HP Partner News年始企画「事業トップが語る、2012年度事業戦略インタビュー」

HP Partner News年始企画「事業トップが語る、2012年度事業戦略インタビュー」
 

HPは、昨年11月から2012年度を迎えています。 HP Partner News編集部では、新春企画として各事業トップに対しインタビューを実施。 昨年度を振り返りながら2012年度における事業戦略並びに抱負、注力製品などを聞きました。


【インタビュー回答者】
岡 隆史 パーソナルシステムズ事業統括 取締役 副社長執行役員
杉原 博茂 エンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク事業統括 執行役員
挽野 元 イメージング・プリンティング事業統括 取締役 執行役員
 
パーソナルシステムズ   エンタープライズサーバー・ストレージ・ネットワーク   イメージング・プリンティン

 

イメージング・プリンティング事業統括(以下、IPG)の事業展開について、取締役 執行役員 挽野 元よりパートナー様へのメッセージです。

 

 
 
イメージング・プリンティング
事業統括 取締役 執行役員
挽野 元
 

■2011年のビジネス概況について教えてください。

『震災後、市場はゆるやかに復調。コンシューマーは過去最高、大判は2ケタ成長。』
東日本大震災がすべてと言えるでしょう。1、2月は好調に推移しましたが、3月は本当に大変でした。震災後は被災地支援活動を実施することで、復興支援に協力させていただきました。
震災後に感じたのは、コンシューマーの購買動向が生活必需品にシフトしたことです。そのため、イメージング・プリンティング市場は、夏の終わりまで通常のビジネスに戻りませんでしたが、その後徐々に復調してきました。被災地である東北地方はまだ震災の影響を感じますが、その他の地域では通常の需要は戻ってきていると感じています。

2011年全体としては、最終的には堅調だったと思います。個別製品では、コアとなるコンシューマービジネスでは、7-9月期に過去最高の市場シェアを達成しました。また、大判プリンターは対前年比2桁成長を達成しました。

■2012年度の市場動向をどのように考えますか?

『スローな景気動向の中、新しいニーズに合致した製品が必要になる。』
お客様・パートナー様からお話を伺うと、2012年は大きく市場が伸びるような状況とは考えていませんが、いろいろとビジネスチャンスはあると考えています。例えば、スマートフォン・タブレットというものは、今後数年は伸びる分野の製品です。これらの端末から、FacebookやTwitterのようなSNSにある情報・コンテンツを入手する人が増えています。そして、国内景気がスローなので、お客様は製品の価値をシビアに判断されます。また、データ化やペーパーレスといった言葉が目立つ中、逆にプリントアウトしている人が増えていると感じています。そのため、これらのニーズに合致する製品群が必要となります。

ここから、ビジネスにつなげるチャンスをつくることができるかもしれません。クラウドからどういう風に活用するのか? Facebookの中の写真をどうやって印刷するのか? スマートフォンからどうやって印刷するのか? といったものです。今でも手帳がなくならないように、紙は究極のモバイルデバイスだからです。電子と紙のハイブリッド市場がポイントです。

■では、2012年度のIPG事業戦略をについてどのように推進されますか?

『“クラウド”の波に一緒に乗りましょう。インクジェットへのリプレイスや、新規ビジネス、他事業部との連携も並行してビジネスを進めます。』
まず、クラウドプリンティングです。クラウドプリンティングに対応した製品の先駆者であるHPというブランドが、徐々に広がってきていると感じています。キーワードとして、HP e-PrintとHP e-Print & Shareという2つのサービスがあります。HP e-Printでは、メールが送れる環境ならいつでもどこからでも、スマートフォンやタブレットからでもプリントアウトできます。また、HP e-Print & Shareでは、HP Designjet プリンターと組み合わせると、クラウド上のファイルを直接共有・プリントができます。
次に、今後も重要となるエコです。オフィスには、レーザープリンターが多いですが、環境に優しいのはインクジェットプリンターです。レーザープリンターに比べ必要となる電圧が低いため、電気代も抑えられます。そのためオフィス向けのインクジェットプリンターにも注力していていきます。また、大判プリンターは、環境にやさしい水性のHP Latexインク搭載しています。印刷品質、スピードだけでなく、環境に優しいインクジェットプリンターを推進します。

新規ビジネスでは、立て看板などの大きな印刷物を出力する製品に力を入れます。商業印刷分野であるデジタルプレス事業では、アナログからデジタルへの移行に対応した施策を進めます。
日本HP全体としての活動も進めていくつもりです。例えば、量販店店頭でのビジネスは、日本HPではIPGが他の事業部よりも強いところです。そのため、PSG事業部と協力して、PCとプリンターを一緒に販売推進することを考えていますし、エンタープライズ事業部とは、エンタープライズ顧客のプリンティングコストを下げたいという要望に対して、HPが取り組んできたコスト削減施策を含め提案していくつもりです。

■これらの戦略を踏まえて、パートナー様に期待するものはどのようなものでしょうか?

『地方ビジネスを盛り上げるべく、顧客開拓にお力をお借りしたい。インクジェットとクラウド対応製品は、リプレイスのカギとなる製品。』
IPGのビジネスは、80%以上はパートナー様経由となります。2011年のビジネスが堅調に推移したのは、パートナー様のおかげです。非常に感謝しています。2012年も、IPGの主力販売チャネルはパートナー様ですので、大きく期待しています。
パートナー様への期待の一つは、日本HPがいない地域のカバーです。ぜひ力を貸していただき、一緒に最終顧客を開拓していきたいと考えています。

次に、パートナー様にとっても、プリンティングといえば、サプライ品のビジネスがあります。ハードウェアだけのビジネスよりも、サプライ品のビジネスをつなげた方が、利益が大きくなります。サプライ品のビジネスはぜひ核にしていただきたいと思います。
また、主要商材として、ビジネス向けのインクジェットプリンターを位置づけていただきたいと考えます。ビジネスユーザーは印刷量が多いため、リピートオーダーが期待できます。また、大判プリンターでは、置き換え需要と復興対応で需要が増えていると感じています。例えば、復興作業では各種工事が必要となるため、設計図を印刷できる製品が必要になります。

クラウドが浸透していくなか、「ハードウェアが売れなくなるのでは?」という懸念を抱かれているという声を聞いています。しかし、これはクラウド対応製品のリプレイスの機会が増えたということだと捉えていただければと思っています。この機会だからこそぜひ、HP製品を利用していただきたいです。

HP Partner News 2012年1月17日号 特集記事]
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