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HPはビジネスにおける「アジリティ(俊敏性)」を実現しRoIT(IT投資効果)の最大化をサポートするアダプティブ・エンタープライズ(AE)を提唱しています。この特集では、顧客の立場に立ってAE実現を支援しているコンサルタントたちが、コンサルティング部隊の特長や提案の仕方、プロジェクトにおけるコンサルタントの役割などについて語ります。 |
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木村尚子
コンサルティング・ インテグレーション統括本部
製造アカウント第一本部 第一部
第三グループ
グループ長 |
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富田稔啓
コンサルティング・ インテグレーション統括本部
製造アカウント第一本部 第一部
第三グループ
チーフコンサルタント |
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木村
組織の特長というよりは会社の特長になるかもしれませんが、HP自体が個人の意思を尊重してくれる会社だと思います。「自分はこの分野でこういうことを専門にする人間になりたいんだ」という意思をもった人に対しては、その方向性に合った案件に配属するなど、背中を押して支援してくれます。
富田
みんな得意分野が違います。UNIXに強いとか、コンソリデーションの技術に強いとか、あるいは半導体に詳しいとか、いろいろな分野のスペシャリストがいるので、お客様に提案をする際にもそれぞれの分野に強い人たちの話を聞いて、何度も何度もレビューして最終的に提案しています。
木村
もう一つ、HPのコンサルティングは、お客様の立場に立った提案を心がけています。たとえ大型サーバにすごく詳しくても、その人はお客様を知らないこともあります。そういう場合は、このお客様の環境は今こういう風になっていて、こういうシステムを将来的に考えていて、という風にお客様の課題を全員で共有してから方針を決めるようにしています。システムとして最適なものでも、お客様の環境にあわない場合もありますので。
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木村
大学では数学を専攻していて、YHP(横河・ヒューレット・パッカード)の時代に入社しました。最初は社内システムの開発に携わり、その後、教育部門を経て、SE部隊に配属になりました。そのSE部の名称が変わって、プロフェッショナルサービス本部になり、現在のコンサルティング統括本部になったわけです。SE部の頃から組織を業界別に分けていて、私は製造業をメインに手掛けてきて、今に至っています。
富田
私は大学時代、医療画像処理を専攻していたのですが、まだ発展途上の段階だったので、自分でプログラムを組むことが多く、コンピュータを本などから得られる情報としてだけではなく、プログラミングを通してどのように動くかを学びました。
今から思えば基礎的な技術を養うという意味で、その頃の経験が役立っているように思います。入社後は製造業の中でも半導体や液晶などの分野に配属になり、オラクルのオンラインバックアップなどをやりました。 現在は提案から構築、デリバリーまで、トータルに手掛けています。
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富田
製造業の中でも工場のシステムですと止めると1時間で何千万の損失になるので、あまり枯れていない先進的なシステムというのは「大丈夫なの」とお客様に聞かれることがあります。手堅く動いてパフォーマンスに問題がなければいいという傾向があるように感じます。だからこそ高信頼性が重要となり、バックアップもとって、万が一何か起きたときでも対応できるような確実な提案が求められます。
木村
過去に集中から分散システムに移行しましょうという流れがあったので、工場ごと、部門ごとにバラバラの環境・システムが乱立しているところも多いと思います。当然管理者が違えば考えることも違います。それぞれが独自のシステムを構築すると、それぞれにラインセンス料と保守料等がかかってしまいます。閉じた世界ならそれは部分最適になっているのですが、全体として見た場合にはコストが非常にかかっている状態です。
そのため、確実性を維持したままどうコスト削減をしていくのかがコンサルタントの腕の見せどころだと思います。 |
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木村
お客様のシステムの「将来あるべき姿」を考えてのご提案が評価されているのでは、と感じています。コンソリデーションというのは統合ですから、大きなマシンをもってきて、何でもかんでも入れてしまうこともできるんです。我々が何故それにしなかったかというと、大きいマシンを1台入れるよりは、複数台のマシンを入れて、その中に効率よく収納していく方が良いお客様もいるからです。
現状の使用状況、将来あるべき姿などを踏まえて、その企業に最も良い形というものがありますから。
富田
耐障害性も考慮します。例えば大きいのを1台入れてしまうと、それが故障した時の影響範囲が大きくなってしまいます。その点、4台あれば1台の故障の影響範囲は4分の1になります。この違いは高可用性化の為のスタンバイ機で必要なリソースにも影響します。こうしてそのお客様に最適な形態をいろいろとシミュレーションしてみると、Superdome 1台よりも複数台のrp8400の方が良い場合もあるのです。
木村
ハードウェア構成に加えて更に柔軟性を持たせるために、HPではペイ・パー・ユース(使用量に応じた支払い)というソリューションも提案しています。どのようなペイ・パー・ユースを展開するかは、営業とファイナンスがお客様のシステムのユーセージを検討し、綿密なやりとりをしながらファイナンスの提案を練りあげていきます。 |
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木村
コンサルティングの提案というのは漠然としたものではなくお客様の役割、HPの役割を定義して、HPはどういうものを成果物にしますという具体的な事柄を定義します。ですから細かいところをお客様と詰めて行く事もあります。その代わりやることの定義をして、ゴールを示してスケジュールも作ってからスタートします。また進捗の報告もしますのでお客様からすると、「その線引きに沿ってここまできているんだな」と確認でき、安心感があると思います。
富田
信頼感というのはお付き合いの長さによって決まるものではないと思うのです。HPの場合は、あたりまえの事をあたりまえにする、無理なものは正直に無理と申し上げます。また問題に対しても、問題点を解決までの道筋とともにご提示するよう心がけています。
あとは提案や構築のみならずサポートの面でも、CSS(クリティカル・システム・サポート)などのサービスについては多くのお客様にご満足いただいています。そういった面も含めて信頼いただいているのではないかと思います。
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富田
実装までいけば、計画通りにやっていれば問題はないはずなのですが、やはり何かしら問題は発生します。そのような問題が発生したときに、どのように回復するか、日々の進捗確認と問題への対処の仕方が一番難しいですね。
木村
普通のことが難しいんですね(笑)。普通に計画を立てて、計画通りにやる。問題が起こったときは問題管理をして、想定外のことが起こったときにはどうするかきちんと対応策を考えて実施して、なおかつ進捗管理を定期的にお客様に報告する。みんな当たり前のことですが、難しい事と思います。プロジェクト管理にはある程度経験が必要であり、きちんとスケジュールを組めば要所要所でデッドラインが決まっているので、それをいかに縮めるかとか、逆に縮まらないのかがわかるのですが、それができないとスケジュールも単純な一直線になってしまって、出来るかどうかの見通しすら立たなくなってしまいます。
あるお客様のコンソリデーションでは、ハードの導入から構築まで一ヶ月半くらいでトラブルも無く実施したのですが、お客様に「よくやってくれた」とお褒めの言葉を頂きました。
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木村
コンサルティングというのはお客様の意思を実現するために、そのお手伝いをする存在なのです。コンサルタントがいればシステムをどのように発展させていくとか、あるいはセキュリティポリシーはこうしましょうといった具合に、各分野のスペシャリストからご提案できるバリューがあります。お客様でも、戦略的にITを活用するために自分たちはどうあるべきか考え、そこからこういう活動をしていこうという意思とビジョンが明確な企業の場合は、コンサルタントに期待するものも明確なので会社同士として良い関係を築くことができると思います。
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