 |
アラン・ケイ博士の話に
耳を傾ける児童たち |
スクイークを使った授業参観の後に行われた講演会で、アラン・ケイ博士は児童たちに、自身がコンピュータを通じて得た科学や数学の楽しさを話しました。「皆さんの中には、私のように科学者としての仕事を楽しんでいることに驚かれた方もいるかもしれません。しかし、実際に科学や数学は、音楽や芸術と同様に楽しいものなのです。科学の大部分は“遊び”ですが、音楽を志す人が努力するように、我々も努力しなくてはなりません。音楽や芸術のゴールは、他者とコミュニケーションし会話していくことです。そのように捉えると、ややこしいと思われがちなコンピュータも、ある種のコミュニケーションツールになります。コンピュータを紙と考えてみてください。紙に絵を書くことができるなら、PCにも絵を描けるでしょう。そして、それらを動かすこともできます。ストーリーも伝えていけます。」と、科学が、音楽や芸術と同じであることを児童達に語りかけました。「コンピュータを使えば、世界がどのように動いているのかを知ることができます。私たちが使うテクノロジーが地球の温度・気温に与える影響もわかるのです。皆さんには、そんなふうに、コンピュータの隠れた部分を理解して欲しい。先ほど、授業の終わりに、世界は目に見えているものだけではないと言ったのはそういう意味です。皆さんは、恐れることなく好奇心を持って取り組んでください。それを手助けするのが我々、大人の役目です。」と、語りました。
講演では、HPスーパーサイエンスキッズが日本各地で行なっているワークショップで製作された作品も立命館小学校の児童達たちに公開されました。他校の生徒たちの、そのアイディアのおもしろさや、創造力の豊かさに会場からは「すごーい!」という驚きの歓声が起こりました。
スクイークを通して、アラン・ケイ博士と交流した児童たちから、こんな質問が飛び出しました。「どうすれば博士になれるの?」それに対し、アラン・ケイ博士は「世界をぐるっと見回しましょう。よく見ると、必ずあなたの興味の持てるものがありますよ。その好きな分野を突き詰めていくと、それに対して意見が持てるようになる。さらにそれを深く突き詰めていくと、私(博士)のようになれるでしょう」と、答えました。児童達が好奇心に目を輝かせながら聞き入る様子が、印象的でした。
|