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ゼロから学ぶ仮想化提案

「仮想化って何?」な営業マンにおくる「よく効く仮想化処方箋」(前編)

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登場人物紹介

登場人物
左:佐藤さん
とある中堅SI企業のかけだし営業。ITに対する知識がまだまだ未熟なため、山田先輩を頼りにしている。

右:山田先輩
佐藤の先輩。サポートエンジニアでITの知識は社内でも群を抜いている。面倒見がよく、後輩たちに慕われている。
※これらは架空の人物であり、実在する人物とは一切関係ありません。

「仮想化」の提案を求められた!さあどうしよう?

佐藤さんは、あるとき担当するお客様企業のIT担当者からこう相談されました。

クライアント
  お客様:
「佐藤さん、そろそろウチもいわゆる『仮想化』を導入したいのです。」
 
佐藤さん
  佐藤さん:
「なるほど、仮想化ですか。」
(心の声:むむ! ついにこの日がきたか……仮想化なんてわからないよ〜)
 
クライアント
  お客様:
「いま悪化する経済環境の中で、経営層からはコスト削減特命を言い渡されています。弊社のサーバー数は合計で100台程度あり、サポートが切れているものなど、混沌とした状況です。運用も数人で手分けして行っていますが、サーバーの管理が煩雑すぎて本来の業務や将来的な計画などに手が回らない状態です。そこで、“仮想化”をキーに、これらの乱立するサーバーの集約化、スペース、光熱費の削減と業務の効率化を目指したいと思っています。そのためのご提案をいただけないでしょうか。」
 
佐藤さん
  佐藤さん:
「わかりました、ではさっそく社に戻りまして、提案書を用意させていただきますね。」
 
 

仮想化ソフトウェアはどう選ぶ?

とはいえ、仮想化について佐藤さんが知っていることといえば、「1台のサーバーで何台もの仮想サーバーを運用できる技術(らしい)」という程度。実際にお客様に提案したことは一度もありません。

今回のお客様は、とりあえず手始めとして3台のLinuxサーバーを1台に集約することを検討しています。これらはいずれも社内の情報共有用のWebサーバーが稼働しており、負荷はあまり高くないそうです。

では、こうした用途に最適な仮想化ソフトウェアはどう選べばよいのでしょうか。その費用は数万円程度ですむのか、それとも数100万円かかるのか、佐藤さんには皆目、見当がつきません。そこで、社内でも「仮想化の山田」との異名を持つサポートエンジニアの山田先輩に相談しました。
<図1:仮想化の概念図>
 
佐藤さん
  佐藤さん:
「山田さん、私はそもそも仮想化の意味もよくわからないし、ましてや仮想化ソフトウェアや段取りなど、いったいどうやって提案すればよいでしょうか?」
 
山田先輩
  山田先輩:
「仮想化というのは、ITリソース(プロセッサーやメモリ、ディスクなど)の実在を意識せずに、それらを論理的に変化させる(分割/増加/削減)ことができる環境のことを言うんだ。(図1参照)

なぜそんなことをするかというと、実は技術の進化が早すぎて、現在のサーバーのほとんどはその能力を使いきれていないのが現状なんだ。1つのサーバーの中にいくつもの仮想的なサーバーを作ると、その使い切れていない能力を使い切ることができる。それを実現するのが仮想化ソフトウェアなんだよ。

今回のお客様のケースも負荷が低いサーバーが3台あるというから、仮想化で効率のよいITシステムを実現することが可能だね!そして、お客様も認識の通り、保有している100台のサーバーを一度にリプレイスできないので、段階的な導入が必要だ。最初は3台のWebサーバーからの試験的な実施なので、無償か数万円程度の製品で考えてみよう。代表的な製品は、ヴイエムウェアの『VMware』、マイクロソフトの『Hyper-V』、そしてオープンソース製品の『Xen』なんだ。これらを比較して、お客様の用途に合ったものを選ぶといいよ。もっとも、商用製品として一番実績が豊富なのは、やっぱりVMwareかな。」
 
佐藤さん
  佐藤さん:
「なるほど、じゃあその3つで検討してみますね。」
(いや〜さすがに山田先輩は詳しいな)
 

さっそく佐藤さんは、これら3製品についてネット上で情報を集め、簡単な比較表を作ってみました。

製品名 価格 特徴
ヴイエムウェア
VMware ESX
有償 実績豊富・機能豊富、複数サーバーをまたぐ仮想化環境に対応。高可用性、優れた管理機能。
ヴイエムウェア
VMware ESXi
無償 無償で利用可能。単体サーバー上での仮想マシン制御を目的としたもの。本格的利用には有償の機能が必要となる。
マイクロソフト
Hyper-V
無償 Windows Server 2008標準付属。サポートあり
オープンソース
Linux Xen
無償 オープンソースから誕生したもので、LinuxOSの一機能として実装あり。
<主要な小規模向け仮想化ソフトウェアの比較>
 
マイクロソフト「Hyper-V」のメリットは、Windows Server 2008を購入すれば無償で付属する標準機能である点、そしてベンダーサポートが提供される点です。一方、ヴイエムウェアの「VMware」は、仮想化分野ではもっとも実績の多い製品で、ネット上で得られる情報の量も豊富。また佐藤さんがいつも販売しているHP ProLiantサーバーのサポートプログラムでも、VMwareを含めた一元サポートが提供されています。ということは、やはり今回はVMwareで提案に決まりです。
 

自分のPCで仮想化を試そう!

しかしVMwareの製品としては「ESX」、「ESXi」の2種類があり、どれを選べばよいか佐藤さんはよくわかりません。再び山田先輩に相談することにしました。

佐藤さん
  佐藤さん:
「今回の用途にはどの製品が適しているでしょうか?」
 
山田先輩
  山田先輩:
「やはり実績と将来的な管理性のことを考えると、ESXがぴったりだと思うよ。ところで、仮想化とはどんなものか経験するために、佐藤さんのPCでVMwareを試してみたらどう?」
 
佐藤さん
  佐藤さん:
「えっ、仮想化って私にも使えるのですか!?」
 

佐藤さんは半信半疑ながらも、まず自分のPCにデスクトップ向け製品「VMware Workstation」の評価版をダウンロードして、インストールしてみました。

なるほど、インストールはさほど難しくはありません。メニュー操作で新しい仮想マシンを作成して起動すると、VMware Workstationの管理コンソールの中では仮想マシンの起動画面が表示され、まさしく「PCの中でPCが動きだした」という感覚です。

さらにこの仮想マシンにWindows XPのインストールDVDを読み込ませると、意外と簡単にWindows XPベースの仮想マシンを作成できました。
図2:VMware Workstationで
Windows XP仮想マシンをインストールした例
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「う〜む、これは確かに便利な技術だわぁ。仮想化ってこういうイメージだったのね」と感心しきりの佐藤さん。「自宅のPCにも入れて、家族に内緒の仮想マシンでも作ろうかしら……。」といった具合に、仮想化技術の可能性に胸を躍らせているようです。(図2参照)

次回は、このお試しの経験をふまえて、VMware ESXのパフォーマンスを十分に引き出せるサーバー構成に挑戦します。「サーバーはどのベンダーでも構わないかな」と考える佐藤さんでしたが……。その結末は後編に!
 
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