躍進する、仮想化サーバー製品「Hyper-V」の特徴
マイクロソフト・HPによる強力な販売・サポート体制

 

 

躍進する、仮想化サーバー製品「Hyper-V」の特徴
マイクロソフト・HPによる強力な販売・サポート体制

企業のITコスト削減のためにサーバー資産の有効活用が重要な課題となっている昨今、仮想化サーバー市場が急成長しています。仮想化サーバー製品の中でも、昨年から急成長し注目をあびている製品が、マイクロソフトの、Windows Server® 2008 R2 Hyper-Vです。

そこで編集部では、日本マイクロソフト株式会社 サーバープラットフォームビジネス本部 Windows Server 製品部 マネージャー藤本浩司氏と、日本マイクロソフト株式会社 OEM統括本部 第三営業本部 アカウントエグゼクティブ中薗直幸氏に、仮想化サーバー市場の概要と、市場の関心を集めているWindows Server® 2008 R2 Hyper-Vの特徴について、お話しをうかがいました。

急成長する市場とシェアを伸ばすHyper-V

藤本氏

--仮想化サーバー市場が急速に伸びているということですが、具体的に市場の伸びを支えているのはどのような製品なのでしょうか。

藤本氏:市場調査会社の予測によると、2010年の国内仮想化サーバー市場の出荷台数は8万4,852台となり、前年と比較して23.3%の増加になる見込みとなっています(※1)。また、その内訳は、x86サーバーが増加する一方、メインフレームやRISCサーバーなどの出荷が落ち込むとしています。

*1 IDC Japanプレスリリース「国内仮想化サーバー市場予測を発表」2010年10月 

このデータから分かるのは、今の仮想化サーバー市場の成長を支えているのは、x86サーバー製品だということです。中でも、仮想化プロダクトの内訳をみると、Hyper-Vは急速にシェアを伸ばしており、2010年上半期の導入企業比率は52.3%(※2)と、VMwareESXを上回っています。

サーバー仮想化 市場シェア

※2 サーバー仮想化
市場シェア
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--仮想化プロダクトの中でも、Hyper-Vが支持されているのはなぜだと思われますか?

藤本氏:導入事例などの実績の増加に加え、他の仮想化ソフトウェアと同じ機能が、使い慣れたWindows Server と同じ操作性、管理性で導入、運用できるからだと思います。実際にも、お客様はもとより、販売・サポートを実施するパートナー各社からも高い評価を受けています。

ユーザーの主役は中小企業

--「仮想化サーバー」というと、敷居が高く、情報システム部門を抱えた企業が導入するものという印象がありました。最近の傾向は違うのでしょうか?

藤本氏:最近では、中堅・中小企業でも、x86サーバーに導入できる仮想化ソフトウェア製品を利用して、サーバーを仮想化するケースが増えています。というのも、中堅・中小企業でも、業務サーバーやファイルサーバーなど複数のサーバーを利用しているケースがほとんどですから、それらの物理サーバーを集約して台数を減らすことで、ハードウェアコストの削減に加え、情報漏えい対策、運用管理コストの削減など様々なメリットがあるのです。

--Hyper-Vにはいくつかの製品がありますが、中堅・中小企業では、どの製品を導入されているのでしょうか。

藤本氏:仮想化を導入する多くの中堅・中小企業は、仮想インスタンスが無償で1つ利用できるWindows Server® 2008 R2 Standardではなく、従来は大企業向けとされてきたWindows Server® 2008 R2 Enterprise、または、Windows Server® 2008 R2 Datacenterを導入しHyper-Vを利用しています。

中薗氏:Windows Server® 2008 R2 Enterpriseは1ライセンスで4台まで仮想化インスタンスを動かすことができるので、Standardを複数台購入するよりは、ユーザーにとってコストメリットがあります。また、6コア、4コアのサーバーが提供されており、4コアでも十分なパフォーマンスがありますから、そのサーバー上で、5台以上の仮想化サーバーを実行させるケースが増えてきています。Windows Server® 2008 R2 Datacenterは、無制限にインスタンスを実行できるので、さらにコストメリットを出すことが可能になります。

仮想環境におけるWindows Serverのライセンス

仮想環境におけるWindows Serverのライセンス
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すぐに仮想化サーバーのインスタンスを増やす予定がなくてもEnterpriseやDatacenterを導入しておくことで、追加コストなしで仮想サーバーを追加することが可能になるというメリットがあります。

中薗氏

マイクロソフトとHPが提供する、クラウド構築支援プログラム「Hyper-V Cloud Fast Track」

--大企業の大規模システムでの導入事例はどうでしょうか。たとえば、仮想化サーバー製品をクラウド構築に活用したいといったニーズに応えるための支援策はありますか?

藤本氏:大企業の大規模システムにも、もちろんHyper-Vは豊富な実績があります 。HP様との共同事例としては、アステラス製薬様、ニコン様などの大規模事例があります。

さらに一歩進んで、サーバー統合ではなく、プライベートクラウドの活用を検討されているユーザー様を支援するパートナー様向けに、マイクロソフトでは、プライベートクラウド構築支援プログラムとして、クラウドの構築ガイドや運営ガイドを提供する、Hyper-V Cloud 構築支援プログラムを提供しています。

--大規模なシステムになると、ハードウェアの構成や動作確認なども大変です。そうした点をケアしてくれるプログラムはあるのでしょうか。

藤本氏:マイクロソフトと、HP様などのパートナー各社と最適なハードウェア・ソフトウェア構成、アーキテクチャ情報、構築から運用まで一貫して共同検証し、動作確認済みのハードウェア、ソフトウェアの設定方法までを詳しく解説した構築ガイドや運営ガイドなどと合わせて構築支援プログラム「Hyper-V Cloud Fast Track」を提供します。HP様の「Hyper-V Cloud Fast Tarck」では、HP BladeSystem、Storage Worksと、Windows Server® 2008、Hyper-V、System Centerを組み合わせて提供されています。

パートナー様にご活用いただきたい「Hyper-V Direct」コールセンター

--そうはいっても、仮想化サーバー製品を販売するのは難しそうで、尻込みしてしまうというパートナー様も多いと思います。

藤本氏:「仮想化サーバー製品の販売は難しそうで不安」、というパートナー様にぜひご活用いただきたいのが、マイクロソフトが2010年11月に開設した「Hyper-V Direct」コールセンターです。



Hyper-V Directを活用!!
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--こちらは、導入を検討されているユーザー様向けのサービスではないのですか?パートナー様にもご利用いただけるのでしょうか。

藤本氏:「Hyper-V Direct」コールセンターは、法人様、パートナー様限定でHyper-Vについての問い合わせに対応する窓口です。「どのようなライセンスを買えばいいのか分からない」「他社製品との違いや機能を教えて欲しい」「販売代理店を紹介して欲しい」といったエンドユーザーの問い合わせを受けると共に、パートナー様からのコールも受け付けています。

お客様への提案書作成時などに、ワンストップで利用できる相談窓口として、プリセールス活動に大いに活用していただきたいと思っています。

バンドルプラスの活用で柔軟なご提案が可能に

--特に中堅・中小企業のお客様では、ハードウェアもソフトウェアもまとめて提案して欲しいと言われる場合が多いのですが、利益を確保しながら、最適な組み合わせを選ぶのが大変です。

中薗氏: HP様からReseller Option Kit (ROK)として提供されている「Windows Server® バンドルプラス(以下バンドルプラス)」でユーザーの仮想化サーバーへのニーズもサポートすることができます。

バンドルプラスはお客様にも信頼されています!!

バンドルプラスはお客様にも信頼されています!!
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バンドルプラス(ROK)は、OSプリインストール版とは異なり、OSそのものに型番が振られています。このため、パートナー様の発注時点では、H/WとOSを別々に注文することができます。HP ProLiantファミリに最適化されたOEM版Windows Serverを、柔軟に調達頂けます。

--バンドルプラスのユーザー様、パートナー様それぞれにとってのメリットを教えて下さい。

中薗氏:ユーザー様にとっては、ワンストップでハードウェアとソフトウェアのサーバー製品を同時に購入でき、サポートも一括して受けられるという点が大きなメリットですね。

パートナー様には、豊富なラインアップのProLiantファミリから最適なハードウェアを選択して自由にOS製品と組み合わせていただけること、またOSがOEM製品なので、エンドユーザーへの価格は提示されておらず、価格を自由に設定できることがメリットです。

バンドルプラス(ROK)に対するパートナー様の認知度はまだまだ低いのですが、そうした点が評価されて、HP様 が行った販売店様向けアンケートでは、「販売してみたい」との回答が92%にのぼっています。

--実際に扱っておられる販売店様の評判はいかがでしょうか。

中薗氏:特に、実績のあるパートナー様からは非常に好評で、アップセルにつながるといった点だけでなく利益の確保がしやすい製品だということだと思います。

ROKの販売方法キッティング

ROKの販売方法キッティング
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--販売にあたっては、通常のOSプリインストール版とは違った何か特別な作業が必要なのでしょうか。

中薗氏:バンドルプラス販売時にはパートナー様でキットを開封してサーバー本体 にCOAラベルを貼付ける 必要がございます。

この作業が手間に感じるパートナー様には、仕入元のディストリビューターによる有償代行サービスをご利用いただくことも可能です。負担となるキッティング作業もお任せいただくことで、パートナー様には提案と販売に注力していただけます。

Hyper-Vと特に相性のいいProLiniantファミリ

――最後にお聞きしたいのですが、ユーザー様にHyper-VとProLinantの組み合わせが特におすすめな理由は何でしょうか。

藤本氏:HP ProLiantファミリは、Windows Serverの開発プラットフォームとして、開発途中の動作検証やプログラムの最適化に使用されたハードウェアです。そのため、ハードウェアとWindows OSやマイクロソフト製品との親和性がきわめて高いので、Hyper-Vでも信頼性の高い仮想化環境が構築できます。

中薗氏:HP様とマイクロソフトは、業界唯一のフロントラインパートナーシップの元、3年間に2億5000万ドルの投資を行い、システム基盤からアプリケーションまでを網羅する包括的なテクノロジの統合を目指すことで合意しています。また、両社と協力関係にあるパートナー様のビジネスを拡大するために、様々なサポート施策を展開しています。

――本日はどうもありがとうございました。

今回のインタビューでは、Windowsという使い慣れた環境上とはいえ、「仮想化サーバー」という新しい仕組みにチャレンジするユーザー様とパートナー様を、マイクロソフトとHPがサポートする具体的な施策がよく分かりました。中堅・中小企業にとっても、サーバー集約というメリットがある「仮想化サーバー」導入は大きなトレンドとなっています。この機会に、Hyper-VとHP ProLiantファミリによるご提案を検討されてはいかがでしょうか。

現在展開中の「サーバーリプレース G7応援キャンペーン」では、古いサーバー置き換え提案時には、対象となるProLiantファミリ製品と同時購入いただいたオプション製品を、全部まるごと30%OFFでご提供するキャンペーンを実施中です(2011年4月28日(木)まで)。インタビュー中でご紹介いたしましたバンドルプラスも対象製品に含まれております。仮想化サーバーの導入をご検討中のお客様にぜひご紹介下さい。

最後に、弊社ISVビジネス開発担当よりHPパートナーの皆さまへのメッセージで締めさせていただきます。

 

エンタープライズストレージ・サーバー・ネットワーク事業統括
インフラストラクチャーソフトウェア・ブレード事業本部
ISVビジネス開発
冨永 晶子

「コスト削減効果」への期待から、サーバー仮想化への流れは益々加速しています。その中でも、Windows Serve®r 2008 R2 の標準機能として提供されている「Hyper-V 2.0」は、まさにその課題に答える製品と言えるでしょう。性能や信頼性も改善され、Live Migrationも利用できるようになり、今まで仮想化導入を保留されてきたお客様が「仮想化によるサーバー統合」へ大きくシフトしていると感じています。

急速に仮想化市場におけるシェアを伸ばしている 「Hyper-V」ですが、実は「HP ProLiantサーバー」上で開発されているのをご存じでしたでしょうか。HPとマイクロソフト社は、25年間に渡る「Front Line Partnership」という業界唯一のグローバル提携を結んでおり、相互の製品開発段階における情報交換、技術協力、共同マーケティング活動を行ってきました。よってHP ProLiant は、Windows製品 において抜群の安定度と親和性を提供する事ができ、豊富な マイクロソフト社認定機種を誇っているのです。

加速する仮想化導入の波に乗って、「コスト削減を実現するHyper-V」と「x86市場シェアNo.1(WW)HP ProLiantサーバー」を、ぜひ「Windows Server® バンドルプラス」や「サーバーリプレース G7応援キャンペーン」を活用いただき、お客様へご提案いただけましたら幸いです。

 

HP Partner News 2011年3月8日号 特集記事]
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