ブレードサーバーでHyper-VおよびVMMの検証を実施、実運用での導入を前提としたシステム提案へ |
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システム基盤の構築で30年以上の実績を持つシステムインテグレーターであるアルファテック・ソリューションズ株式会社では、仮想化技術のコストメリットを生かしたソリューションを構築すべく、新たな社内プロジェクトを立ち上げた。 |
目的
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仮想化技術でコストメリットを生かした
ソリューションを構築 - 仮想化技術に対するお客様からの期待に応える
- システム基盤と仮想化環境の統合管理
システムの効果
- 3年前より仮想化技術を積極的に導入
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マイクロソフトHyper-VおよびVMMの
検証プロジェクトを開始 -
HP BladeSystem c-Classによる
検証環境を自社に設置
システムの効果
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Hyper-Vの実運用への導入を前提とした、
厳密な検証作業を実施 - バックアップやリストアなどの手順を実際に検証
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仮想化環境への移行プランニングに必要な
実地データを収集
ビジネスへの効果
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検証結果をもとに、先進的なお客様に向けて
Hyper-Vの提案を始める予定 -
ATS、マイクロソフト、HPの3社による
仮想化への協業スキームを確立 -
HPブレードサーバーとHyper-Vの
相性の良さを生かしたシステム提案へ
お客様背景
「仮想化によるコストメリット」をソリューションの中核に
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アルファテック・ソリューションズ株式会社(以下、ATS)は、サーバー、ストレージ、ネットワークといったシステム基盤のインテグレーション事業で30年以上の実績を持つシステムインテグレーターである。一昨年、大手化学メーカーの情報子会社傘下に入り、インフラソリューションベンダーとしての高い技術力に加えて、ユーザーの立場に立った提案が出来るのが同社の強み。
そうしたATSがここ数年の潮流として感じるのが、「コストメリットが得られるソリューションへの期待」であるという。同社の営業本部 第1営業部 部長 金平和泰氏は次のように述べる。「世界的不況によって状況が極端に変わったわけではありません。しかし、やはりここ最近では何らかの『コストメリット』をソリューションとして提示できないと、お客様の稟議も通していただきにくいのは確かです。」
この「コストメリット」を具体的なソリューションとするためのカギ、そのひとつが「仮想化」であると、ATSの営業本部 営業開発グループ マネージャ 佐藤正嘉氏は説明する。「仮想化の導入に向けて『風が吹いている』のは明らかに感じます。お客様のほうから仮想化技術やブレードサーバーについて問い合わせをいただくケースも増えています。」
またインフラソリューション事業部 第2インテグレーショングループ マネージャ 吉田弥寿雄氏は「弊社では3年前から仮想化技術のインテグレーションを積極的に取り入れており、技術部門も営業部門も自信を持って提案できる数多くのノウハウを培ってきました。そこで来期はさらに仮想化をキーワードに、そのコストメリットを最大限に生かせるソリューションを提示していきたいと考えています。」と説明する。
周知のとおり、仮想化を実現するツールや製品にもいくつかの種類がある。その中からお客様のニーズに照らして最適なものを選択し、適材適所で組み合わせられることが、仮想化技術で実績を積むATSのアドバンテージだ。そうしたATSの現場の視点から見ると、仮想化技術の選択にはいくつかの「ポイント」があるという。「仮想化の導入で意外にネックとなりやすいのが、仮想化製品自体のコストの高さです。ですから、コストメリットを出せるかどうかがシビアに問われる昨今の状況では、まず『コスト的に敷居の低い』仮想化技術を選ぶことが重要です。
もうひとつのポイントは、『システム管理ツールとの統合化』です。仮想化による集約が進むと、物理サーバーと仮想サーバーの双方を統合した高レベルなサービス管理が要求されます。そうしたとき、その両者をシームレスに統合管理できるシステム管理ツールの存在が重要となります。」(インフラソリューション事業部 テクニカルセールスサポートグループ マネージャ 高木淳雄氏)
ソリューション
Hyper-V+VMM検証プロジェクトをスタート
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こうしたポイントを満たす仮想化技術としてATSがいま注目しているのが、マイクロソフトの仮想化技術「Hyper-V」である。吉田氏は、Hyper-Vの優位性がマイクロソフトの提供する仮想化環境の統合管理基盤「System Center Virtual Machine Manager 2008(以下、VMM)」の存在であると説明する。
「VMMでは、Hyper-Vをはじめ、サードパーティ製の仮想化ツールも含めた、仮想化環境の統合管理が可能です。加えて、そのほかのSystem Centerファミリー製品と組み合わせることで、仮想サーバーと物理サーバーの双方を一元管理できる管理基盤の構築が可能になります。この点は、Hyper-Vの大きなアドバンテージと言えます。」
この点について、マイクロソフト株式会社 サーバープラットフォームビジネス本部 コア インフラストラクチャ製品部 シニアプロダクトマネージャー 川瀬透氏は、次のように補足する。
「System Centerファミリーでは、仮想化環境を管理するVMMをはじめ、運用管理のためのOperations Manager、構成管理のためのConfiguration Manager、そしてバックアップ管理のためのData Protection Managerなど、ひととおりの管理ソリューションを提供しており、それらをそのままHyper-Vの統合管理に利用できます。
既にSystem Centerを現行物理環境に導入済みのお客様が新規に仮想環境を導入する場合、既存の管理製品をそのまま活用できるため、新しい管理ツールを導入する必要性や新規製品に対する学習コストを最小限に抑えることができます。
また、例えばWindows Server 2003以前のサーバーをHyper-VのゲストOSに移行するようなケースでは、それまで使用していたCAL(Client Access License)をそのまま利用でき、ホストOSであるWindows Server 2008のCALを購入する必要はありません。この点でも、Hyper-Vならば仮想化によるコストメリットを最大限引き出せると考えています。」(川瀬氏)
このようにATSでは、Hyper-Vの大きなポテンシャルに期待を寄せている。そこでATSでは、このHyper-Vが秘めるパワーを大きく開花させるべく、まずは自社内にてHyper-Vを徹底的に検証するプロジェクトに着手した。
同プロジェクトでは、まずATS社内にHPのブレードサーバー「HP BladeSystem c-Class」およびストレージ「HP StorageWorks EVA」からなる検証環境を設置。その上でHyper-VおよびVMMを稼働させ、実運用環境で起こりうるさまざまな状況を再現し、仮想化技術としてのHyper-Vの実力を検証するのである。「現在は、この検証環境の準備が整った段階です。今後は実際にこの環境を利用して、Hyper-VやVMMによるさまざまな運用形態を想定したテストを実施します。例えば、仮想マシンのバックアップやリストアをはじめ、障害時の対応手順など、実運用での仮想化導入に不可欠なすべての項目について、きめ細かな検証を重ねていきます。」(吉田氏)
とりわけ、仮想化の導入では「仮想化環境への移行」のプランニングがきわめて重要であると吉田氏は指摘する。「既存環境から仮想化環境への移行にはどのような手段を用いるのか。何らかのツールを使って物理マシンから仮想マシンへ変換するのか、それともアプリケーションをインストールし直すのか。また、移行に際してどの程度の期間のシステム停止が必要なのか。実際に移行作業を実施してみて初めてわかるようなこともあります。これらをきちんと事前に見積もれるかどうかが、仮想化をソリューションとして提案する際にはシビアに問われます。よって今回のHyper-V検証プロジェクトでは、Hyper-Vによる移行作業の実力も徹底的に検証していきます。こうした厳密な実地検証を事前にすませておくことで、お客さまへの提案内容にも『自信』として表れ、お客さまの反応にも如実に表れるのです。」
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効果と今後の展望
ATS+マイクロソフト+HPの3社で仮想化への取り組みを推進
ATSでは、今回の検証プロジェクトの成果をベースに、今後はHyper-V+VMMによる仮想化基盤の構築手法を自社のソリューションとして確立させたい考えだ。 「今年3月末までには検証結果をまとめる予定です。この結果を受けて、まずは先進的なお客さまにHyper-Vを提案し、少しずつ実績を作っていくつもりです。また今回のような検証作業を進めて細かな課題を洗い出していくことで、マイクロソフト、(ハードベンダーである)HP、そして弊社との間での連携も実際に回り始めるはずです。こうしたステップを着実に進めながら、仮想化への取り組みに向けた3社の協業スキームを構築していければと考えています。」(金平氏)
またマイクロソフトでも、こうしたシステムインテグレーターによるHyper-Vへの積極的な取り組みをサポートする体制を整え始めている。 「まず、新たに『Hyper-V導入アドバイザー検定』を開始しました。これは既存のMCA(Microsoft Certified Associate)プラットフォーム取得者を対象とした新しい資格で、オンラインの検定試験に合格することで『MCA Hyper-V Advisory Staff』ロゴを名刺に印刷していただけます。また、新しい技術であるHyper-Vをわかりやすい日本語で習得していただけるよう、現在多数のドキュメントの翻訳を進めており、技術情報サイト『Microsoft TechNet』などに随時掲載していく予定です。」(川瀬氏)
ATSがHyper-Vに期待するもうひとつのポイントが、「マイクロソフトがフルサポートする仮想化環境」という点であるという。高木氏は次のように述べる。 「サードパーティ製の仮想化ツールの場合、その利用はあくまでシステムインテグレーターやお客様の自己責任となります。よって、例えばゲストOS上でOSやアプリケーションに何らかの障害が発生した場合でも、それが仮想化環境に依存するものかどうかを、自らの判断で切り分ける必要があります。これに対しHyper-Vの場合、ゲストOSで動作するWindows Serverは、物理マシン上で動作するWindows Serverとまったく同じフルサポートをマイクロソフトから受けることができます。よってHyper-Vをベースとしたソリューションを確立することで、今後はそうしたベンダーサポートを重視するお客様にも自信を持ってご提案可能になると期待しています。」
また今回の検証プロジェクトでは、ATS社内に設置する検証機として、HP BladeSystem c-ClassおよびHP ProLiant BL460cをベースとするブレードサーバーが導入された。吉田氏は、「仮想化」と「ブレードサーバー」の組み合わせの優位性について、次のように説明する。 「ブレードサーバーと仮想化は、とても相性の良い組み合わせです。最新のブレードサーバーにはクアッドコアの高性能CPUや高性能のHDDを搭載でき、タワー型やラックマウント型のサーバーと遜色ないパフォーマンスを備えています。とりわけ、HPのブレードサーバーは以前から仮想化環境のサポートが考慮された設計になっており、(仮想化環境で大量に消費される)メモリ容量やネットワーク・インタフェース数については、他社製品に比べて豊富に収容できます。」
この点について、日本HPの赤井氏は次のように述べる。「HP BladeSystem c-Classは、マイクロソフト社内でのHyper-Vの開発やテストでも重要な役割を果たした製品です。ですから、仮想化環境を支えるプラットフォームとしての安定性の高さ、そしてOSやドライバ等の相性の良さなど、Hyper-VとHPのブレードサーバーは最良のコンビと言えるでしょう。さらに今年は、HP BladeSystem c-Classのハードウェア管理とSystem Center製品群の連携が予定されており、ブレードサーバーと仮想化環境の一元管理がまもなく実現します。」
ATSでは、こうした仮想化+ブレードのシナジーをフルに生かしたソリューション提案を進めていく考えだ。「仮想化とブレードサーバーの相性の良さによって、仮想化の最大の特徴である『集約』のメリットを生かしやすくなります。これからも、コストメリットが要求される案件のほとんどにおいて、仮想化とブレードの組み合わせを提案していくつもりです。」(吉田氏)
お客様会社概要
| アルファテック・ソリューションズ株式会社 | |
| 所在地: | 東京都品川区東品川 4-12-8 品川シーサイドイーストタワー(本社) |
| 代表取締役社長: | 髙木 健 |
| 資本金: | 10億円 |
| 設立: | 1971年2月 |
| 従業員数: | 297名(2008年9月1日現在) |
| 事業内容: | ITインフラシステムの企画・設計、開発・構築、導入・展開、保守・運用ITシステムに関するハードウェア/ソフトウェアの販売 |
| URL: | http://www.alphatec-sol.co.jp/ |
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