「業務を継続するための」バックアップを実現する HP Data Protector

「停電や故障時にも、できるだけ業務に支障がないようなソリューションを提案して欲しい」とユーザーのお客様からサーバー導入の相談を受けた販売店の星野さん。
HPの森藤さんに相談したところ、サーバーと合わせて、バックアップソフトウェアの新製品「Data Protector 6.2」の導入を勧められました。


Data Protctorとは、サーバー環境のバックアップを自動化するソフトウェアですが、はたしてどのような利点があるのでしょうか。森藤さんは、Data Protectorの機能に詳しい小泉さんを呼んできてくれました。早速、話を聞いてみましょう。

バックアップソフトの役割ってそもそも何なの?

星野イメージ
     

星野:
バックアップというと、要するに、自分が作成したデータのコピーだよね?わざわざ高価な専用のソフトウェアを導入する必要があるのかな。

     
     

小泉:
そうおっしゃるお客様は多いんですが、バックアップの目的は、「万一、何らかの理由でコンピューターが正常に動作しない状態になったときに、作業を継続できるようにコンピューター環境を復元する」ことなんですね。つまり、復元をいかにスムーズに行うかまで考えて手段を選ばなくてはいけません。


さらにあらかじめ予定された停電への対応を考えると、お客様は「的確なシステムシャットダウン」と「電源回復後のシステム再開」を実施することが必要となります。その一連の作業の中で、万が一システム再開ができない事態に備えることが今まで以上に重要となります。


そう考えると、データだけではなく、アプリケーションとその設定や、さらにはシステムの情報まであわせて記録しなくては、元通りの環境は作れません。また、データファイルも、そのファイルを作成したアプリケーションの設定や、システムの設定と密接に関連しており、データファイルをコピーするだけでは、データを復元することはできないのです。つまり、データのコピーだけでは、バックアップとしては不十分です。


もう一つ、バックアップで重要なのは、スケジュールと世代管理です。何かあったときにバックアップを使って環境を復元するには、できるだけ頻繁にバックアップを作成する必要がありますし、それぞれのバックアップデータが「いつ」作成されたものかをきちんと記録し、世代管理しなくてはいけません。例えば1週間ごとに手作業でバックアップするのでは、何かあったときに最大1週間分のデータやシステムの変更が消えてしまいます。

     
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星野:
それは大変だなあ…とはいえ、毎日1回バックアップを手作業でするのでは、業務を継続するための作業に業務が妨げられてしまう。それこそ本末転倒だね。

     
     

小泉:
ですよね。バックアップソフトウェアを使えば、毎日のバックアップ作業と世代管理を自動化してくれます。何かあったときにも、日時を指定するだけでその時点のシステム、アプリケーション、データを全て自動で復旧することができるので、万一の時でも業務の停止は最低限ですみます。

     
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Data Protectorのライセンスは台数無制限

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星野:
たしかにバックアップソフトは大事なことはわかった。ところで、HPのバックアップ製品(テープドライブ、オートローダー、ローエンドのディスクストレージ)には、「Data Protector Express Basic (旧シングルサーバーエディション)」というソフトが標準添付されているよね。これは、森藤さんお勧めの「Data Protector」とは違うの?

     
     

森藤:
名前が似ていて混乱しがちなのですが、HPのデータバックアップ製品には、「Data Protector(DP)」と「Data Protector Express(DPX)」の2種類があります。HPのテープドライブ製品等に無償で添付されているのは、DPX Basicになります。これは、DPXの機能限定版で、サーバー1台で使用頂くソフトウェアです。旧製品名で「シングルサーバーエディション」になります。有償で複数サーバー対応の「Data Protector Express」へアップグレードすることが出来ます。


ではDPとDPXで何が違うかというと、この2つの製品は互換性がありません。また、ライセンスの体系が大きく違うんですね。DPXは、バックアップ対象のサーバーシステム1つごとに1つのライセンスが必要です。DPは物理サーバー・仮想サーバーの台数やデータ容量は無制限で利用できるライセンスとなっています。つまり、サーバーの数が増えるほどDPの方が安くなります。

製品選定のためのフローチャート

製品選定のためのフローチャート
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グラフ

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比較すると、サーバーが3台以上ある場合、DPの方が安くなります。また、DPXのライセンスについてですが、1台の物理サーバーの中に複数の仮想サーバーを構築する場合にも、仮想サーバーごとにライセンスがそれぞれ必要になります。
将来、サーバーを増やしたり、仮想サーバーを構築する場合のことを考えると、DPを導入しておくのがおすすめです。

     
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混在環境でのバックアップにも対応

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星野:
Windows版、HP-UX版、Solaris版とあるみたいだけど、自動バックアップの仕組みはどのように動いているのかな。

     
     

小泉:
バックアップは、セルマネージャー(CM)というサーバーを一台立てます。これは、専用サーバーでなくても、他のサーバーと兼用でも構いません。そして、バックアップ対象になるそれぞれのシステム、およびバックアップ先のテープデバイスやディスクにアクセスするシステムに「エージェント」というソフトウェアをインストールします。エージェントがセルマネージャーの指示に従って自動的にそれぞれのシステムのバックアップ作業を行い、バックアップのトポロジー応じてネットワークを経由して、バックアップデータを作成し、テープデバイスやディスクに記録します。セルマネージャーでは、バックアップのジョブやテープデバイスやディスクなどに保護されたバックアップデータの情報を記録し、管理します。

Windows統合構成

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Windows 版、HP-UX 版、Solaris 版、 Linux 版というのは、セルマネージャーをどの OS 上で動作させるかによってご選択ください。セルマネージャーがWindowsサーバーであれば、Windows版を導入すればOKです。エージェントは、Windows、HP-UX、Solaris、Linuxに対応しているので、複数のサーバーOSが混在している環境でも、バックアップは一元管理できます。

     
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森藤:
先ほどのライセンスの話とも関係ありますが、DPのライセンスモデルは、セルマネージャー単位で発行されるという考え方なので、一つのセルマネージャーでエージェントをいくつ管理しても、料金は一定になります。

他社製品との比較表

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他社のバックアップサーバー製品のライセンスモデルは、エージェント単位になっていますので、サーバーの台数が増えると急速にコストが上がります。仮想化によるサーバー集約などを行っても、コスト削減効果が見えにくいのです。

     
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お客様のニーズに合わせた柔軟な構成

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星野:
システムの構成が変わってもコストが変わらないのはいいね。もう少し詳しくライセンス体系について教えてくれるかな。

     
     

森藤:
基本になるのが「スターターパック」になります。セルマネージャーのOSに合わせたバージョンを導入してください。この上に、バックアップドライブの増設や、オンラインバックアップなど、バックアップシステム構成による「構成ベース課金」と、データ容量によって課金される「容量ベース課金」部分に分かれていて、お客様のシステム構成や要件に合わせて柔軟に組み合わせができます。

ライセンス体系のしくみ

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シンプルなライセンス体系

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森藤イメージ
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星野:
仮想化サーバーにもDPは対応しているんだね。仮想サーバーのメリットといえば、必要に応じて柔軟に構成を変えられることだと思うんだけど、DPではどのようにバックアップするのかな。

     
     

小泉:
DPでは、「ワンクリックプロテクション」という新しい考え方を導入しています。仮想サーバー全体の構成を網羅して表示し、ワンクリックでバックアップ対象となる仮想サーバーの設定が完了します。構成が変更されて仮想サーバーを新しく構築しても、エージェントをインストールし直すことなくバックアップ対象として扱えます。また、GRE(Granular Recovoery Extension)で、VMware vSphereクライアント(すなわち仮想サーバー)上から、個別ファイルを選んで復旧することもできます。Microsoft SharePointにも対応しているので、SharePointの管理者が、SharePoint上の単一アイテムを復旧するのにも利用することができます。

ワンクリックプロテクション

ワンクリックプロテクション
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これらの機能は、現在はVMwareにのみ対応しているのですが、今後Hyper-Vにも対応していく可能性は大きいです。

     
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星野:
ところで、セットアップや運用は難しくないのかな

     
     

森藤:
セットアップはパートナー様が行いますが、HPからはパートナーインフォメーションセンターで情報提供を行っています。また、HPテクノロジーエクスプレスをご利用いただけば、HPのエンジニアが直接支援することもできます。また、現在、パートナー様向けのトレーニングコースを準備中です。


お客様向けには、カスタマーコールセンターでのサポートを提供します。また、有償トレーニングコースも用意してあります。インターフェイスはGUIベースで直感的に操作できるので、難しくありません。

     
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小泉:
なんといっても、HPの純正製品ですから、HPのハードウェアの性能を最大限に引き出せます。その中でもストレージアレイ装置のレプリケーション機能と連携を行う機能としてゼロダウンタイムバックアップ機能がありますが、従来からサポートする自社ストレージ製品XPやEVA、サードパーティのEMCアレイ以外に、今回新たに自社製品ではP2000や3PAR、サードパーティではEMC CLARiiON、Network Applianceなどにも対応しました。
さらにオプションの「Data Protector Notebook Extension」を導入すれば、クライアント環境まで併せて、全てバックアップすることもできます。お客様のニーズにあわせて、「まるごとバックアップ」ソリューションをご提案できる強みがありますね。

     
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星野:
なるほど。バックアップシステムも含めたサーバーシステムの提案、これからはいろいろなところで引き合いがありそうだ。今回のお客様だけでなく、いろいろと考えてみます。

     
HP Data Protectorについてのアンケートにご回答頂き、活用法やご意見をぜひお聞かせください。 ご回答いただいた方の中から抽選で10名様に、下記3点セットをプレゼントいたします。

●HPオリジナルQUOカード(3,000円分)
●最新セールスハンドブック
●Windows評価版DVD


◎プレゼント対象者:HP Partner Newsご購読者様

◎プレゼント締切:2011年4月27日(水)まで

◎応募方法:
HP Partner News読者アンケートフォームの「その他、HP Partner Newsに対するご意見・ご要望などを、ご自由にお寄せください」欄に、以下3問の設問の回答とご意見を入力いただき送信ください。

Q1. HP Data Protectorをご採用いただくにあたり、貴社のシステム提案に貢献するためにHPが強化すべき点を教えてください。(複数回答可)
A. サーバ、ストレージ等とのバンドルパッケージなどの販促プログラム
B. マーケティングによる製品知名度の向上
C. 提案資料にすぐに使える素材の提供
D. 製品に関する営業トレーニング
E. 製品に関する技術トレーニング
F. その他[ フリー回答]

Q2. 貴社のバックアップ提案についてお聞かせください。
g. ほぼすべてのサーバー提案にはバックアップを提案している
h. お客様から要望があったときのみバックアップを提案している
i. いままでバックアップの提案はしたことがないが今後は実施すべきと考えている

Q3. 日ごろよく提案されるバックアップ製品について「製品名」と「その理由」をお聞かせください(フリー記述)

●回答入力例) E,h, ××社 ●●●、ユーザー希望で

◎応募に際してのご注意事項:
  • 1.応募いただいたアイディアは、Webやカタログ等に予告なく掲載させていただくことがございます。
  • 2.当選された方にはHPパートナーシップ事務局よりご連絡をさせていただきます。

たくさんのご応募、お待ちしております。

HP Partner News 2011年4月19日号 特集記事]
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