アクティブディレクトリ対応で企業のお客様にもお勧めしやすくなった
HP MultiSeat Computingを徹底解剖!



前号のパートナーニュースでご紹介したとおり、6月30日、HP MultiSeat Computing(MSC)の新製品が発表されました。昨年発表された初代MSCからさらにパワーアップされた新しいMSCの特徴とセールスポイントについて、パートナー営業担当のA君が、先輩のB先輩を質問攻めにしています。ちょっと、2人の会話をきいてみましょう。

シンクライアントより簡単に、1台のパソコンをみんなで使う仕組み

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A君:
えっと、先日発表された「HP MultiSeat Computing(MSC)」っていうのは、「1台のパソコンを複数人で利用するソリューション」なんですよね。

     
     

B先輩:
そうだけど。どうしたの?

     
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A君:
いや、具体的なイメージがよく分からないんです。複数人で利用するというのは、1台のパソコンに複数のキーボード・マウスとモニターのセットを接続すると、一度に複数人が利用できる、というものなんですか?そんなことができるんですか?

     
     

B先輩:
うーん、ちょっと違うかな。キーボード・マウスとモニターだけではダメで、アクセスデバイスが必要です。「WindowsMultipoint Server 2011」という、共用パソコン専用のOSをインストールしたホストパソコンに、USB接続で「アクセスデバイス」という手のひらサイズの小さな箱をつないで、そこにキーボード・マウスとモニターを接続します。つないだ箱の数だけの人が、同時に1台のパソコンを利用できます。

     
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A君:
アクセスデバイス・キーボード・マウス・モニターのセットで、シンクライアントとして動作するというイメージですか?シンクライアントっていうと、なんだか設定が難しいイメージがあります。

     
     

B先輩:
ホストPCとアクセスデバイスをUSBケーブルでつなぐだけなので、ネットワークの設定などは一切必要ありません。簡単に使い始められますよ。

     
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ユーザーからは「Windows 7のパソコン」に見えて、驚くほどの低コスト

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A君:
USBケーブルで接続されたアクセスデバイスはどういう役割をしているのですか?

     
     

B先輩:
それぞれのユーザーが操作しているアプリケーションの処理や、データの保存は、ホストPCで行われていて、アクセスデバイスは、ホストPCから転送された画面を、ユーザーのモニターに表示する役割を担っています。アクセスデバイス自体が計算処理をするわけではないので、OS、メモリ、CPU、ハードディスクなどは入っていません。


複数のユーザーが同時に操作しても、ホスト側でセッションを切り分けてそれぞれのアクセスデバイスに画面を転送するので、ユーザーからはそれぞれ独立した1台のパソコンを操作しているように見えるのよ。表示される画面は、通常のパソコンと同じく、Windows 7の画面だから、利用する人にとっては普通のデスクトップパソコンを操作するのと同じように操作できるわね。

     
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A君:
ユーザーから見れば一人一台ずつ用意された通常のPCを操作しているという感じなんですね。

     
     

B先輩:
全くそのとおり。元々この製品が最初に発表された時に想定されていたのは、「学校の教室で、できるだけ多くの生徒がパソコンを操作できる環境を、少ない投資で実現する」というものだったの。


学校の教室で、パソコンの台数が足りなければ、生徒は交互に1台のパソコンを使うから、授業中に待ち時間ができてしまいますよね。MSCなら、1台のパソコンを同時に複数の子供が利用できるから、授業時間中ずっと全ての生徒がパソコンを操作できるようになるというわけ。

     
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A君:
パソコンを席数分買うよりも安いんですか?

     
     


HP MultiSeat Computing 利用例
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B先輩:
それはもちろん。例えば40席のパソコン教室の場合だと、MSCでは1席あたり、なんと、約18,950円(定価・税抜)(※ディスプレイ・キーボード・マウス別)で導入できます。

     
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A君:
うわ、安っ!それは驚きです。

     
     

B先輩:
この例だと、ホストパソコン2台ですからね。40台パソコンを買うのに比べたらコストは比較にならないです。パソコンの台数がすくなくなることで、ソフトのインストールやバージョンアップなどの管理工数も減ります。

     
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A君:
2台といっても管理は面倒じゃないんですか?

     
     

B先輩:
普通のWindowsパソコンのソフトウェアのインストールやセットアップができる人なら、問題なく管理できますよ。使用中の管理も、付属のソフトウェア「Multipoint Manager」で、複数のホストパソコンをまとめて簡単に管理できます。

     
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電気代はなんと85%削減!

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A君:
MSCなら、パソコンを必要数分買うよりも、電気代も安くなりそうですね。

     
     


HP MultiSeat Computingによる
節電効果
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B先輩:
ええ、その通り。アクセスデバイスは超低消費電力だから、使用するのはほぼホストパソコン2台分の電力ですみます。さきほどの40席のパソコン教室の例で試算すると、電気代はざっと85%削減できますね。

     
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A君:
85%になる、のではなくて85%削減ですか!消費電力が2割以下というのは、これは魅力です。

     
     

B先輩:
アクセスデバイス自体の消費電力はとても小さいので、前面USBポートを使用しない場合は、電源タップも不要になります。また、ホストパソコンとアクセスデバイスの接続は、ホストパソコンに直接アクセスデバイスを接続する方法と、3台までのアクセスデバイス間をバケツリレー式につなぐ「デイジーチェイン」の2種類が選べるから、合わせて配線がすっきり整理できるのも嬉しいポイントね。

     
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企業ユーザーもアクティブディレクトリのドメインに参加可能なライセンスが新発売

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A君:
たしか、MSCっていう製品は、昨年発売されて話題になっていましたよね?なのにまた新発売なんですか?

     
     

B先輩:
よく覚えていたわね。2010年3月に発売されたのはホストPCがms6000と、アクセスデバイスt100の組み合わせで、2011年6月30に発売された後継機種は、ホストPCがms6200と、アクセスデバイスt150ね。

     
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A君:
今年の新製品は、どこが違うんでしょう。

     
     

B先輩:
まず一つめは、1台のホストPCに接続できるアクセスデバイスの数が増えたこと。ms6000は最大10台まででしたけど、ms6200は10台まで接続できる「Essencial Model」と、20台まで接続できる「Extended Model」の2種類があります。

     
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A君:
必要なライセンスはどうなるのでしょう。

     
     

B先輩:
「Windows Multipoint Server 2011」の商用ライセンスは、「Standard Edition」と「Premium Edition」の2種類があります。 Standardは接続可能なアクセスデバイスが10台までで、ドメインに参加不可。Premiumは、20台まで接続可能なのと、 ドメインに参加もできます。アカデミックライセンスは、自動的に20台までの「Premium」となって、 ドメインに参加可能です。

     
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A君:
あ、思い出しました。たしか、前回出た時はおもしろそうなソリューションだけど、ドメインに参加できないんじゃ お客様にはお勧めしにくいなあと思って、それっきり忘れてたんですよ。

     
     

B先輩:
そういう人にはぜひ、今回の新製品をもっと知って欲しいわね。ちなみに、アクセスに必要なServer CALについては、ハードウェアにバンドルされているOEM版と、既に保有しているボリュームライセンスのCALを割り当てられるボリュームライセンス版があるから、その点でも、特に企業のお客様にはお勧めしやすくなっています。

     
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前面USB端子採用で学校、研修所、ネットカフェなどでも使いやすく

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A君:
アクセスデバイスt150は、前モデルとはどこが違うんですか?

     
     

B先輩:
USBポートが前面に2つ付いたことが大きな変更点ね。Windows MultiPoint Server 2011と組み合わせることにより、プライベートUSBが使えるようになったので、USBキーボードとマウスを接続したり、外部メモリを接続して、デジタルカメラの写真を取り込んだり、作成した文書をUSBに保存して持ち帰れるようになりました。アクセスデバイスに接続したUSBメモリーは、そのアクセスデバイスに接続されたモニターでしか見えないので、プライバシーやセキュリティも安心です。

     
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A君:
あれ、そういえば、さっきは、前面USB端子を使う時は給電が必要だって、先輩言ってませんでした?

     
     

B先輩:
よく覚えていたわね。USBデバイスの使用やデイジーチェイン接続をする場合など、前面USB端子を利用するときは、アクセスデバイスに給電が必要なので、別売りのACアダプタを導入するか、HP LE1851wt TFTモニターを利用してt150に給電します。

     
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A君:
モニターを利用して給電…?

     
     

B先輩:
HP LE1851wt TFTモニターは5Wまでの給電が可能なので付属のケーブルを使用してt150に給電することで、席あたりの電源を1本にすることができます。短いVGAケーブルも用意しているので、それを利用してモニターの背面にt150をアタッチすれば、配線をよりすっきりまとめられます。

     
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A君:
いろいろなお客様にお勧めできそうですね。学校の教室や図書館の端末以外にも、企業の受付に置く案内用のパソコンや、ネットカフェ、小さいオフィスの事務用パソコンなどで活用できそうです。

     
     

B先輩:
そうね、1台のパソコンを共用するのですから、あまりCPUパワーを使う処理には向かないけど、オフィスソフトやインターネットのブラウジングなどの比較的パワーのいらない用途なら、適材適所で活用してオフィスのパソコンコストもぐっと下げられるわね。

     
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A君:
よし、さっそく提案に取り入れてみます!

     

HP Partner News 2011年7月26日号 特集記事]
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