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(編集部)IAEは、どのように構築していくのですか?
山根 構築にあたっては「インフラストラクチャ・サービスとして何が必要とされるか」と、それを可能にするために「どのような技術を採用するか」という2つの面から考察していきます。その企業でどんなインフラストラクチャが必要とされ、それに対しインフラストラクチャのどんな機能を駆使していくかを考える……というステップですね。
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(編集部)新しいテクノロジーが次々と出現するIT事情を考えると、基盤となるITリソースも、そのうち使えなくなるという心配はありませんか?
山根 そこは熟慮すべき点ですが、もともとIAEのコンセプトの根本には、共通の基盤が、「恒常的に改善」され「リフレッシュされるもの」であるべきという考え方があります。エンドユーザに提供するサービスも、当然、ビジネスの状況に応じて変化するものですから、それを支えるインフラストラクチャも同様に変化していかなければいけない宿命にあるということです。「常に新しいテクノロジーにリフレッシュ(入替)され、新陳代謝が可能な仕組み」……これもIAEの大きな特徴で、たとえば共有の状態で新しいサーバの入替を行なうなど、テクノロジーのリフレッシュやアップデート(更新)の仕組みは、当初の設計の段階から組み込まれています。
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(編集部)IAE構築のポイントは何ですか?
山根 ITインフラストラクチャのあるべき姿、つまり“As is(そのままの)”から“To be(あるべき)”のモデルへの変革を考えることが重要で、それを行うには、まず4 つの視点で自社の現状把握を行うべきであると、HPでは考えています。
一つは「ビジネス・ビュー」。TCOを分析し、コストや投資効果の側面から必要なものと不必要なものを判断し、それをもとにインフラストラクチャのコストモデルを考えていくということです。2つめは「ファンクショナル・ビュー」。インフラストラクチャが提供するサービスの質や効果を、機能面からも徹底的に追求する必要があります。3つめは「テクニカル・ビュー」で、サービスの実行に必要な「技術」は何かを検討するということ。最後の「インプリメンテイション・ビュー(Implementation View)」は、設計、構築、運用に何が必要かを考える実行フェーズでの具体的な視点。
こうした「ビジネス」「機能」「技術」「構築」という4つの視点から、自社のシステムの測定とアセスメントを行い、それを実現するための具体的なソリューションは何かを考えていくのが、“To be(あるべき)モデル”に達するための重要なポイントになるということです。
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(編集部)4つの視点でインフラストラクチャの現状を把握する作業は、どのように行えばよいのですか?
山根 具体的な構築の設計図、つまり都市計画で言えば、全体の道しるべとなる計画図のようなものを作成していくわけですが、HPでは全体最適のための参照モデル「アダプティブ・エンタープライズ・アーキテクチャ」を提供しており、To beモデルを描いていただくためのお手伝いをしています。そこでは、お客様のインフラストラクチャの環境をアーキテクチャモデルの中にマッピングするプロセスがあるのですが、それによって技術や機能の曖昧模糊とした部分をクリアにできると同時に、その企業にはどんな製品が必要かも明白にでき、自社のインフラストラクチャの状況とその対応策を、明確に描き出すことができるわけです。
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なお、参照モデルは、そのままお客様のシステムとして実装するものではなく、個々の企業で異なるTo beモデルを構築するための、参照となるアーキテクチャということになります。 ≫ 【Chapter 4】 「IAE」を体験するには? |
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