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森戸 先ほどいたずらに莫大な情報を共有してはいけないとお話しました。「情報を精査するのは面倒なのでサーバに放り込んで情報共有している」、これが一番危険な状況であり、実は多くの大手企業もそのような情報運用になっている場合が多いと感じています。同じようなことが中小・中堅企業の場合にも言えるのではないでしょうか。例えば、システム活用のためのマニュアルというのは、ITツールの使い方ではなくて情報の絞り込み方法と絞り込まれた情報の読み方になっている必要があります。
大手企業との比較は一概にはできないものの、やはり中小・中堅企業は、社員が自分で情報を精査して活用していくということに慣れていません。ですから全ての情報を共有するのではなく、IT導入の時点で、必要な情報は何なのか、不必要な情報がないか、また誰にとって必要な情報なのか、情報をもとに誰がどのように動くのかを十分に考えることが大切です。
“誰に対してどのような情報をみせるか“という部分でのサーバにおける情報化基盤には、「ActiveDirectory」* などの機能を活用するといいと思います。“多くの情報を多次元で分析できる“といった大手企業のやり方を中小・中堅企業が模倣しても仕方がないとも思っています。中小・中堅企業が機動性を持ってビジネスモデルを創り出していくためには、市場からのタイムリーな情報を必要な社員が有効活用できるような形を作り出すことが重要です。
もともと人間の情報処理能力には限りがあります。中小・中堅企業は、少ない社員数で大手企業と勝負しないといけないので効率の良い情報共有を考えてください。戦略も無く共有している情報を見るだけで、何となく仕事をしている気になってしまう社員を増やさないためにも、情報共有のデザイン構築には充分時間をかけてください。
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Active Directoryとは、マイクロソフトWindows OSに搭載されているディレクトリサービス。ネットワーク上に存在するサーバ、クライアント、プリンタなどのハードウェア資源や、それらを使用するユーザの属性、アクセス権などの情報を一元管理することができる。 |
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