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HP RFID Noisy ラボ・ジャパンは、トーヨーカネツソリューションズ株式会社、アイデックコントロールズ株式会社、株式会社スリーク、そして日本HPのアライアンス4社により運営され、トーヨーカネツ株式会社の千葉工場内(広さ約6万坪)の一角に開設されています。石油プラントおよび液化天然ガスの貯蓄などで活躍しているトーヨーカネツ。そのグループ会社であるトーヨーカネツソリューションズは、グループの物流を取りまとめている会社です。
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RFID実用化への決意を語る
トーヨーカネツソリューションズ株式会社 執行役員 岩瀬 緑朗氏 |
「HP RFID Noisy ラボ・ジャパン」のオープニングセレモニーに先立ち、新聞社や物流系あるいはIT系メディアなど、30人以上の報道関係者の方々にお集まりいただき、見学会を行いました。冒頭、アライアンス4社を代表して、トーヨーカネツソリューションズの執行役員 岩瀬緑朗氏は、
「2005年3月23日、日本HP本社にて当施設の設立主旨を発表させていただきました。当初、同年4月1日にリリースされるUHF帯のRFIDをターゲットに、5月末頃のオープンを予定しておりましたが、11月にUHF帯RFIDのリリースにより、ようやく正式オープンの運びとなりました。HP RFID Noisy ラボ・ジャパンは、それぞれ特色をもった4社が日本HPを中心にアライアンスを組み、それぞれの知識と技術、ノウハウ、経験を凝縮し、高品質なサービスを展開しようという志を持って立ち上げました。"Start small, but Start now!(最初は小さく、しかし今始めよう)"をコンセプトに、私たちはそのスタートラインに立ったばかりです。物流関連の企業あるいは施設の方々に、HP RFID Noisy ラボ・ジャパンを大いに有効活用していただき、RFIDを利用したシステムの市場創出の一助となることを期待し、同時にRFIDの実用化に向け、その魅力と課題をご理解していただくべく、真摯に取り組んでまいります」と決意を表明しました。
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HP RFID Noisy ラボ・ジャパンの
設立の経緯を語る 日本HP マーケティング統括本部 インダストリーマーケティング本部 三宅信一郎 |
岩瀬氏の挨拶に引き続き、国内におけるRFIDビジネスのリーダーを務める日本HP マーケティング統括本部 インダストリーマーケティング本部の三宅信一郎が登壇し、日本におけるRFIDの現状とHP RFID Noisy ラボ・ジャパンのスペックと最新情報についてプレゼンテーションを行いました。同ラボの設立の経緯について、三宅は次のように振り返りました。
「トーヨーカネツソリューションズの岩瀬様にお声をかけていただき、ここ木更津の千葉工場を初めて訪れたのは2005年1月7日のことでした。寒風吹きすさぶ中で現場を見て、私は非常に感銘を受けました。ここには製造・流通の現場が再現された環境があったからです。そのとき岩瀬様たちと語り合ったのは、この環境にRFIDを実装して世の中を変えていこう、ということでした。同じ志を持った方々が集まり、RFIDの夢を語り合い、現実的なテストを行う場所をつくろう。そうした想いの実現に向けた第一歩を、本日踏み出すことができました」
三宅は、RFIDの動向について、2007年頃にブレークポイントを迎えるだろうとの見方を示します。その背景には、EPCglobalによる標準化の進展、RFIDの技術革新によるICタグを含むコスト低下、さらには米国大手流通業を中心としてサプライチェーンやロジスティックにRFIDを活用したビジネスの進展などがあります。また、日本においても2006年から家電量販店が、自社のオペレーションにRFIDを使用することになっています。
「サプライチェーンでのRFIDの活用が2005年から2006年にかけて進展します。サプライチェーンにRFIDが利用されるようになると、そこに関与する企業は膨大な数となり、RFIDの導入がより促進されます。従ってRFIDのブレークポイントは2007年頃になるだろうと見ています」(三宅)
HP RFID Noisy ラボ・ジャパンの立ち上げ(2005年3月)以降、およそ300人のお客様が見学されました。2005年前半は視察が目的で、具体的な投資計画はお持ちでないお客様がほとんどでした。しかし、UHF帯解禁となった夏以降には、すでにRFIDの導入予算のあるお客様、これから予算を策定されるというお客様が増えてきています。国内においても2006年はRFIDへの投資が進むものと見られます。
当ラボの活用法をご紹介します。
お客様はRFIDの導入に際して導入企画を立案されます。企画を立てた後、すぐに実際のオペレーション中の現場に実装可能かというと、これがなかなか困難です。そこで事前検証を行う場所が必要となります。また、電波暗室のような環境で検証するのではなく、現場に近い環境で検証する必要があります。そうした観点から、Noisyラボは現場に近いノイズが出る環境でテストを実施でき、実際の環境に実装する前にあたりをつける役割を果たします。当ラボでできることを簡単にまとめましょう。
| (1) |
お客様は、自社の荷姿のまま荷物を持ち込んで実証検証することができます。 |
| (2) |
お客様は、多種多様なRFIDタグやリーダー/ライター、各種の周波数帯を、組み合わせて試すことができます。 |
| (3) |
RFIDで読み取ったデータを、システム連携によってインフォメーションに変えるまでを試すことができます。 |
| (4) |
アライアンス4社のそれぞれの得意分野に関するコンサルティングを提供します。当ラボのサービスメニューとしては、
| 1. |
現場ではどのような電波が飛び交っているかを知るためのラボ見学 |
| 2. |
現場の雰囲気の中でのトレーニング |
| 3. |
各種RFIDの実証実験 |
4. |
RFIDベンダによるデモ |
を随時公開していきます。
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| RFIDタグ各種 |
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2006年から当ラボの見学会を定期開催していく計画です。また、実証検証を行う際のテスト手順の標準化に取り組みます。すでに米国HPでもウォルマート向け荷姿でのテスト手順を策定していますが、未だ標準的なテスト手順がありません。そこでHPでは、例えばEPCglobalのテスト認証規格について検討を始めています。
さらに、米国Noisyラボとの連携を行っていきます。ジェネレーション2と呼ばれるEPCglobal標準の新しい周波数帯は860MHz〜960MHzとなり、世界各国のRFIDタグをマルチに読み取れる仕様となります。ところが本当に各国のタグを読めるかは検証されていません。HPでは近い将来、シンガポールにもNoisyラボを計画しており、これによってシンガポールが866MHz〜869MHz、米国が902MHz〜928MHz、日本が952MHz〜954MHzと、標準化されたすべての帯域を各国のNoisyラボで網羅することが可能です。そこで各国Noisyラボを連携させてグローバルな実証検証を行えるようしていく予定です。
報道関係者向け見学会に引き続き、ご来賓、関係者の方々をお招きして、当ラボの開所式を行いました。当ラボを運営するアライアンス4社を代表し、トーヨーカネツソリューションズ代表取締役社長である加藤進一郎氏より、次のようにご挨拶いただきました。
「当社は、RFIDを流通分野で活用できないかと考え、20年程前から実験を行ってきました。今回、異なる特徴を持った4社が中立公平の立場で、強く現場を意識した環境で実証検証を行う施設を立ち上げました。数多くの解決すべきRFIDの課題に取り組みながら、新たなソリューションの開発が可能になると同時に、RFIDの応用はロジスティックの分野のみならず、経営ソリューションにも大きな変革をもたらすものと確信しております」
続いて、経済産業省 商務情報政策局 流通・物流政策室長である浜辺哲也様より来賓代表として、ご挨拶いただきました。
「私どもが担当する流通・物流分野において、どのようにRFIDを活用するかについて検討しているところであり、先般、政府において閣議決定した総合物流大綱においてもRFIDの活用は大きな柱の一つになっています。そうした中で、ヨドバシカメラが2006年にはRFIDの実導入を発表するなど、もはやRFIDは実験のための実験を行うのではなく、本番を見据えた検証の段階に入ったのだと実感しています。現場環境で実際に試してみないと分からないのがRFIDです。第2第3のヨドバシカメラを輩出するためにも、HP RFID Noisy ラボ・ジャパンの活用を呼びかけていきたいと考えます」
最後に、HP RFID Noisy ラボ・ジャパンの開所を記念して、テープカット行い開所式は終了しました。
各方面から注目を集めるRFID。RFID Noisyラボ・ジャパンを広く活用していただくことで、RFIDの実際の利用に関する理解が深まり活用推進に貢献できるよう、努力してまいります。
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