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(編集部)HPのSOAに対する取り組みについて具体的にお話しいただけますか?
新藤 HPでは、ワールドワイドで行っているSOA取り組みの一環として「SOAコンピテンシー・センタ」を弊社の市ヶ谷事業所内に設置します。これはお客様のSOA導入支援の拠点として活用していただこうというもので、アジア・パシフィック地域では初めてとなる施設です。
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まず、「SOAデモンストレーション環境」では、モデルケースのデモンストレーションを通して、SOA導入のメリットを具体的に理解していただくことができ、お客様にSOAのメリットを実際に体感していただければと考えています。また、この施設では「SOAの技術検証」も同時に行い、J2EEに準拠した日本BEAのBEA WebLogic製品群および、エンタープライズ・サービス・バス(ESB)製品、BEA AquaLogicと.NET環境で稼動するマイクロソフトのBizTalk Serverとの相互接続検証や、日本HPのSOA運用監視ツール「HP OpenView SOA Manager」との連携検証を実施。お客様に安心してSOAを導入していただくためのご支援を行っていく予定です。
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(編集部)日本HPが、SOAについて、日本BEAシステムズとマイクロソフトとの3社協業を行なった理由を教えてください。
新藤 HPは企業のITシステムにおいて、自社製品ですべてのIT環境を構築、提供するというアプローチではなく、お客様に支持されている製品やソリューションを提供しているトップベンダやリーディング企業とパートナーシップを結ぶことで、お客様の環境を保護しながら、そこで最良のIT環境をご提供するという立場をとっています。
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SOAについても、アプリケーションサーバの市場で、高いシェアを誇る日本BEA、マイクロソフトの両社との協業で、それぞれの製品の相互接続を検証し、お客様の環境でよくみられるJ2EE、.NET混在環境でのSOAシステムの構築を可能にしました。これによってお客様は、一からシステム構築をすることなく、既存のJ2EE、.NET混在環境でSOAによる柔軟なシステム構築ができますので、従来のIT環境を活かしていただけるメリットは、非常に大きいのではないかと思います。
春木 さまざまなベンダがSOAを提供し、それぞれの立場からさまざまな説をうたっている中、お客様が混乱したり、本来のSOAが持っている効果や目的とはかい離し始めたりといった状況があるのも事実です。
そんな中、HPではより広い視点に基づく、確固とした理論を打ち出していると自負しているのですが、「理論的には可能であっても、実証されていない」では信憑性がありません。ですから、協業体制を取り、実際のお客様の環境にあわせて実証を行なう。それによってお客様への信頼を獲得していきたいという思いが、協業のベースになっています。
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(編集部)今後のHPのSOAに対する取り組みについてお聞かせください。
春木 SOAは、実装というレベルではまだまだ進化の途上にあるものですが、HPではSOAのエンジニア、コンサルタント、マーケティングなどが手を携えたタスクチームを設立し、お客様のSOA導入を力強くバックアップする体制を整えています。
また、今後も多くのベンダと協業を行いながら、お客様の環境でのスムーズな導入のための検証を続けていこうとしていますので、導入を検討される際は、ぜひご相談いただければ幸いです。
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(編集部)最後にSOAの導入を今後考えている読者にアドバイスをお願いします。
大楽 SOA導入で、今後は開発に取り組む技術者たちの仕事の内容が大きく変わってくるものと予測されます。これまで以上により大きな枠組みの中で物事を考える必要が出てくるでしょうから、従来の自分のプログラムや作業範囲の中だけで仕事を考えるというアプローチでは、開発という仕事は難しくなってくるのではないでしょうか。そうした意味で、これからの技術者は、ぜひビジネス的なセンスや考え方を身につけられることをおすすめしたいと思います。
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新藤 刻々とビジネス環境が変化し、企業の合併などビジネスを取り巻く状況が変化するなど、経営者やビジネスサイドの方々にとっても将来の予測が非常に難しくなっています。また、ITの不備が、大きなビジネスの損失を招いたり、場合によっては企業の存亡に関わる状況にもなり得たりする時代です。そのような中、ビジネス環境の変化に自社のITが迅速に対応していけるのかどうか、まさにすべての企業がいま一度真剣に考えていかなければならない課題なのではないでしょうか。ビジネスの視点でITを構築する。SOAはこのための有効な考え方として、今後広く受け入れられていくことは間違いないだろうと考えています。
春木 SOAはあくまで企業のITシステムを最適化するための「考え方」ですから、「これがSOAです」と言えるソリューションが存在するわけではありません。それは個々の企業とベンダが手を携えて作り上げていただくべきものなのですが、HPは実現可能な真のSOAというものを目指していますし、SOAを実際に体験し実感していただける場所として、SOAコンピテンシー・センタもご用意しています。そうした私たちのノウハウをご活用いただき、是非ともSOA実現に踏み出していただければと思います。 ≫ ご感想をお聞かせください |
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