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HP Technology at Work > “第3世代”ブレードで取り組む、理想のITインフラ構築

【Chapter 4】
アダプティブ・インフラストラクチャのこれから

 

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目指すのは、24時間365日、完全自動化されたコンピューティング環境

(編集部)HPでは、c-Classをプラットフォームにした「次世代型データセンター」の構築に取り組んでいるとのことですが、これについてご説明いただけますか?

村井 アダプティブ・インフラストラクチャが最終的に目指す「24時間365日、完全自動化されたコンピューティング環境の提供」を実現するために、HPではc-Classをプラットフォームに据えた、「モジュラーデータセンター」の実用化を進めています。このプロジェクトの考え方の核となっている「モジュール化」について、まず簡単にご説明しておきます。

「モジュール化」とは、CPUやストレージなど、システムを構成するまとまりを一つの機能的な単位として捉え、それを複数集めてITのアーキテクチャを構築することを指します。全体が一つの要素として構成されている場合、システムの変更などが発生すると、全体を構成するすべての要素にわたって検証や変更を行わなければなりませんが、モジュール化されていれば、変更による影響を処理単位ごとに局所化・局在化できるため、自由自在な変更を迅速に行うことができます。

このモジュール化を実現する製品のひとつがc-Classであり、システムレベルで統合されたc-Classのプラットフォームをひとつの「処理単位」とし、これを複数並べて「処理群」というべきものを構成します。そしてこの複数の処理群で「モジュール」を構築し、それぞれの構築されたモジュールに必要に応じてITの機能を持たせるわけです。HPではこの機能を活用して、外部からのリモートコントロールだけで、すべての変更や運用管理を自動的に行える「無人化された次世代型のデータセンター」の構築を進めています。こうしたプロジェクトは、弊社以外でも徐々にスタートしており、この動きは今後加速していくのではないかと考えています。

(編集部)アダプティブ・インフラストラクチャに関する今後の展開、展望について教えてください。

山中 HPでは、p-Classの時代から、ブレードを「ブレードサーバ」ではなく、「ブレードシステム」と呼んでいるのですが、これは「ブレードはハードウェアのサーバだけではなく、それを管理するソフトウェアを組み合わせて使うことで、初めてそのメリットが生じる」という考え方に基づくものです。この基本方針を今後も軸としながら、将来的にはさらにインフラ管理のソフトウェアを充実させ、ハードウェア的にも、続々と最新テクノロジを搭載した製品をご提供していくことになると思います。

小池 アダプティブ・インフラストラクチャは、今後のシステム構築の核になるビジョンであり、HPとしては、この考え方を全社的に共有しながら、ITサービス、電源&冷却、管理、セキュリティ、仮想化、自動化といった各領域での技術開発を継続的に行い、それぞれの成果を反映した製品、ソリューション、サービスをご提供していきたいと考えています。

なおHPでは、アダプティブ・インフラストラクチャのメリットをお客様に体験していただける施設として、東京・市ヶ谷に「アダプティブ・エンタープライズ・エクスペリエンス・センター」をご用意しています。ここではアダプティブ・インフラストラクチャのビジョンを具現化した環境が構築され、お客様のITの課題やビジョンをお聞かせいただきながら、それぞれの企業の実情に応じたご提案やバックアップをさせていただいていますので、ぜひお気軽にご利用いただければと思います。

さらに詳しくは「アダプティブ・エンタープライズ・エクスペリエンス・センター」

(編集部)最後に、これからアダプティブ・インフラストラクチャに取り組もうとする方々に、アドバイスをいただけますか?

小池 アダプティブ・インフラストラクチャは、ITを「使う」という観点で捉えたビジョンだと考えています。これまでは、運用・管理に多くの時間や手間がかかり、IT部門に従事する方々は、必要以上に自分の時間を削ったり、徹夜をしたりというケースも多かったと思うのですが、アダプティブ・インフラストラクチャは、そこから解放されるきっかけを提供するものであり、始めてみると必ずそのメリットに共感していただけるものと確信しています。

山中 私も同感ですね。ブレード導入検討のため、実際の運用のシュミレーションを、弊社内デモセンターで体験されるお客さまと、お話させていただく機会があるのですが、そこでは、「管理性に共感していただいて」導入を決められるケースが非常に多いように思います。つまりIT管理者の方々は、これがあれば「管理や運用の手間から解放され早く家に帰れる」と、直感的に感じていただいているわけですね。ブレードを導入することで、ITの管理・運用の手間が劇的に軽減され、時間の有効活用が可能になれば、その時間をもっと戦略的なシステム構築の考案などに費やすこともでき、IT部門の仕事を「マイナスをゼロにする仕事」から「ゼロをプラスにする仕事」へとシフトさせることができます。そうした未来への足がかりとして、ぜひBladeSystemをご活用いただければと思います。

村井 今、ITの世界では、大型汎用機などの基幹系システムの開発や保守をしてきた、団塊の世代の方々が定年を迎える「2007年問題」が浮上していますが、今は、こうした前の世代が築き上げてきたものを、一度、解体し、風通しをよくして、改めてそれらを再統合すべきタイミングにきていることをひしひしと感じています。アダプティブ・インフラストラクチャはまさに、こうした時代が変わる経過点で集大成された、HPのエポック的なメッセージであり、次世代のITに足を踏み入れるための「信頼できる指針」として、大いに活用していただけるのではないでしょうか。



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[アダプティブ・インフラストラクチャ、HP BladeSystem c-Classについてさらに詳しくは]
 アダプティブ・インフラストラクチャ
 知っておきたい!AE実現のコア・テクノロジー【概論】
 アダプティブ・エンタープライズ・エクスペリエンス・センター
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