Database 9i RAC

世界規模で事業を展開

ピレリ社は自動車用のタイヤメーカーとして世界的に知られている企業です。それだけでなく、以前から手がけている通信ケーブル事業のほか、近年ではイタリアや海外の企業を買収し、不動産市場にも参入しています。

世界中で展開されている同社のビジネスを支えるのは、HPサーバ上で運用しているSAPのビジネスソフトウェアです。ピレリ社のシステムは1994年にダウンサイズを開始し、1998年までにすべてのメインフレームをこのシステムに切り替えました。

HPサーバ上のSAPとしては、ピレリ社はイタリアにおける最初のユーザーです。現在はミラノにあるシステムで、世界規模で展開する一連の事業を管理しています。SAPがカバーする領域は、顧客管理からサプライチェーンや製品ライフサイクルの管理、さらには財務管理や在庫管理にいたるまで、同社の事業を支えるあらゆる活動に広がっています。

現在、SAPシステムを稼動させているのは64個のCPUを搭載した2台のハイエンド・サーバHP Superdomeと、32個のCPUを搭載した2台のHP rp8420サーバです。すべてのサーバにおいてHP-UX 11i v2が稼動しており、HPの体系的な仮想化ソリューションであるHP Virtual Server Environment (VSE)の仮想化要素技術であるHP-UX Workload ManagerとHP Serviceguardを使用し、ビジネスとITに理想的なワークロードの管理と高可用性を実現しています。

ピレリ社のシステム構成概要図
ピレリ社のシステム構成概要図
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ITシステムの集中・統合化による課題

世界規模の事業に対応するシステム運用で重要になってくるのは、レスポンスを左右するワークロードの管理です。例えば、バッチ処理を行うにしても、通常の企業なら夜間や早朝といった業務稼動時間外に適用させればよいのですが、世界規模の場合、国別の時間帯に差があるため24時間、分散された形でアクセスが起こります。つまり、バッチ処理はダイアログ処理(オンライントランザクション)が落ち着く“夜間”に実施すればいい、といった考え方が成立しなかったのです。すべての国の拠点のビジネスプロセスをスムーズにサポートするにはどのようなタイミングでバッチ処理を行えばいいのか。運用を担うミラノ本社のIT部門は、そのことに頭を痛めていたのです。ピレリ社は、この問題を解決するためのソリューションとして仮想化技術「HP-UXWorkload Manager toolkit for SAP」を導入しました。その結果、ダイアログ処理とバッチ処理を判別し、それぞれの負荷に応じて仮想化したリソースを自動的に割当てることが可能になりました。サーバ負荷の管理をより効率化することができたのです。

さらに、もうひとつの重要な課題として可用性の問題がありました。世界規模で事業を展開している場合、どの拠点からも24時間SAPが常時利用可能になっている必要があります。ミラノ本社のITシステムにダウンタイムが発生することは、これを利用するすべての関連業務だけでなく、ピレリに接続している取引企業にとっても大きな影響があります。その対策として「HPServiceguard Extension for SAP」を稼動させることで、ミッションクリティカルなSAP環境に必要な高可用性を実現しています。


HP-UX Workload Manager toolkit for SAPに99.9%の可用性を目指してより、ワークロード管理を簡略化

「HP-UX Workload Manager」はHP独自の仮想化技術のひとつである「Process Resource Manager(PRM)」全機能を含む上位製品として提供されている、運用自動化ツールキットです。これを利用すれば、サービスレベル目標(SLO)を指定された定義に従って設定することにより、CPUリソース等の動的な再割当を自動的に実行できます。

ピレリ社が導入した「HP-UX Workload Manager toolkit for SAP」はこれらの「HP Serviceguard Extension for SAP」と「HP Workload Manager」を統合する役目を果たし、結果としてSAPのダイアログ処理、バッチ処理間のワークロード管理を実現しています。これは、両処理のワークロードのピーク性能要求に時間的な違いがあることを巧みに利用したシステム設計であり、従来のようにそれぞれのピーク性能に合わせたシステムを別々に用意する場合に比べて、リソースの大幅な有効活用とコスト削減が実現できたわけです。

専用回線を通して世界各国のオフィスをミラノ本社に結ぶピレリ社のシステム。SAPはピレリ社のコアビジネスを支えており、毎日約2,000名のオンラインユーザーが利用しています。

システムの処理量は、グローバルオンライントランザクション数が平均で250万回、ピークで400万回、1日あたりのダイアログ処理トランザクション数は130万回にも上ります。このような膨大な処理をこなしながら、平均応答時間は0.46秒、ピーク時でも0.55秒を維持。HPのソリューションを導入したことで、現在実行中のアクティブSAP ジョブの種類を検知し、処理要求と利用可能なリソースとを自動的にバランスさせ、社内のサービスレベルアグリーメント(SLA)を、確実に実現できるようになっているのです。

同社は今後、これまで以上のワークロード管理の効率化を図り、世界規模で発生するビジネス課題に俊敏に対応できるリソースを保つことも目標です。

ピレリ社ITシステムマネージャのEzio Bombardelli氏は今後の展開へ向け、次のように述べています。「これらのソリューションを採用することにより、以前よりもはるかに安全なシステムを実現できると確信しています。目標は100%の可用性ですが、99.9%でも十分だと思います」。ビジネスニーズに応えるため同社が採用したSAP、そしてSLA達成とIT管理コスト削減と利用効率向上をもたらす「HP-UX Workload Manager toolkit forSAP」。同社が選択したソリューションは、世界規模のビジネス環境にも耐える高可用性を持つシステム運用の成功をもたらしました。そして今後の高い目標を見据えた堅牢で強固なシステムを実現させるため、HPとピレリ社のパートナーシップはこれからも続いてゆきます。

ダイアログ処理とバッチ処理間のリソース配布の迅速な変更
ダイアログ処理とバッチ処理間のリソース配布の迅速な変更

ピレリ社ITシステムのポイント

シンプル

アジリティ

結果

  • HP-UX Workload Manager toolkit for SAPは、SAPのワークロード管理を簡略化し、社内SLAへの適切な対応をサポートすると同時に、ITスタッフの時間と労力を削減します。
  • ピレリは現在、世界規模で発生するビジネス課題に俊敏に対応できるリソースを備えています。
  • 高速リカバリ、極めて柔軟な管理、リソースの有効活用により、パフォーマンスの向上とコストの削減を実現しました。
  • 高可用性を実現したピレリは、現在SAP環境のアップタイム99.9%の達成を目指しています。

会社概要

ピレリ株式会社(PIRELLI)
所在地: イタリア ミラノ
会長C.E.O: マルコ・トロンケェッティ・プロベラ
売上高: 7億ユーロ(2004年連結)
設立: 1872年
従業員数: 37,154人(2004年12月末現在)以上
事業内容: タイヤ、エネルギー ケーブル&システム、通信ケーブル&システム、不動産事業
URL: www.jp.pirelli.com

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