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陸前高田市にHP D2D納入!

〜復興に向けて全力でがんばる陸前高田市にHP製品が採用されました!〜

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市役所及びアイシーエスの皆様
津波の大きな被害が報じられた陸前高田市にHP BladeSystemとHP D2D Backup System(以下、HP D2D)が納入されました。
その陸前高田市役所の方々にお話しを聞くことができました。
今回の特集では特にHP D2D Backup Systemを導入した背景をお伝えします。

お忙しい中、時間を割いて取材に応えて下さった市役所及びアイシーエスのみなさまは、被災後半年満たないにもかかわらず、穏やかに、そして写真撮影には笑顔で応じて下さいました。

大津波によりサーバールーム水没

旧市役所前の向日葵 市内に住む人々の5割が被災し、1割の死者・行方不明者を出した3月11日の大震災。
大津波の被害を受けた町の映像は、日本中に衝撃と悲しみを与えた。
あれから半年が過ぎ、何もかもが流され瓦礫の山と化した平地には緑が茂り、旧市役所前には向日葵が咲いていた。

大津波により市庁舎1階のサーバールームも水没した。
復旧に急を要する陸前高田市は、市の行政情報システムを構築、運用、月次データの保管業務を担って来た、地場のSIerであるアイシーエス (岩手県盛岡市 http://www.ics.co.jp/)このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。 にまずは紙ベースの復旧を依頼。2月28日までの住民基本台帳と財務会計のデータを復旧する事に成功した。しかしながら3月以降3月11日までの更新分データは消失し、介護保険や生活保護など福祉関係のデータは一切残らなかった。
プレハブの仮設庁舎
プレハブの仮設庁舎

情報処理関係の担当者も失い、5月1日付けで異動となった総務課 高橋係長。
システムの本格稼働を7月末に見据え、「失ったデータの回復」「大震災に耐えるシステム作り」にアイシーエスと着手してきた。HP BladeSystemを導入(HP BladeSystem導入事例へリンク)する中で、バックアップシステムのD2Dも導入。重要性を再認識させられたデータ保護について語って頂いた。

システムの煩雑化

高橋係長が情報システムを担当していた頃から既に7年が経ち、当時とは状況が大きく変わっていた。紙でのやり取りがコンピューター化され、間に合わせの部屋にサーバーを置き、空調や電源も後付けしていった。システムは複雑になっていき、ホストコンピューターだったものが分散化、課ごとにシステムの仕様が決められ、個々に導入・運営する状態になった。業務システムの全てが同じDBで作られているわけではないため「被災後、どのシステムがどの役割を担っているかわかならなくなっていた」(高橋係長)

自治体にはありがちだということだが、陸前高田市等の行政のシステムは一括で入札するわけではないため、例えば介護には介護の、後期高齢医療制度には後期高齢医療制度の、契約、予算、仕掛け、バックアップスケジュール、方法論等がばらばらに存在し、システムの管理やバックアップなど、システム全体の調整は非常に困難となっていた。
陸前高田市 総務部総務課 行政係長 橋 良明 氏
陸前高田市
総務部総務課 行政係長
橋 良明 氏

データ保管の重要性を痛感

そんな中での震災。
とにかく、り災証明書の発行、復旧資金の出し入れにそれぞれ必要な住民基本台帳システムと財務会計のシステムの復旧を「先ずは前と同じ様な形で動くように」とアイシーエスに全面的に依頼した。
「基本台帳の大本のデータは救えたが、財務系は一部欠損しており、金融機関の支出データ等から埋められるところは埋めたが、決算上は足りない部分も含めてそのまま出すしかない。」(高橋係長)
その他のシステムに関しても、データを集めるところから地道に始めなければならない。 福祉関係の情報など、個人の情報を先ず確認しなければデータ化できない部分は、担当者が住民一人一人とのやりとりの 中で集めていかなければならない。避難している人々や行方不明者もおり、残っている人もその情報を 持っていない可能性があるため、データを復元するだけでも手間と時間がかかってしまう。 今回のこういった経験からバックアップ、外部保管の重要性を認識した。
「住民データは相互に関連しており、一つでも欠けているとデータ連携がうまくいかなくなる。津波だけでなく、洪水、火事等も想定した上で、今後は全てのデータを物理的に離れた場所に保管する事も考えなくてはいけない。」(高橋係長)

陸前高田市 総務部総務課 行政係主事 杉山 功 氏
陸前高田市
総務部総務課 行政係主事
杉山 功 氏
名古屋市は対住民の支援も含めて30名程度の職員を陸前高田市に派遣している。その一人、総務部総務課行政係の応援にあたっている杉山主事も、バックアップの重要性を強く感じたという。 「陸前高田市では住民の暮らしに関わるシステムのデータだけではなく、ファイルサーバーが復旧できていない状態にあり、書式、文書、記録等が消えてしまった。業務に関わる行政のデータもしっかりバックアップしていないと、大変な事になる」(杉山主事)
杉山主事の所属する名古屋市では定期的に他県に保管をお願いしているという。

岩手県八幡平市から同じく総務部総務課行政係に応援で来ている遠藤主任はこう語る。
「バックアップの在り方を見直そう、という動きが震災の後に近隣の市役所では出てきました。今まではテープメディアを耐火金庫に入れ、火事には対応しようと考えていましたが、今回のような震災では津波で耐火金庫ごと失ってしまう事も考え、車で30分程の場所にある支所にパックアップをしようと検討し、アイシーエスさんに提案をお願いしているところです。」(遠藤主任)
大きな被害にあった都市以外でもバックアップの重要性が見直されているようだ。
陸前高田市 総務部総務課 行政主任 遠藤 祐一 氏
陸前高田市
総務部総務課 行政係主任
遠藤 祐一 氏

HP D2D 4100の採用

今回陸前高田市ではHP D2D 4100というバックアップシステムを採用した。HP D2Dを採用した理由は、HP BladeSystemとともにバックアップを統合して運用の負荷を軽減する必要があったこと、また、既に他の自治体で実績があったためである。HP D2Dでは、複数システムのバックアップを一台に集約して運用することができ、またディスクベースのためメディア交換も不要である。 テープではなく、ディスクバックアップにした背景には意外な事実もあった。
株式会社アイシーエス 副参事 及川 和也 氏
株式会社アイシーエス
副参事
及川 和也 氏
「今回の震災時、ディスクはサーバーの保守業者で復旧の依頼を受け付けてもらった。ただ、海水を被った事もあり、ほんの一部のデータしか復旧できなかった。 テープにもバックアップを取っていたが、テープメディアは軽いので流されてしまった。 DATドライブに入っていたテープは流されずに取り出せたが、テープのメーカーとサーバーのメーカーが異なるので保守業者でも分析までは出来なかったようだ。
そのため、テープを社内に持ち帰り、ドライブに入れて読めれば読めるし、読めなければ諦めるしかなかった。 また、運用面を考えてもテープだと入れ替え作業が発生してしまうため、ディスクバックアップの方が良いと思った。」(及川氏)
HP D2Dは岩手県一関市にも導入されており、支所や別機関があるお客様には将来的には遠隔データ保存ができることも考慮し、HP D2Dを勧めている、との事。

ディスクバックアップを採用したことによるメリットはユーザ側のメディアの管理にも出ている。 「テープだと職員が定期的に変えるという作業が必要になる。担当職員はシステム毎に基本一人なので、休みたい時でも休めない。誰かに頼むと順番が変わったり、わからなくなったりしてしまう可能性もある。」(高橋係長)職員の数は限られており、人事異動もあるため自動化ができる所があれば自動化する必要があることを感じた。

「HP D2Dを導入するまでは、ラックにサーバーが追加される度にラックに鍵を掛け、セキュリティの問題を解決するため、ケーブル、運用手順書等の変更も含め物理的にサーバーを入れ替えたりという作業も発生し、手間もコストもかかっていた。」(及川氏) サーバールームのHP D2D
サーバールームのHP D2D

HP D2Dの特徴

陸前高田市では、『早急な復興を目指す』ことを目的に市の運用を熟知したアイシーエスにシステム構築を依頼。 担当であるアイシーエス及川氏は他での実績を踏まえ、HP BladeSystemとD2D Backup Systemを提案。
市のシステム一括管理や将来的に遠隔地でのデータ保管をスムーズにしたいという思いと一致した。
特に災害時のデータ保護という観点で以下の特徴を持つD2D Backup Systemは市の遠隔地データ保管というニーズに合致している。


バックアップ運用の悩み解決
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遠隔レプリケーションが可能
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データの効率的な保管
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豊富なラインアップ
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HP D2D Backup System 製品情報

日々復興、日々前進

人々の要望は日々変わって来ている。 震災直後はとにかく食べられればいいと思っていたが、しばらくするともっと違うものを、震災以前に食べられていたものも食べたいと思うようになる。それは、人としてごく自然な感覚である。同様に、業務にもIT機器が必要になる、PCが用意されると次はネットワークが必要になり、プリンターが必要となる。インターネットの閲覧だけではなく、より重いデータのやりとりをしようと思う。日々ニーズは変わっていくのだ。

高橋係長は、人的な支援に最も感謝していると言われた。
「職員がいないというのは非常に大変で、知識のある職員がいないとどうして良いのかわからない。名古屋市をはじめ復旧の支援をしていただいて、ある程度の形は整って来たので、今後自分たちでどのような運営をしていくか。いつまでもお願いしているわけにはいかない。今年度は1月1日にも職員が入所する。IT関係は、市役所より恵まれた環境で働く事のできる企業はいっぱいある。どのように運用体制を作って行くかという自分たちの課題を解決していきたい。また専門的な話はその業界の人が良いアイデアを持っていたりするので、色々な話を聞かせてもらえれば。」(高橋係長)
今後の具体的なステップとしては、残った施設のネットワーク化、情報整理、市民が使いやすいようにしていきたいとの事。ある程度前の状態に戻せた段階で、戻すだけで良いのか、どうすれば仕事の能率が上がるのか、費用が軽減できるのか、住民対応のサービスの質が上がるのか、そういった課題に対して取り組んでいきたい、と語る。

陸前高田市 公式ホームページ このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

陸前高田市観光物産協会(復興支援グッズの紹介はこちら) このリンクをクリックすると、HP社外へリンクします。

取材後記

今回陸前高田市にHP製品が納入されたのは、県内で多くのHP製品の納入実績を持つアイシーエス様の提案がきっかけであることは間違いありません。 それにより復興を目指す陸前高田市と私たちHPが繋がったことを、とても嬉しく思いますし、今日のことはずっと忘れてはならないと思っています。
また、システム統合により、市役所にとっても運用面でプラスに転じることを願います。

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HP Partner News 2011年9月20日号 特集記事]
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