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USBスティックの保護方法
コンパクトで便利で安価-USBスティックはなくしたり、盗まれたりさえしなければ、優れた記録メディアです。今回は、たとえ悪意のある者の手にわたった場合でも、USBスティックに保存した重要なデータを保護することができる方法について説明します。


先頃、ある企業に勤めるビジネスマンが、データセキュリティに関する厳しいレッスンを学びました。バルセロナへのビジネストリップで、バックパックを盗まれてしまったのです。バックにはUSBスティックが入っていて、それには個人のパスワードや銀行に関する情報のみならず、ネットワーク・アクセスキーや、会社のビルや交渉中の契約に関するセキュリティコードも保存してありました。そのUSBスティックを盗まれたことで、そのビジネスマンの個人的セキュリティと、勤めている金融持ち株会社が危機にさらされることになりました。

USBフラッシュドライブが便利な多くの理由 - 使いやすさ、大容量、携帯性、低価格 - は同時に潜在的なリスクにもなります。それは、USBスティックをうっかり置き忘れたり、気軽に「貸して」しまったり、盗まれたりする要因ともなるからです。

現在では、高速USBがフラッシュドライブの標準となっており、最大容量は16GBという製品も珍しくありません。新しいUSB 3.0(現在、HPも共同開発に参加していて、2008年前半のリリースが予定されています)では、転送速度はUSB 2.0の10倍となり、記憶容量も飛躍的に増大します。

それはまた、紛失したり盗まれたりした時のセキュリティ上の問題が一段と深刻なものになることを意味します。

USBスティック1本が盗まれた結果、金融持ち株会社は、パスワードをすべて変更し、ロックを全面的に交換するという、きわめて高価なリスク緩和措置を講じざるを得ませんでした。こうした事態が自分や自分の会社で起きるのを防ぐにはどうすればよいでしょうか。USBスティックに保存したデータを悪用や誤用から守る措置を講じてください。


ビジネスと楽しみの分離

ビジネス情報と個人的情報とは分けて保存します。音楽や写真などの個人ファイルをコンピュータ間で移動するときに使用するUSBスティックに、機密のビジネス情報を保存することは避けるべきです。そうしたファイルはホームコンピュータにバックアップが取ってあるでしょう。ですから、失くしたとしても、ビジネスを危険にさらすことにはなりません。

クライアント情報などの重要なビジネスデータは、情報の安全を確保するために特別な措置を講じる必要があります。また、ビジネス専用のUSBスティックを作り、それに保存する情報に見合った慎重さで取り扱うという方法もあります。


コードによる保護

データ暗号化、つまりデータのスクランブル化はシンプルかつスマートなデータ保護手段です。Microsoftでは、特に慎重に保護すべきファイルを納めるのに専用フォルダを作成し、暗号化することを推奨しています。そのフォルダで作成されたり、移動されたファイルはすべて自動的に暗号化されます。Windows® XPとWindows® 2000の場合は、フォルダを右クリックして「プロパティ」を選択します。「全般」タブを選択して、「詳細設定」をクリックし、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れます。

法律的保護

警告用テキストファイルを作成し、会社で使用するすべてのUSBドライブにロードします。ファイルには、このドライブに含まれる情報がすべて機密情報であり、法律によって保護されている旨の法的声明文を含めます。

物理的保護

多くのメーカーでは生産しているUSBフラッシュドライブに、物理的セキュリティ・コンポーネントを装備しています。その中には、認証に指紋を使った生体認証技術を取り入れているものもあります。また、南京錠のような機能を持つコンビネーション・ロックを備え、間違ったパスワードが規定回数以上入力されるとデータを自動的に破壊するものもあります。

それでも、USBドライブをその辺に放り出しておくようなことは避けてください。保存されているデータが非常に重要なものである場合、使用したり、移動したりする必要がないときは金庫か少なくとも鍵のかかる引き出しにしまってください。


安全なネットワークへのアクセス

USBスティック紛失のリスクを軽減するもう一つの方法は、USBスティックを一切使用しないことです。企業にとってより安全な方策は従業員に対して、安全なネットワークを使用して会社のネットワークにリモートアクセスさせる方法です。こうすることで、社外で仕事をするときも、USBスティックで機密ファイルを持ち歩く必要がなくなります。

他人の失敗から学び、新たな安全対策を講じてください。そうした対策を今取っておくことで、いつかそのことに感謝する日がくるでしょう。




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