Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品 & サービス サポート & ドライバー ソリューション ご購入方法
≫ お問い合わせ


会社情報 > ニュースルーム > カバーストーリー バックナンバー

「HPスーパーサイエンスキッズ」カンファレンス
〜明日のダ・ヴィンチを探せ!〜 リポート

世界的なクリエーターや科学者の卵を発見し、育成をサポートすることを目的とした
ワークショップ&コンテストがいよいよスタート!

会社情報

HPについて
プレスリリース
エグゼクティブ・チーム
社会・環境への取り組み
HP研究所
アナリスト向け情報(英語)
投資家向け情報
日本HPサイトマップ

キーノート1: アラン・ケイ博士 基調講演 「子どもと教育、コンピュータ」

基調講演の冒頭で、アラン・ケイ博士は、「アイデアというものは、人々が関心を抱いて支援してこそ、初めて花開くものなのです。そのため、日本で今後2年の間に、このプロジェクトから非常にわくわくする出来事が起こるのではないかと期待しているのです」と笑顔で語りはじめました。

計算をすることで、ダイナミックなモデルを作ることができないか。そのことを、博士は40年前から考えていたといいます。子どもたちが自分たちや社会の仕組みについて、例えば、グラフィックで絵を描き、数学的なオブジェクトを使って、自分たちと社会との関わり方を表せる方法。それがスクイークの出発点でした。すでに多くの子どもたちはクスイークのeToyを使って、簡単にいろいろなアイデアを作り出しているといいます。
数学を使うことで、奥深いものや楽しいものを作ることもできると説明する博士は、「もし子どもたちが数学を楽しめないとすれば、教育になにか間違いがあるのです。数学は、教え方ひとつで、楽しいものにすることができるはずです」と訴えます。「スクイークを使えば、6歳の子どもに平均速度という概念を理解させることもできます。子どもたちは遊び、学び、検討することで、数学とはどのようなものかを考えられるようになるのです」

そして、話題は科学へと進みます。異なったストーリーに、一貫性を持たせるために数学が発明され、われわれの頭の中の考えと、外の現象とを交渉する手段として科学が存在すると説明する博士は、「米国の学校も、また日本の学校も、科学を実際の姿で教えず、一連の知識として教えている現状があります。これを暗記しなさい、それを唱えなさいというだけでは科学は学べません」と指摘します。

そこで博士は、子どもたちが科学にどのように取り組むことができるかの例として、りんごや砲丸、スポンジの玉など、同じような大きさの球体を落下させる実験した米国の小学校の授業内容を紹介。安価なビデオカメラで撮った映像でも、フレームを5コマごとに区切ってスクイークで比較すると、一定のペースで落ちるのではない事実がわかります。
「アメリカでは、7割の大学生がこの加速度の概念を理解していないのです。しかし、このように図式化すれば、小学校の子どもたちの9割が、自然現象を数学的にしっかりと確認できるわけです」

最後に博士は、"100ドルノートPC"について言及しました。これは、第三世界のあまり裕福でない子どもたちのために展開したいと考えているコンピュータのアイデアで、既にいくつかバージョンが生まれています。「子どもたちに使ってもらうためには、何時間でも心から楽しめるクリエイティビティが必要です。"欲"より"愛"のほうが、より良い先生ですからね。しかし、それだけでは十分ではありません。創造性を発揮するコンテクスト(状況)が重要になります」と語る博士は、子どもたちが何でもできると思える、創造性を思い切って発揮できる環境が必要と語ります。そして、「私たち大人の役割とは、子どもたちがさまざまな考え方を新しい環境の中で学べるようにしてあげることです。このカンファレンスのように協力してくださる皆さんのような方々がいれば、それがきっと実現できると思います」と語り、基調講演を締めくくりました。


前のページへ戻る

印刷用画面へ印刷用画面へ
プライバシー ご利用条件・免責事項 ウェブマスターに連絡