| 飯島 非常に大きいのは、業界標準64ビット・アーキテクチャであるx64には「デメリットがない」ということですね。技術的な優位性ということでは、64ビット導入で、よりデータ処理が速くなり、データの大量化に対応できるのは非常に心強いことだと思います。例えば販売管理のデータがあった場合に、それを時系列、エリア別、さらに営業担当ごとに見る、という風に情報の次元を拡げていく時など、処理する計算も複雑になってくるわけですが、そういう時に64ビットなら無理なく対処することができる。大量のデータ処理をしても、よりストレスがないわけですから、結局それは、先ほどから話題に出ている「情報系を活用して業務効率化を図る」というところに結びついていくと思います。
オープン系の汎用性という特徴を活かせば活かすほど、パワーが必要になってきますから、やはり64ビットは32ビットに比べて大きな優位性があるのは確かです。しかもx64は、従来の業界標準32ビット・アーキテクチャからの移行に関して、敷居が低いのが特徴です。たとえばWindowsでは、ほとんどの既存の32ビット・アプリケーションは、64ビット・サーバ機上で何の変更も必要なく、そのまま性能劣化なく稼働します。移行の痛みがほとんどなく、スムーズに切り替えができるというのも、中小・中堅企業の皆さんにとって非常に大きなメリットではないかと思います。
森戸 最近インターネットに接続している一般家庭のブロードバンドの普及率は6割を超えたそうですが、そうなると当然、中小・中堅企業もリッチコンテンツで消費者にアピールすることが多くなります。今までのコンピュータだと、スペック的な問題でストレスを感じている企業が多くなっているというのは事実ですね。以前にはなかったのですが、「コンピュータの速度が遅くて困る」という声が、中小・中堅企業の皆さんからも非常に多く聞かれるようになってきましたから。
飯島 今までは64ビットというと、高額でハイエンドなものというイメージがあったわけですが、当社の場合、ProLiantサーバ・シリーズの新機種の90%以上が既にx64アーキテクチャ搭載機になっています。x64アーキテクチャ搭載機は、従来の業界標準32ビット・アーキテクチャ機とほとんど変わらない価格で販売させていただいております。また、市場全般でみても、一年後にはサーバ機の新機種のほとんどが、64ビットCPU搭載機になると言われています。そうなると近い将来、中小・中堅企業から大企業まで、すべての企業で64ビットCPUが使われることになり、1CPUあたりの情報処理能力という観点では、現在の状況と比べると限りなく対等な関係に近づく。これは中小・中堅企業にとって、かなり大きな変革ではないでしょうか。
森戸 業務効率化に大きく役立つハイエンドなサーバを、非常に導入しやすい状況になったということですね。これは中小・中堅企業にとって、ITで企業力を高めるための大きなチャンスと言えるかもしれないですね。
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