インテル・HP 特別対談

インテル® Xeon® プロセッサー5600番台 リフレッシュと、HPハードウェアテクノロジーで、仮想化・クラウドのニーズを先取り!!

 

インテル・HP 特別対談 タイトルイメージ   インテル® Xeon® プロセッサー 5600番台
インテル® Xeon®
プロセッサー 5600番台
 

2011年2月14日、インテル株式会社はリフレッシュでパワーアップしたインテル® Xeon® プロセッサー5600番台を発表しました。これにあわせて、インテル株式会社から営業本部市場開発マネージャーの岡本航児氏をお招きし、日本HP インダストリースタンダードサーバー製品本部の荒木裕介とリフレッシュのポイントおよび製品戦略について語っていただきました。2011年3月下旬にはこの最新のインテル® Xeon® プロセッサー5600番台を搭載したHP ProLiant サーバーラインアップを発表予定です。

クラウド時代のニーズを先取りするインテルの製品戦略

荒木(HP):
最近、サーバー市場ではクラウドコンピューティング、仮想化がホットな話題となっていますが、インテルさんではどのように市場を見られていますでしょうか。

インテル株式会社 営業本部 市場開発マネージャー 岡本 航児 氏
インテル株式会社
営業本部市場開発マネージャー
岡本 航児 氏
 

岡本氏(Intel)※以下、敬称略:
現在、インターネット上でやり取りされるデータ量が急激に増えています。2010年にはインターネット上でやり取りされるデータ量は、インターネットが生まれてから2009年までの総データ量を、その1年だけで超えることが予測されています。

 
※最先端マイクロプロセッサー
の技術革新をリード
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※インテル® Xeon 5600番台
新たな製品ラインナップで
更なる性能向上
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また、ユーザーがPC、携帯電話やスマートフォン、ネット家電など多彩なデバイスを介してやり取りするデータ量は、2015年には1000EB*1を超えると予想されています。成長を続けるクラウドコンピューティングをバックボーンで支えるサーバーには、今まで以上の性能、電力効率、セキュリティー機能が必要となってきます。

インテルでは、こうしたコンピューティング・ニーズに応えるため、今後も継続して2年おきに製造プロセスの一新とアーキテクチャーの刷新を交互に繰り返して新しいプロセッサーを毎年投入し続ける「Tick-Tock 戦略」を採用してまいります。

昨年発表したインテル® Xeon® プロセッサー5600番台(以下Xeon 5600番台)は、インテル® アーキテクチャー Nehalemを使いながら32nmプロセスで製造されており、特長として高性能、高い電力効率と優れた仮想化機能、セキュリティー機能を備えています。

今回のXeon 5600番台のリフレッシュでは、上位クラスをクロックアップするとともに、普及価格帯の4コア製品を6コア化するなど、ラインアップ全体のさらなるパフォーマンスアップを実現しています。Xeon 5600番台は、高まるクラウドコンピューティング、仮想化のニーズを先取りする製品であると考えています。

セキュリティー処理能力が23%アップ

  日本ヒューレットパッカード株式会社 インダストリースタンダード サーバー製品本部 荒木 裕介
日本ヒューレットパッカード
株式会社
インダストリースタンダード
サーバー製品本部
荒木 裕介

荒木(HP):
HP でも昨年からプライベートクラウド向けの導入事例が増えています。クラウド、仮想化ではセキュリティーがますます重要になってくると思われますので、セキュリティー機能は重要なセールスポイントですね。

岡本(Intel):
Xeon 5600番台は暗号化を高速処理するための命令セットインテル® AES-NI*2(以下、AES-NI)を新たに追加していますので、性能を犠牲にすることなく暗号化処理を高速に行うことが可能になります。
例えばオンラインバンキングの場合、従来のXeon 5500番台搭載サーバーでは暗号化の処理なしで1,300のユーザーをサポートできていましたが、AES-NI機能を持つXeon 5600番台搭載サーバーを利用すれば、負荷のかかる暗号化処理を行いながらも1,600のユーザー(23%アップ)をサポートできるようになり、業務効率の向上とセキュリティーの向上を両立することが出来ます。

また、時間のかかるフルディスク暗号の処理におきましても、従来と比較して42%の処理時間短縮が可能となります。HP ProLiant サーバーもこの機能は対応していますよね?

荒木(HP):
はい、対応しています。それと、起動時にソフトウェアに改ざんがされていないかをチェックし、改ざんが検知された場合にはその起動をブロックする、「インテル® トラステッド・エグゼキューション・テクロノジー(インテルTXT*3)にも対応しています。

同消費電力で最大40%、仮想化で62%の性能向上

荒木(HP):
Xeon 5600番台は電力効率、仮想化性能も優れているとお聞きしていますがその点はいかがでしょうか。

 
※インテル® Xeon プロセッサー
5600番台 仮想化性能を向上
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岡本(Intel):
はい、おっしゃる通りです。32nm プロセスの微細化プロセスで製造されるXeon 5600番台は、電力効率に優れていまして、前世代のXeon 5500番台と比較すると約40%電力効率が向上しています。
また、性能でも幅広いベンチマークにおいて性能向上を実現し、とくに仮想化におきましてはXeon 5500番台と比較し最高62%性能が向上しています。2006 年のデュアルコアの製品を1とした場合、今回のXeon 5600番台でのベースライン性能はおよそ6 倍の性能となっていますが、仮想化の処理に適した機能追加、アーキテクチャー改善を行うことにより、Xeon 5600番台の仮想化性能はおよそ10 倍向上しています。
1台のサーバーでこれまで以上のバーチャルマシンを稼働させることができ、サーバーの集約を進めると共に、エネルギーコストを大幅に削減します。

荒木(HP):
HP ProLiant サーバーでは、CPU まかせだけでなくプラットフォームの側でも独自の省電力に取り組んでいます。たとえば、メモリやディスクなどの効率見直しのほか、筐体内部の温度センサーの配置を増やして、必要な箇所だけを効果的に冷やすことで電力効率を高めるなどの工夫をしています。


※80 PLUS Platinum認証
パワーサプライ
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さらに、HP ProLiant サーバーでは省電力規格である80PLUS Platinum 認証のパワーサプライをオプションで提供しています。 80PLUS Platinum は変換効率94%をクリアしたパワーサプライに付与される認証で、電力コスト削減に貢献するとともに、発熱量の低減によってサーバー筐体内の熱管理も容易にします。こうした積み重ねが電力効率のベンチマークSPECpowerの好成績にも反映しています。

 
※HP BladeSystem
発熱・電力問題を
解決する3つの視点
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また、DL360 G7、DL380 G7においては国際エネルギースター(Energy Star)も取得しており、第三者機関からもその電力効率が認められています。
競合他社では、まだパワーサプライを含めた電力効率への取り組みがあまり進んでいないようですので、お客様への訴求ポイントの一つとしてご注目いただきたいと思います。

岡本(Intel):
SPECpower につきましては、去年10月の2ソケット搭載サーバーのトップ10をXeon 5600番台搭載サーバーで占めていますが、そのなかでもHP ProLiant サーバーの電力効率がとくに高いですね。10台のうち半分がHP ProLiant サーバーでした。

シングルコアのXeonに対してパフォーマンスは15倍向上


※仮想化環境における
I/O設計のポイント
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荒木(HP):
当然ながら、電力効率と同様にサーバー性能も、付随するメモリやネットワーク、ストレージなどのコンポーネントで大きく左右されます。
CPU のパフォーマンスを引き出すために、HPでは一番ボトルネックになりやすいのがネットワーク、I/O周りであると考えています。

HP ProLiant BL シリーズのG7 モデルには、標準で10Gbps のCNA*4が2ポート搭載されていますが、それをより効率的に活用するためにHP バーチャルコネクト(以下VC)という製品を用意しています。

 
※仮想化環境における
I/O設計のポイント
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VCは、BIOSレベルで10Gbpsの物理ポートを4つのポートに分割し、さらに100Mbps単位でポートごとの帯域を割り当てることができます。これによりI/O 設計や管理を容易にするとともに、Xeon 5600番台のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

岡本(Intel):
パワフルなCPU を使いながら、プラットフォームでさらにその可能性を拡げるようなシステム作りをしている、HP さんの製品の良いところですね。


※古いサーバーの置き換え訴求
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CPU パフォーマンスだけの単純比較でも、2005 年のシングルコアのXeonとXeon 5600番台とでは15倍もパフォーマンスが上がっていますから、古いサーバー15 台分を1台のXeon 5600番台搭載サーバーへ集約でき、95%ものエネルギーコストを節約できると試算しています。
ソフトウェアのライセンス料と電気代の削減を考慮すると、リプレースにかかる初期投資コストは最短5ヶ月で回収できると考えています。
古いサーバーの保守契約を延長するよりも、Xeon 5600番台搭載の最新のサーバーに乗り換える方がお得ですね。

パフォーマンス追求とコスト削減の2極化が進むリプレース市場

荒木(HP):
サーバーのリプレースに際しては、最近はインテルさんのリプレース提案モデルのようにニーズが両極端になっています。パフォーマンスを求めて大量にサーバー購入するお客様と、仮想化でサーバーを集約したいと考えるお客様という2つの流れです。
こうしたニーズにお応えするために、HP ではタワー型のML ライン、ブレードのBLライン、ラックマウントのDLライン、データセンター向けのSLラインまで、様々な特長を持ち豊富なバリエーションで製品を用意しています。
仮想化でサーバーを集約したいとお考えのお客様にとっては、CPUクロックも大切なのですがコア数およびコアあたりの性能も並列処理のパフォーマンスに重要なので、今回4コアだったスタンダードクラスのXeonが6コアになったことは注目度が高いのではないでしょうか。

岡本(Intel):
幅広い製品ラインアップを一気に市場投入できるのもHPさんの特徴ではないでしょうか。
ワールドワイドでビジネスを展開し、No.1のサーバー世界シェアーを誇るHPさんならではのスケールメリットだと思います。

荒木(HP):
インテルさんとの協力関係のもと、お客様のニーズにお応えする新しくて速い製品を、今後も素早く投入していきます。
HPでは、お客様にリプレースをご提案するにあたって、古いHP ProLiantサーバーや他社の製品を新しいHP ProLiantサーバーに置き換えた場合の投資対効果がすぐに分かるツールをご用意していますので、ぜひご活用いただきたいと思います。
本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。

*1:EB(エクサバイト)はペタバイトの上の単位で260(2の60乗)
*2:インテル® AES-NI(Advanced Encryption Standard Instruction Set)はx86命令セットへの拡張機能で、AES暗号による暗号化および復号の高速化を実現します。
*3:インテルTXT は、CPU、チップセットのほか、ハード・ディスクに組み込む「SINIT モジュール」および「BIOS ACモジュール」と呼ぶソフトウェアで実現するセキュリティー機能で、仮想化環境の信頼性を高めます。
*4:CNA (Converged Network Adapter)は、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)規格とConverged Enhanced Ethernet(CEE)規格を使用して10GbE 経由のEthernet 接続とファイバーチャネル(FC)接続を提供するデュアル・ポート・アダプターです。HP CNA は、Ethernet とFC をConverged Nework Adapter に統合することで、Ethernet およびファイバー・チャネル・インフラストラクチャを保護しながら、データセンターで別々に必要とされていたアダプターとケーブルの数を減らし、運用、電力、および冷却の費用も削減します。

HP Partner News 2011年3月22日号 特集記事]
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