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今、英米でEthical(エシカル/倫理的)という言葉が、時代のキーワードとして注目されている。これは、「環境へのやさしさ」「道義的な正しさ」といった視点で施策を決定するという考え方。経済活動も「利己的にならず、“広い視座から理にかなった答え”を探すべき」で、「包括的なメリットの追求が、実は企業や社会の利益にもつながる」というわけだ。例えば、企業の「環境負荷削減」の施策も、義務としてだけでなく、利益を生むクリエイティブな戦略として考える……そんな意識改革が求められる時代になってきたということなのだろう。
翻って「IT」は、こうした基軸で何ができるだろうか。ITは社会に多くのメリットをもたらす一方で、多くの資源や電力を消費し、環境負荷を生み出す側面も持つ。そこでその改善策として、昨今盛んに提唱されているのが、製品自体はもちろん、その製造、流通、運用、廃棄など、あらゆる側面から「省資源」「省電力」「省エネルギー」を追求し、環境負荷削減に貢献する「グリーンIT」というコンセプトだ。
「グリーンIT」の実践には、各側面に対する多角的な対策を行う必要がある。そうなると企業としては、果たしてどこからどう手がけるべきか迷ってしまうというのが実際だろう。そこで注目してみたいのが、より大きな負荷削減効果が期待される「データセンタの電力削減」という側面。これは、膨大なコストを要するデータセンタの消費電力を、「冷却(空調)」「サーバ」「ストレージ」という3つの要素を見直すことで大幅に削減しようというもので、HPもこれを経済的かつ社会的に大きなメリットをもたらす施策と捉え、実践のためのノウハウと製品提供を推進している。
そこで、Technology at Workではその実際について取材を試み、今回の特集では、“地球にやさしい”データ保存を実現する「ストレージのあり方」について言及(「Green IT」については、来月号で紹介予定)。「グリーン・ストレージ」という注目の新施策についてお伝えするために、そのエキスパートである米国HPのパトリック氏に詳細を聞いた。
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