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ところで、第3世代が企業のITインフラを支えるものとして浸透するにつれ、もう一つ興味深い現象が生まれてきている。それは第1章でも述べたように、「これまで大規模な情報システムが主流だったブレードシステム導入の波が、中小規模のシステムにも急速に広がりつつある」というもので、その導入は、当初の予想をはるかに上回るスピードで進んできている。
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これについて山中は次のように説明している。「人員削減は大企業でも、中堅・中小企業でも共通して行われているが、大規模システムの現場では、サーバ管理、ストレージ管理、ネットワーク管理など分野ごとに分業化された管理が行われ、人員はその"分野ごとに調整される"ケースが多い。一方、中小規模のシステムでは、一人の人間がサーバからストレージ、ネットワークまで、システムの全てを見なければならないケースが多く、IT管理者に想像以上の負担が課せられていることが少なくない。そこで「より管理問題が切実な中小規模のシステムを扱う方々が、導入に積極的な傾向があるのではないか」というわけだ。
ちなみに現状では、市場におけるブレードシステムのほとんどは、大規模システムでの利用を想定した高機能で拡張性の高いモデルが主流になっている。一方、c-Classは、優れた省スペース性や省電力性、圧倒的な管理性のよさを発揮し、大規模システムはもちろん、限られたオフィススペースで迅速なシステムの増強や変更が求められる中小規模の環境にも十分に適応してきた。そこに着目する企業が飛躍的に増えているということなのだろうが、また、よりコンパクトな機種への要望が増してきたのも事実だ。
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そうした新しい市場ニーズを捉え、HPでは今年9月、昨年のc7000に次ぐc-Classの新たなラインアップとして、コンパクト第3世代ブレード HP BladeSystem c3000をリリースした。c3000はその名の通り、c7000の高機能と信頼性はそのままに、より省スペース性を高めた「コンパクト版」。
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c7000の約半分のサイズ(高さ6U)に8つのスロットベイを備え、c7000と同様にサーバ、ストレージ、テープブレードを収容することができるというもので、そこには、単にコンパクト化しただけにとどまらない、中小規模システムの現場の実情に則した、目に見えない工夫やアイディアが数多く採り入れられているのだと、山中は語る。
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ここで、中小規模の環境でブレードシステム導入を検討する際、発生しがちな3つの障壁について、数多くの導入実績から導き出されたHPの見解をまとめてみる。
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1.適用範囲はどうなのか
「現状のシステムをブレードに置き換えることができるか」は、IT管理者が最も気になるポイントで、管理性の向上を目的にブレードシステムを導入しても、実現できない機能や新たな制約が生じていては導入の意味がない。一つの例として、第2世代ではネットワークのポート数に制限があり、Webサーバ以外のアプリケーションサーバやデータベースサーバでの使用は現実的ではなかったが、c3000では設計段階でネットワークの拡張性を考慮し、最小でも8つのポートを装備。システム全体にわたる適用範囲の拡大を実現しており、現状はもちろん、将来的な機能拡張にも十分対応可能な設計となっている
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2.柔軟性はあるのか
例えばブレードのストレージは、ラック型に比べ拡張性に制約があり、段階的な増設が難しいとされてきたが、c3000ではラック型と同等の増設が可能。また、操作性に優れた多機能ストレージ「HP StorageWorks All-in-Oneストレージブレード」が搭載でき、複数のブレードサーバ間での共有ストレージ環境の利用や、ファイル共有、さらにデータの保護機能なども可能になるなど、優れた柔軟性を備えている。
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3.電源対応に問題はないか
日本の中小規模環境では200Vの電源を用意することが難しいという、独自の問題がある。実際、200Vでの使用を前提に設計されたブレードを100Vに合わせることは、パワーサプライユニットの大きさなど、乗り越えるべき技術的課題が多く、開発はこれまで困難とされてきた。c3000では新開発の電源ユニット採用により、AC 100V電源の利用だけではなく、他社では不可能とされるAC100V利用の環境で、クアッドコアCPUを搭載したサーバブレードのフル搭載も実現。中小規模環境でも問題なく利用することができる。
≫ 【Chapter 4】 c-Classのこれから |
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