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HP Technology at Work > 戦略的「コンソリデーション」のすすめ

【Chapter 3】
導入のロードマップ

 

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コンソリデーションで、ブラックボックス的なITコストが「可視化」できる

(編集部)自社にコンソリデーションが必要かどうかは、どう判断すればいいのでしょうか?

久保 単純に毎年のサーバの数をトラックするだけでも、年平均20%も増えていると言われています。その数を確認するだけでも、コンソリデーションの必要性を把握できるのではないでしょうか。また、アプリケーションやOSなどのバージョンの種類や数などが増え、パッチを個別にあてなくてはならないなど、管理や保守に手間やコストがかかりすぎていないかどうかもチェックすべきところです。

久保
ただしあまりにも乱立している状態であれば、全てをいきなりコンソリデーションの対象とするのは難しいので、それぞれの企業のITガバナンスで望ましいとされるサーバ台数、アプリケーションのインスタンスの数などを確認し、必要度が高いところからコンソリデーションを行っていくのが賢明ではないかと思います。

大沢 ちなみに現状では、きちんとした形でITの財務管理を全社的に行っているお客様はまだまだ少ないのですが、それは個別にシステムが導入されてきた、あるいは、ITの管轄外でファイル・サーバなどのシステムが導入されてきたという経緯によって、ITの財務管理に必要な構成情報が「可視化されていない」ことが大きな要因になっていると思います。コスト対効果を見積もるにしても、必要な情報が目に見える形になっていなければ、精度の低い試算になってしまいますし、効果を計測することもできません。その部分がはっきりと見えるものになるということも、コンソリデーションの大きな効用の一つと言えるのではないでしょうか。

(編集部)コンソリデーションを導入する際のロードマップを教えてください。

久保 コンソリデーションを進める際の各レイヤー、つまり「物理的統合」「論理的統合」「合理的統合」については、後者になるほど移行のための敷居が高くなることは、第一章にもありましたが、これをできるだけスムーズに進めていただくには、4つのステップを踏むことが効果的だとHPでは考えています。

最初のステップは「コロケーション」。これは、事業所やオフィスに分散、点在するハードウェアなど、物理的に散らばっているものを一カ所に集めましょう、というもの。セキュリティ強化、管理性の向上、場所代などの面で、まずメリットが得られます。

二番目のステップは「ハードウェアとデータの集約」。アプリケーションやデータには手を一切加えずに、散在する多数のサーバやストレージをより高機能な少数のサーバやストレージに物理的に集約するものです。一般的に、一つのサーバにはストレージがダイレクトについているものですが、そこにSAN(Storage Area Network:ストレージエリアネットワーク)などを導入することで、ストレージを一カ所に集め、ストレージ管理とサーバ管理を効率的に分離するというアプローチができ、容量管理やパックアップ管理を格段に容易にすることができます。

三番目のステップは「アプリケーション集約」。同じような目的に複数のアプリケーションが使われている場合、アプリケーションの種類を集約する、あるいは同一のアプリケーションであっても、インスタンス数などアプリケーション自体の 「数」を減らしていくことで、管理の手間を省き、アプリケーションライセンスの削減にも役立てられるというものです。

四番目は「ITユーティリティ」。これは「必要な時に必要なだけ、ITリソースを使っていこう」というもので、データセンターの仮想化、アウトソーシングの活用、運用管理の自動化などを実現し、さらに、使用したITリソース分だけを支払うという 「従量課金」も導入して、ITリソースをユーティリティ化していこうというものです。

こうした各ステップを踏みながら、運用や管理も含めて集約・標準化を進めるのが効果的で、より高い効果を目指して、ステップ・バイ・ステップで進め、それをさらに検証・改善していくことも必要となってきます。

ITコンソリデーションとロードマップと効果例

(編集部)自社の評価を知るための、指標のようなものはありますか?

久保 「従業員一人あたりのデスクトップマシン数」「サーバ当たりの保守コスト」「光熱費や場所代などのデータセンター・コスト」「資産に対する管理者数」「サーバ利用率」「ヘルプデスクのコール数」などが例としてあげられます。ちなみにこれらの評価指標例は、HP自身がお客様のITコンソリデーションをアウトソーシングとしてお受けするときに、基準としている指標でもあります。   【Chapter 4】 導入の効果と今後



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