Jump to content 日本-日本語
日本HPホーム 製品とサービス サポートとドライバ ソリューション ご購入方法
≫ お問い合わせ
日本HPホーム

会社情報 > ニュースルーム > カバーストーリー バックナンバー

伝説の写真家ジョエル・マイロウィッツの新作展
HP大判プリンタによるプリンティングセミナーを開催

- HP Designjet Z3100による出力サンプルの忠実な再現性を解説 -

会社情報

HPについて
ニュースルーム
エグゼクティブ・チーム
グローバル・シチズンシップ
HP研究所
アナリスト向け情報
(英語のページへリンク)
投資家向け情報
日本HPサイトマップ
2008年3月7日(金)より、東京・原宿のギャラリーホワイトルームトウキョウ(*1)にて、米国を代表する写真家ジョエル・マイロウィッツ氏の個展「The Elements:Air/Water Part 1」が始まりました。同個展開催を記念してマイロウィッツ氏が来日し、3月7日(金)に作品を自ら解説するプレスツアーとオープニングレセプション、8日(土)にはHPの大判プリンタ「HP Designjet Z3100」によるプリンティングセミナーが行われました。
ジョエル・マイロウィッツ氏は、モノクロームが主流だった1970年代、のちにカラー写真の古典となる作品集「Cape Light」を発表し芸術写真に新しい地平を切り拓いた、アメリカを代表する写真家の一人です。また、2001年9月11日のワールド・トレード・センターへの同時多発テロの記録写真を、発生直後から撮ることを許された唯一の写真家としても知られています。
伝説の写真家ジョエル・マイロウィッツの新作展

 世界的巨匠ジョエル・マイロウィッツが挑む新たなアプローチ

世界的巨匠ジョエル・マイロウィッツが挑む新たなアプローチ
プレスツアーではまず、今回の個展「The Elements:Air/Water Part 1」のテーマについて語られました。マイロウィッツ氏は2007年7月、「狼(海での写真)と犬(プールでの写真)」というテーマで作品を撮影するため、フロリダのプールで飛び込みの選手が水に入るさまを水中見学室からビデオ撮影していました。その撮影中に想像外のインスピレーションがひらめきます。

「選手が入水すると、水中で体に気泡(空気)がまとわりつく。気泡は水面に散り、選手が泳ぎ去った後でもプールの水面にしばらく残っていた。そのとき、私の中に何かが結晶化した。私には、その気泡がやがて空に上がって雲となるイメージが見えたのです。」
このとき、「四大元素」(空気・水・土・火)そのものを撮影するというシンプルなアイディアが浮かんだのです。しかし、その試みは、彼がこれまで築きあげ、世界的にも評価されたストリート写真の手法の破棄を意味します。マイロウィッツ氏はそのことについて、こう語ります。
「最も大切なものを手放すことで、新しいものが学べる。それは新しい自分を発見することでもある。未知の世界に飛び込むには不安もあるが、得られる満足感、よろこびは大きい。そうは思いませんか?」
彼は当初のプランを白紙に戻し、まったく新しいテーマの作品づくりを開始しました。

HP Designjet Z3100Photo シリーズ
プレスツアーの後のレセプションでは、ワイングラスを片手に、参加者の質問に気さくに応えるマイロウィッツ氏の姿がありました。会場ではラムダプリント(印画紙に出力されたデジタルプリント)による「The Elements:Air/Water Part 1」の作品の他、「HP Designjet Z3100」でプリントされた彼の代表作「Cape Lite」のいくつかの作品も展示されていました。参加者はそれらの作品を鑑賞しながら、アーティストと語らう貴重な時間を過ごしました。

 現代の巨匠とHP最新技術との出会い

現代の巨匠とHP最新技術との出会い
2日目のプリンティングセミナーは、立ち見が出るほどの盛況でした。セミナーではマイロウィッツ氏の写真撮影に対するアプローチとともに、今回の個展に技術協力しているHPとの出会いについて語られました。

グラウンド・ゼロでの写真を撮り終え、イタリア・トスカーナ州での撮影を行っていた頃、マイロウィッツ氏は、米国HPのスタッフから新しいプリンタをテストするために作品を貸してもらえないかというコンタクトを受けたそうです。彼の中にはそれまでインクジェットプリンタに対して、「展示会に使えるクォリティのプリントは無理」という偏見があったそうですが、HPスタッフが持ってきたプリントを見て、その概念は覆されたと言います。彼は、草原を撮影した同じネガの銀塩プリントとHPインクジェットプリンタのプリントを参加者に見せながら、「私は現場にいましたが、本当の色はHPプリントの方が近い。草原の茶色と薄い緑色の違いをよく表現できています」と語りました。

また、彼がインクジェットに抱いていた不安の一つはプリントの耐久性でしたが、200年の耐光性を持つ「HP Vivera」顔料インクは、その不安を払拭するものでした。マイロウィッツ氏はこう語ります。「撮影データさえ保存してあれば、私が生きている限り、HPの最新プリンタでいつでもパーフェクトなリプリントができるのです」以降、HPではマイロウィッツ氏をインクジェットプリンタのスタディグループの一員として招き、より忠実な再現性について、アーティストとしての視点から貴重なアドバイスをいただいています。

会場ではその後、彼の代表的な作品をスライドで紹介し、写真家としての自身の変遷や、撮影時のエピソードについて語られました。そこでは、独自の世界を求めて35mm判カメラから精細な表現が可能な8×10の大判カメラに持ち替えたこと、光の多彩な表情に魅せられてカラー写真に転向したこと、グラウンド・ゼロで出会った人たちとの交流などについて、一つ一つの作品に合わせた解説がなされました。質疑応答の時間でも参加者から活発な質問が飛び、「人物のポートレイトを撮影したいとき、どんな言葉を?」との質問には、マイロウィッツ氏はこう答えました。
「『写真を撮らせていただけますか?』と話しかけ『どうして?』と聞かれたら『あなたの人間性の何かが私に話しかけてくるのです』と答えます。そして、『どうしたらいいですか?』との問いには『楽にしてください』と言い、あとはタイミングを待つのです。シャッターを切る瞬間は、その人と私の数百分の一秒の秘密を分かち合う契約のようなものなのです」

セミナー会場には、マイロウィッツ氏が普段使用しているのと同じ製品である「HP Designjet Z3100」とPCが設置され、「Z3100」で出力されたプリントを自由に閲覧できるようになっていました。作品紹介の後は、それらのプリントや機器を囲み、インフォーマルな形で作品制作のプロセスやHPプリンタの利点について説明がなされました。そこでは、ブロンジング(印刷画像を特定の角度で見ると金属光沢が生じる光学現象)が発生しない「HP Vivera顔料インク」の優秀さや、リアルな光沢表現を実現する「グロスエンハイザ」の効果を実際にZ3100で出力したプリントで説明されました。

その後、サイン会が開催され、参加者は会場で発売されていたオリジナルカタログを手に、長蛇の列を作りました。彼は参加者のリクエストに応え、2ショットでの写真撮影に応じるなど、気さくな一面を見せてくれました。

ジョエル・マイロウィッツ氏の個展「The Elements:Air/Water Part 1」は、2008年6月8日まで、ギャラリーホワイトルームトウキョウにて開催されています。
ギャラリーホワイトルームトウキョウ :  http://www.g-whiteroom.com/ 

 Joel Meyerowitz(ジョエル・マイロウィッツ)プロフィール

1938年、ニューヨーク生まれ。'62年より、ニューヨークのストリートにおける日常のシーンを、カラーのスナップショットで撮り始める。'70年代半ばより、より豊かな色や光の描写を追求し、8X10の大判カメラを積極的に使用する。ボストン美術館での個展『Cape Light』を始め、作品は世界350以上の美術館およびギャラリーにおける展示で紹介。写真集や映像作成など、現在に至るまで精力的な創作活動を続け、アメリカ写真界のニューカラーの代表作家として国際的な評価を集めている。近年では「9.11」の直後、ニューヨーク市立美術館の依頼により、ワールドトレードセンター跡のグランウド ゼロにおける崩壊と再生の活動を撮影、8000枚以上の記録を残す。その一部は、同美術館に永久保存され、これにより第8回ヴェニス・ビエンナーレ建築展に米国代表として招待される。現在、ニューヨーク市の依頼により、ニューヨーク市内の29.000エーカーに及ぶ公園の記録に取り組んでいる。マイロウィッツは、グッゲンハイムの特別研究員であり、NEAおよびNEH受賞者である。

印刷用画面へ
プライバシー 本サイト利用時の合意事項 ウェブマスターに連絡
© 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P.