省電力、管理性を強化した法人向けPC、
ワークステーション、エントリーサーバーを発表。

省電力性と管理機能を重視した、Sandy Bridge搭載法人向けデスクトップPCを発表
  4月21日、日本HPは省電力と管理機能を重視した法人向けPC、サーバー、ワークステーション新製品の説明会を開催しました。本記事では、PCクライアント製品に焦点をあてご紹介します。法人向けPCクライアントの新製品は、第2世代Core i(Sandy Bridge)プロセッサーファミリーを採用したノートPC 6機種、デスクトップPC 2機種4モデル、ワークステーション 1機種2モデルです。パフォーマンスを大幅に高めつつ電力消費は最大約80%削減という際だった省電力性が注目されます。  

電力消費の削減、業務継続など差し迫った課題に即応する製品

 
日本ヒューレットパッカード株式会社
											取締役 副社長 執行役員
											パーソナルシステムズ事業統括
											岡 隆史

日本ヒューレットパッカード
株式会社 取締役 副社長
執行役員 パーソナル
システムズ事業統括
岡 隆史

説明会の冒頭、日本HP取締役 副社長 執行役員パーソナルシステムズ事業統括 岡 隆史(以下 岡)は、東日本大震災を経て一変したビジネス環境についてコメント。電力利用の制限が求められる今年の夏を前に、いまお客様が一番必要としているPC、サーバー、ワークステーションは、パフォーマンスとともに省電力性と業務継続のためのフレックスワークプレイスに対応できる管理機能を備えた製品であると、HPとしての取り組みについて語った。
「今までわれわれは、電気が使えなくて働き方を変えなければいけない状況を経験したことがありませんでした。しかし、今年の6月以降、そういった状況に対応することが求められています。幸いHPは、2009年の時点で、2011年には2005年のPC、サーバー、プリンター製品に対して40%電力消費を下げるという課題に取り組んでまいりました。そして、ちょうど今年の3月はじめに当初目標を上回る50%削減を達成したばかりでした。省電力、そして業務の分散などの差し迫った課題を抱えたお客様に、HPとしてなにがご提供できるのかということを、新製品というかたちでご案内させていただければと考えています」(岡)

日本ヒューレットパッカード株式会社
											パーソナルシステムズ事業統括
											PSG製品統括本部長
											島田 昌彦

日本ヒューレットパッカード
株式会社 パーソナル
システムズ事業統括
PSG製品統括本部長
島田 昌彦

デスクトップPC新製品についてプレゼンテーションに立った日本HPパーソナルシステムズ事業統括PSG製品統括本部長 島田昌彦(以下島田)は、「今回のキーメッセージは、省電力、それもさらなる省電力。そしてセキュリティー機能をメインに考えています」と、震災後のお客様のニーズの変化に対応したHP製品のコンセプトを明らかにした。
「省電力性、セキュリティー機能は法人向けPCの強みでありメリットなのですが、調査では実際に法人向けPCをご購入いただいている比率は中堅・中小企業のお客様の30%ほどです。つまり、残りの60%以上のお客様が、法人向けPCをまだご活用頂いていません。ITベンダーの役割としては、お客様に役立つ機能を持ったPCをいかにご紹介し、活用いただくかということが重要と考えています。
震災前にはPC製品を選ぶ際の条件として6%ほどしか注目されていなかった省電力性への関心が今後は高まり、法人向けデスクトップPCへのニーズが高まるのではないでしょうか」(島田)

その上で、今回発表の新製品については、第2世代のCore iプロセッサーの採用でパフォーマンスがおよそ2倍になる一方、消費電力は省スペース型モデルで4年前の同シリーズ製品の約76%削減となっており、さらに8200 Elite Desktop PCのウルトラスリム型では4年前の製品から約80%の消費電力削減を実現していることを強調した。

 

新製品共通のポイント

 

 1) 第2世代インテルCore iプロセッサー Sandy Bridgeを採用

 

日本HPが今回発表した全製品は、CPUに高いパフォーマンスとともに省電力性にも優れた第2世代のインテルCore iプロセッサー Sandy Bridgeを採用しています。数々の先進機能でお客様の関心も高い同プロセッサーについて、ポイントを以下にまとめました。
※HP Z210 WrokstationシリーズはXeon E3-1200も選択可能。

演算コアとグラフィックスコアの統合で効率アップ
第2世代のインテルCore iプロセッサーは32nmプロセス製品で、グラフィックスコアとCPUコアがひとつのダイに統合されました。これによって、高速のキャッシュメモリーがグラフィックス処理と演算処理とで共有でき、内蔵キャッシュに比較して速度が遅い外部メモリーへのアクセスが低減され、データの受け渡しがスムーズとなることで処理効率が大きく向上します。
マルチコアのポテンシャルをさらに引き出すHTテクノロジー
Core i3、Core i7プロセッサーはHTテクノロジーを新たに採用しています。これはPentium 4の時代に活躍したテクノロジーを復活したもので、仮想マルチコアによって実際のコア数以上の処理効率を実現します。
コアごとに動作周波数を制御するインテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0
インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0は、作業負荷に応じて各コアの動作周波数を細かく制御するテクノロジーで、使っていないコアの電力は限りなくゼロに近づける一方、アクティブなコアは必要に応じて一時的に定格よりも高い周波数を適用。マルチコアの効率を最大化することで、省電力性を保ちつつ処理効率を向上します。第1世代のCore iプロセッサーファミリーから採用されたこのテクノロジーは、今回グラフィックコアのターボブーストにも対応したことで、さらなる処理性能の向上を実現しています。
アプリケーション処理を効率化する新命令セットAVX(Advanced Vector Extensions)
Windows アプリケーションの処理性能向上をサポートする機能で、32bitのデータを一度に8個、256bit実行することを可能にします。これは従来の命令セットの倍にあたり、ビジネスPCで主に使われるWindows アプリケーションの処理速度を大幅に高めることができます。
※Windows 7 SP1と対応アプリケーションが必要。
 
 

 2) 消費電力管理ソフトウェア「HP Power Assistant 2.0」搭載で省電力を徹底

 

今回発表の新製品は、省電力性に優れたプロセッサーの採用とともに、HP独自の取り組みによって大幅な電力消費の削減を実現しています。電源部には変換効率90%の80 PLUS GOLD規格対応品が選択可能となっており、負荷状態に応じて電源とCPUのファン動作を最適化するHP独自の制御機能を組み合わせることで、8200Elite SFシリーズでは4年前の同シリーズの約76%、8200Elite USシリーズでは約80%、HP Z210シリーズでは60%の消費電力削減を達成しています。デスクトップPCについては、従来のノートPCにも匹敵する画期的な省電力性といえます。
さらに、デスクトップPC、ワークステーション新製品すべてに、1週間単位で電力使用プランの設定が可能な消費電力管理ソフトウェア「HP Power Assistant2.0」が選択可能となっています。これにより、複数の電源プロファイルの自動切り替えが可能で、電力消費のピーク時間帯や昼休みなどに合わせてPCやモニターの電源を休止、サスペンドにするなどの省電力設定が5分刻みで可能となっています。電力消費の大幅削減が求められている今年の夏には、大いに真価を発揮する機能です。

詳しい資料はこちら 
・ご提案資料 「HP Power Assistant v2.0」
※HP Partner Portalにリンクしておりますので、ログインが必要です。

 
HP Power Assistant 2.0画面
 
HP Power Assistant 2.0画面

HP Power Assistant 2.0画面
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 3) 充実したセキュリティー機能、リモート管理機能で業務分散にも対応

 

電力利用制限や災害対策など、今後は業務分散のための在宅勤務などが増加することが予想されます。こうした環境では、HPの法人向けデスクトップPC、ワークステーションの強みであるセキュリティー機能やリモート管理機能がますます重要性を増すことになります。今回発表のデスクトップPC、ワークステーションの新製品には、パフォーマンスの最適化や、サポートタスクの自動化、さらにはお客様の了承のうえでシステム構成や診断データをHPのサポート担当者に送信し、必要時応じてリモートから問題解決をサポートする「HP Support Assistant」を搭載。さらに、指紋とパスワードを組み合わせたユーザー認証や、ハードディスク暗号化によるデータ保護などのセキュリティー機能をひとつのインタフェースで統合した「HP ProtectTools 6.0」が搭載されているほか、インテルvProテクノロジー対応モデルでは、インテルアクティブ・マネジメント・テクノロジー(AMT7.0)によって効率的な一元管理が可能となっています。

 

最大80%の消費電力削減を実現した新デスクトップPCシリーズ

 
  HP Compaq 8200 Eliteシリーズ
 

HP Compaq 8200
Eliteシリーズ

今回、仕様を一新したHP Compaq 6200 Pro Desktop PC、HP Compaq 8200 Elite Desktop PC両シリーズは、メンテナンス性と拡張性にすぐれた従来製品の筐体設計を継承しています。4つのメモリスロットとともに、ミニタワー型では6つのフルハイト拡張カードスロットを搭載。省スペース型でも4つの拡張スロットを搭載しているなど、お客様による将来的なシステム拡張にも柔軟に対応できる設計といえます。

さらに、デスクトップPCの設置面積をゼロにするということでご好評いただいている、ウルトラスリム型製品対応のモニターマウントキットも、今回リニューアルされました。従来製品よりも背面パネルがスリムとなり、スプリング構造のACアダプター固定トレー、ケーブルマネジメント機能を装備して、一段と機能性を高めています。ニーズに合わせさまざまなディスプレイと組み合わせて設置でき、デスクトップPCの設置スペースに悩むオフィスに解決策を提供する製品となっています。

 HP Compaq 8200 Elite MT Desktop PC  HP Compaq 8200 Elite SF Desktop PC
 HP Compaq 8200 Elite US Desktop PC  HP Compaq 6200 Pro SF Desktop PC
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信頼性と環境性能に優れたエントリーワークステーション HP Z210シリーズ

 
HP Z210シリーズ  

HP Z210シリーズ

 

ワークステーションの新製品は、拡張性を高めたミニタワー型のHP Z210 Wrokstationと、同等の性能を持ちながら体積を1/3にしたスモールコンパクトモデルHP Z210 SFFの1シリーズ2モデルとなっています。選択可能なプロセッサーとして、インテルのサーバー・ワークステーション向け最新プロセッサー Xeon E3シリーズが追加されました。同製品シリーズも、買い換えサイクルとなる3年半まえの製品と比較して、パフォーマンスは2倍、電力はおよそ60%の削減効果を実現しており、より信頼性の高い、お客様が安心してお使い頂ける仕上がりになっています。
このほか、サポートに体制についても、電力利用制限の観点からお客様が平日の業務を減らして週末に働くというケースが増えることも予想されることから、土日祝日の修理サポートを手厚くしています。「これはHPの強みということで、メッセージをしっかり出していきたい」(島田)

 HP Z210/CT Workstation
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高級感と機能性にこだわったノートPCシリーズ

 
 
HP EliteBook pシリーズ HP ProBook bシリーズ HP ProBook sシリーズ
HP EliteBook
pシリーズ
HP ProBook
bシリーズ
HP ProBook
sシリーズ

また、ノートPCの新製品ついては「従来からのスタイリッシュなデザインを継承しながら、色合いに高級感を持たせた製品を目指しました。コンセプトは「鍛造」で、強いとか、頑丈であるとかというイメージを意識しています」(島田)とのことで、法人向けノートPCのハイエンドモデルHP EliteBook pシリーズはプラチナ、幅広ニーズに対応する柔軟性、拡張性を特長とするHP ProBook bシリーズはタングステン、法人向けノートPCのスタンダードHP ProBook sシリーズはメタリックグレイという、高級感にこだわったカラーリングが特長となっています。また、特筆すべき新機能として、今回発表のノートPCは筐体の裏蓋が一体で簡単に外れる構造を採用しており、ノートPC本来の薄さ軽さを維持しつつ、高いメンテナンス性を実現するものとなっています。

 HP EliteBook 8460p Notebook PC  HP EliteBook 8560p Notebook PC
 HP ProBook 4230s/CT Notebook PC  HP ProBook 4430s/CT Notebook PC
 HP ProBook 4530s/CT Notebook PC  HP ProBook 6560b/CT Notebook PC
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以上、日本HPの法人向けPC、ワークステーション新製品説明会の風景と、製品概要をご紹介してまいりましたが、今回はちょうど発表直前に大震災に見舞われ、波乱含みの新年度商戦のスタートとなりました。日本HPは被災地支援に積極的に取り組む一方、この夏に求められている電力消費削減に向け、省電力機能とセキュリティー機能を重視した新製品をいち早く発表するなど、市場環境の変化にも前向きに取り組む姿勢を鮮明にしています。パートナー各社様におかれましても、日本HPの新製品に託されたポジティブな方向性を販売戦略立案にご活用いただければと思います。

プレスリリース記事はこちら

 
 
 

HP Partner News 2011年5月17日号 特集記事]
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