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2003年12月17日

ヒューレット・パッカード社 2003年度第4四半期報告


  • 売上高は前年同期比10%増の199億ドル(コンセンサス予想は190億ドル)
  • 非GAAPベースの営業利益は前年同期比63%増の14億ドル、非GAAPベースEPSは前年同期比50%増の36セント(コンセンサス予想は35セント)
  • GAAPベースの営業利益は前年同期比152%増の11億ドル、GAAPベースEPSは前年同期比115%増の28セント
  • 営業活動によるキャッシュフローは24億ドル
  • すべての事業部門で大幅な増収と過去最高の出荷台数を記録
  • すべての事業部門で黒字を計上し、エンタープライズ・システムも営業利益1億600万ドルと赤字脱出

    ヒューレット・パッカード社(会長兼CEO:カーリー・フィオリーナ、本社:カリフォルニア州パロアルト市)は、2003年度第4四半期(2003年8月1日〜10月31日)の業績結果を発表しました。本報告書はHP社が11月19日(米国時間)に発表したレポートの日本語版です。第4四半期の売上高は、前年同期比10%増、前期比14%増の199億ドルとなりました。これに対して、アナリストのコンセンサス予想は190億ドルでした。

    当四半期の非GAAPベース (1) の営業利益は、前年同期比63%増、前期比67%増の14億ドルとなりました。売上高に対する非GAAPベース営業利益の比率は7.2%でした。非GAAPベースの希薄化後EPS(1株当り純利益)は、前年同期の24セントに対し50%増、第3四半期の23セントに対し57%増の36セントとなりました。これに対して、アナリストのコンセンサス予想は35セントでした。非GAAPベースの希薄化後EPSおよび純利益には、税引き後ベースで2億4,100万ドル、1株当り8セント(希薄化後)の調整費用が反映されています。この調整には、リストラクチュアリング費用1億9,000万ドル、購入無形資産の減価償却費用1億4,300万ドル、および買収関連諸費用2,900万ドルが含まれています。本発表内容に含まれる非GAAPベースの財務情報は、いずれも後掲の表「非GAAPベースの連結要約損益計算書」の数字と同じものです。

    当四半期のGAAPベースの営業利益は、前年同期比6億4,800万ドル(152%)増、前期比7億7,200万ドル(256%)増の11億ドルとなりました。売上高に対するGAAPベース営業利益の比率は5.4%でした。GAAPベースの希薄化後EPSは、前年同期の13セントに比べ115%増、第3四半期の10セントに比べ180%増の28セントとなりました。

      2003年 2002年
    第4四半期 第4四半期
    売上高 199億ドル 180億ドル
    非GAAPベース営業利益率 (1) 7.2% 4.9%
    GAAPベース営業利益率 5.4% 2.4%
    非GAAPベース希薄化後EPS (1) $0.36 $0.24
    GAAPベース希薄化後EPS $0.28 $0.13

    「素晴らしい四半期となった。どの指標をみても、HPの本来の力と合併の成果が表れている。私はHPの一員であることを誇りに思う」とHP会長兼CEOのカーリー・フィオリーナは述べています。

    「第4四半期の素晴らしい業績によって、HPは2003年度業績の公約を達成し、すべての事業部門で黒字を計上した。売上高が増加し、市場シェアが拡大した。HPの統合目標およびコスト削減目標は、予定を上回る速いペースで達成され、2003年度の営業活動によるキャッシュフローは60億ドルを上回った」とカーリーは述べています。

    「好業績を達成する一方で、HPは顧客への直接販売・サービス・サポートの体制を強化したほか、ソフトウェア開発に10億ドル以上、HPブランドの確立に6億ドル、ITシステムに4億ドル、人材研修・育成投資に2億7,500万ドルを投資した」

    「公約どおり、当四半期にはエンタープライズ・システム・グループも黒字化を達成し、1億600万ドルの営業利益を計上した。その結果、通年連結ベースでは6億1,000万ドルもの大幅な改善となった。ESGでは、売上高の好調に加え、売上高総利益率も前年比で大幅に改善し、ソフトウェアの売上高、PCサーバおよびハイエンドSuperdomeシステムの出荷台数は過去最高を記録し、さらにストレージ市場の高成長部門でも好調なパフォーマンスを示した」

    「HPサービスでは、マネージド・サービスの好調とカスタマ・サポート事業の利益率の改善に支えられ、売上高、営業利益とも好調に推移した。マネージド・サービスの売上高は前年同期比36%増加したが、これは市場平均のほぼ4倍の伸びであった。顧客はIBMに代わる企業を求めており、HPがその眼鏡に適ったのだ」

    「パーソナル・システムズ・グループの売上高は、ノートブック型PC(53%増)とデスクトップ型PC(23%増)の好調な出荷に支えられ、前年同期比19%増、前期比21%増の60億ドルとなった。売上高はすべての地域で大幅に増加し、営業利益は通年連結ベースで約4億ドルもの改善となった。またHPのPC製品はあらゆる市場部門でシェアを大幅に拡大し、ノートブック型PCでは再び最大のライバル企業を上回る成長を達成し、同戦略的カテゴリーにおけるHPの優位性をさらに広げる結果となった」

    「イメージング・プリンティング・グループもまた、当四半期および通年で過去最高の売上高および営業利益を計上した。当四半期は市場シェアの拡大が続いた結果、営業利益が史上初めて10億ドルの大台を突破した。デジタルカメラ、インクジェット・プリンタ、レーザー・プリンタおよびサプライ用品の出荷も、過去最高を記録した。プリンタの出荷台数は、当四半期だけで約1,300万台となり、2003年度全体では4,300万台に達した」とフィオリーナは述べています。

    2003年度のリストラクチュアリング費用、退職金費用および慰留費用の26億ドル、株式購入費用7億5,000万ドルおよび配当金支払費用9億7,700万ドル(配当利回りは業界最高)を差し引いた2003年度末のグロス・キャッシュフローは、147億ドルとなりました。

    「HPは困難な決断を下し、ポートフォリオを選択し、必要な投資を実行した。現在の力強さは、来年度も持続するだろう。私は以前にも増してHPの競争力に自信を抱いている」とフィオリーナは述べています。

    地域別では、北米・中南米地域の売上高は、前年同期比6%増、前期比14%増の92億ドルとなり、総売上高に占める比率は46%となりました。欧州地域の売上高は、前年同期比14%増、前期比16%増の76億ドルとなり、総売上高に占める比率は39%となりました。アジア太平洋地域の売上高は、前年同期比16%増、前期比10%増の22億ドルとなり、総売上高に占める比率は11%となりました。日本市場の売上高は、前年同期比5%増、前期比12%増の8億3,500万ドルとなり、総売上高に占める比率は4%となりました。

    ■ エンタープライズ・システム

     

    エンタープライズ・システム・グループ(ESG)の売上高は、前年同期比2%増、前期比10%増の41億ドルとなりました。営業利益は、前年同期比2億3,500万ドル増、前期比1億7,600万ドル増の10億600万ドルとなりました。通年連結ベースでみた2003年度の営業利益は、サプライ・チェーンおよび製造コストの改善や営業経費の節約、R&D費および人件費の削減努力により、6億1,000万ドルの改善となりました。ESGはすべての地域で黒字を計上し、前期比で大幅な増益を記録しました。厳しい価格環境にもかかわらず、売上高総利益率は前年同期比1.3%ポイント上昇し、前期比ではほぼ横ばいとなりました。

    Gartner Dataquest社が発行する市場シェア・レポート最新号によれば、HPは第3暦四半期(7〜9月期)には米国市場のサーバ出荷額で第1位に返り咲き、出荷額全体に占めるシェアは26.6%となりました。この間、米国市場におけるHPのサーバ出荷額は、前期比10%増、前年同期比28%増と市場全体を上回る伸びをみせました。

    PCサーバの売上高は、出荷台数が21%増加した結果、前年同期比9%増加して過去最高を記録しました。第3暦四半期(7〜9月期)には、HPはx86系プロセッサ市場でのリードを広げ、米国市場でシェアを再び拡大した結果、世界全体におけるHPの市場シェアは32%となりました。

    HPのPCサーバの市場シェアは、15カ国で50%を上回り、欧州市場では2大ライバル企業のシェアの合計を上回っています。またx86 Linux市場でも、26%の他を圧倒するシェアを誇っています。

    当四半期には、HP Superdomeの出荷台数が前年比17%増加した結果、出荷額は過去最高を更新しました。ミッドレンジおよびローエンドのUNIXRの出荷は安定した動きをみせ、ともに前年同期比ほぼ横ばいで推移しました。ハイエンドのUNIXの出荷は、前年同期比10%減少しました。NonStopおよびAlphaの出荷は5〜6%の減少となりました。

    ストレージ市場の高成長部門でも、HPは様々なエンタープライズ製品を豊富に取り揃え、基幹ミッドレンジ製品は前年比同期比109%の伸び、ハイエンド製品は同14%の伸びを達成しました。テープドライブ事業の売上高は、OEMテープライブラリ事業から撤退したため、前年同期比14%減少しました。

    ソフトウェアの売上高は、OpenViewが前年同期比17%、OpenCallが36%増加した結果、前年同期比20%増となり、過去最高を記録しました。

    ■ HPサービス

     

    HPサービス(HPS)の売上高は、前年同期比・前期比とも5%増加して32億ドルとなりました。特にマネージド・サービスの売上高は、前年同期比36%増と引き続き好調でした。通年連結ベースでみた2003年度のマネージド・サービスの売上高は、前年比22%の増加でした。カスタマ・サポートの売上高は、前年同期比5%増加しました。コンサルティング&インテグレーションの売上高は、コンサルティング市場が引き続き低調であったため、前年同期比10%の減少となりました。

    HPサービスの営業利益は3億9,300万ドルとなり、売上高に対する営業利益の比率は12.2%となりました。厳しい経費削減努力により、営業利益は前年同期比9%増、前期比17%増となりました。

    ■ パーソナル・システムズ

     

    パーソナル・システムズ・グループ(PSG)の売上高は、前年同期比19%増、前期比21%増の60億ドルとなりました。PC製品の出荷台数は、ノートブック型PCが前年同期比53%増、デスクトップ型PCが同23%増と絶好調であったことから、前年同期比35%の増加となりました。市場シェアをみると、第3暦四半期(7〜9月期)には、ノートブック型PCの出荷台数が前年同期比60%増と市場平均のほぼ2倍、ライバル企業の伸びを18%ポイントも上回る伸びを達成した結果、HPはノートブック型PC市場におけるリードをさらに広げました。過去4暦四半期(2002年10月〜2003年9月)では、世界のPC市場におけるHP製品のシェアは約2%ポイント拡大しました。

    この間、各種の賞を受賞したHPのiPAQハンドヘルド・シリーズは前年比100%増加し、市場シェアは前期比6.9%拡大しました。

    パーソナル・システムズ・グループ(PSG)の営業損益は、前年同期の6,800万ドルの損失、第3四半期の5,600万ドルの損失に対し、2,100万ドルの黒字となりました。通年連結ベースでみた2003年度の営業損益も、サプライ・チェーンの合理化と経費節減努力により、3億9,100万ドルの黒字となりました。

    ■ イメージング・プリンティング

     

    イメージング・プリンティング・グループ(IPG)の売上高は、サプライ用品の前年同期比14%増、ビジネス用ハードウェアの6%増、家庭用ハードウェアの5%増に支えられ、前年同期比11%増、前期比19%増の62億ドルとなりました。デジタル・イメージング製品の売上高は、前年同期比18%増加しました。HP製品は、世界の主要なカテゴリー市場でトップの地位を確保しました。第3暦四半期(7〜9月期)には、米国インクジェット市場におけるシェアは8%ポイント拡大して56%(9月末)となりました。NPD Group社の最新データによれば、HPはオールインワン市場でもリードをさらに広げており、その市場シェアは66%に達しています。

    IPGの営業利益は、前年同期比7%増、前期比36%増となり、史上初めて10億ドルを上回りました。売上高に対する営業利益の比率は16%でした。売上高総利益率は、サプライ用品よりハードウェア製品の品揃えが充実していることから、前期比わずかながら減少となりました。

    ■ ファイナンシャル・サービス

     

    HPファイナンシャル・サービス(HP Financial Services)の売上高は、前年同期比14%減、前期比4%増の4億6,100万ドルとなりました。営業損益は、前年同期の1億100万ドルの損失、第3四半期の1,800万ドルの利益に対し、2,600万ドルの利益となり、4四半期連続で黒字を計上しました。

    ■ 資産管理

     

    当四半期末のグロス・キャッシュフローは147億ドルとなりました。グロス・キャッシュフローには、現金および現金等価物142億ドルと短期および一部の長期投資資産5億ドルが含まれています。リストラクチュアリング費用約2億6,900万ドルおよび退職給付積立金3億2,100万ドルを差し引いた、当四半期の営業活動によるキャッシュフローは、約24億ドルとなりました。

    当四半期末の棚卸資産は61億ドルで、前年同期比2億6,800万ドル増加しましたが、前期比では7,700万ドル減少しました。売掛金は、売上高の増加を反映して、前期比13億ドル増の89億ドルとなりました。当四半期の配当金は1株当たり8セントとなり、配当金の支払いに充当されたキャッシュは2億4,400万ドルでした。また、HPは当四半期中に2億200万ドルの自社株買戻しを実行しました。

    ■ 見通し

     

    2004年度第1四半期の売上高は、季節要因から前期比2〜4%の減少が見込まれるため、191〜195億ドルになると予想しています(現在のコンセンサス予想は190億ドル)。非GAAPベースEPSは、現在のコンセンサス予想と同じ35セントと予想しています。このことは、EPSが前年同期比21%増加することを意味します。2004年度の非GAAPベースEPSについても、現在のコンセンサス予想と同じ1ドル42セント(前年比22%増)と予想しています。

    非GAAPベースEPSの予想は、四半期ごとに購入無形資産の減価償却費用および買収関連費用として税引き後ベースで1株当り4セント控除されることを前提としています。

    当四半期の業績結果に関する詳しい情報は、下記のHP's Investor Relationsサイトに掲載されています。
    アドレス: http://www.hp.com/hpinfo/investor/quarters/quarters.html

    【添付資料】

     
    ヒューレット・パッカード社および子会社要約連結損益計算書(未監査)
    ヒューレット・パッカード社および子会社非GAAPベースの要約連結損益計算書費用と支出の合計(未監査)
    ヒューレット・パッカード社および子会社要約連結貸借対照表
    ヒューレット・パッカード社および子会社要約連結現金収支計算書(未監査)
    ヒューレット・パッカード社および子会社事業部門別財務情報(非監査)

    (PDF:122kb) *

    ■ HPについて

     

    HPは、消費者、企業および機関向けのテクノロジー・ソリューションをグローバルに提供する企業です。HPの提供するソリューションは、ITインフラから、パーソナル・コンピューティング&アクセス・デバイス、グローバル・サービス、イメージング&プリンティング・サービスまで、多岐にわたっています。2003年度(2002年11月1日〜2003年10月31日)現在、年商は731億ドルに達しています。HPの詳しい情報は、下記のサイトに掲載されています。
    アドレス: http://www.hp.com/ 米国のサイトへ

    (1) 非GAAPベースの数値はいずれも特定の項目を除外調整したもの。当四半期および前期のGAAPベース業績に対する特別調整の詳細は、後掲の表「非GAAPベース連結要約損益計算書」に示すとおり。HPの非GAAPベース情報の利用に関する説明は、後掲の「非GAAPベース財務情報の利用」に示すとおり。

    UNIXはOpen Groupの登録商標です。IntelおよびItaniumは、Intel Gorp.またはその米国および海外子会社の登録商標です。MicrosoftおよびWindowsは、Microsoft Corp.の米国における登録商標です。

    ■ 非GAAPベースの財務情報利用

     

    HPは、GAAPベースで表示されるHPの連結要約損益計算書を補完するため、HPの過去の財務実績および将来的展望の全体的な理解を深めるのに適切と考えられる方法で特定の費用、支出および売買損益を除外調整した特別経営指標として、非GAAPベースの純利益および希薄化後EPSを利用しています。この調整は、経営陣および投資家の双方に対して、HPの基本的な営業成績およびトレンドや市場パフォーマンスに関するより完全な情報を提供することを目的としています。例えば、非GAAPベースの業績は、HPの基幹事業部門の業績には含まれないと経営陣が判断した資産売買損益またはその他の費用を除外した、当社の基本パフォーマンスを表わしています。さらに、非GAAPベースの業績は、経営陣が将来の計画および予測の基礎資料として利用する基本的な指標の1つになっています。この補完的情報の公表は、独立した情報ではなく、または米国で広く受け入れられている会計原則に基づいて作成された純利益または希薄化後EPSに代わるものでもありません。

    ■ 将来的展望の記述

     

    本発表内容には将来的展望の記述が含まれており、そこに記載された様々なリスク、不確実性および仮説が具体化するか、または誤りであることが明らかになった場合には、HPおよびその連結子会社の業績結果と、将来的展望に明示または暗示された内容との間に、重大な差異が発生する可能性があります。歴史的事実の記述以外はすべて将来的展望とみなし得る記述であり、これには利益、売上高、利益率、シナジーまたはその他の財務項目に関する予想、将来の事業に関する経営陣の計画・戦略・目標の記述(企業統合や事業再編計画などを含む)、新しい製品・サービス・開発に関する提案、製品・サービスのパフォーマンス予測、または業界ランキングに関する記述、将来の経済情勢や業績に関する記述、上記記述の基礎となる確信および仮説に関する記述が含まれています、上記のリスク、不確実性および仮説には、マクロ経済および国際政治の動向、当業界の熾烈な市場競争、サプライヤー・顧客・パートナー企業による契約のパフォーマンス、契約が締結されないか、または最終的に現在予想される条件で遂行されないか、もしくは全く遂行されない可能性、特定の製品・サービスの販売市場が予想どおりに発達しない可能性、製品・サービスの開発およびパフォーマンスが予想どおりに進展しない可能性、従業員の管理を巡る諸問題、棚卸資産など資産管理の問題を巡るリスク、売上高の変動に合わせて営業経費の支出水準を抑制することの困難さ、およびその他のリスクが考えられますが、これらについては当社の証券取引委員会レポート(2002年10月31日に終了した年度のHP年次報告書およびその後提出された2003年7月31日に終了した四半期のHP四半期報告書を含むが、これらに限定されない)上で随時報告していきます。HPには、これらの将来的展望の記述をアップデートする義務および意思はありません。

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