爆速! SSD搭載ストレージ HP P4900登場!!

爆速! SSD搭載ストレージ HP P4900登場!!


先進のiSCSIソリューションを提供するHP P4000 G2 SANソリューション (以下、HP P4000) が、日本市場に登場してから約2年が経過した。HP P4000は発売後、急速に市場シェアを獲得し、2010年上半期から首位を独走している。2月23日、そのHP P4000に、SSD ( Solid State Drive) を搭載した待望の新ラインナップHP P4900 G2 SANソリューション(以下、HP P4900)が加わった。今号では、HP P4900の魅力に迫りたい。

話題のSSDのメリットをおさらい

ストレージテクノロジーの最近のキーワードと言えば、やはり半導体メモリを利用したストレージデバイスであるSSD ( Solid State Drive) だ。この数年でSSDを標準搭載したPCが急増しているため、今や、特別なテクノロジーという印象もなくなっただろう。SSDのメリットは、フラッシュメモリにデータを保存し、HDD (Hard Disk Drive) のように機械部品がない点にあり、非常にシンプルな構造で構成されていることである。
HDDはディスクを回転させ、ヘッドを高速に移動し、データを読み書きする。SSDは、データの読み書きは電圧を制御するだけだ。そのため、アクセスパフォーマンスが非常に高く、また、騒音も消費電力も低い。さらに衝撃にも強いため、大容量化が進みコストが下がるにつれて、ストレージ製品の重要な記憶媒体として、急速に採用が進んでいる。
今回発表されたHP P4900は、そんなSSDのメリットを最大限に生かした、最新の企業向けストレージソリューションだ。

ビジネスの成長に合わせて変幻自在 HP P4000ソリューション

 
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HP P4900の詳細に迫る前に、もう一度、HP P4000ソリューションについて、確認しよう。
調査会社IDC Japanによれば、国内ストレージシステム市場が伸び悩む中、iSCSIディスクストレージシステム市場は、今後数年間にわたり34.9%の成長が予測されている。
そのiSCSIディスクストレージシステム市場で、現在市場シェア1位を獲得しているのが、HP P4000である。

 
日本ヒューレット・パッカード
株式会社
ストレージ製品本部
製品マーケティング部
担当マネージャー
諏訪英一郎氏
 

HP P4000は、どのような領域で採用されているのだろうか?
「仮想化環境のストレージとしての利用が増えています。」と日本ヒューレット・パッカード株式会社 ストレージ製品本部 製品マーケティング部担当マネージャー 諏訪英一郎氏は話す。これは、iSCSIストレージは、接続要件のハードルの低さやSANインフラとしてのコストの優位性などに加えて、性能面が実用レベルに達してきたことから、主にサーバー仮想化環境の共有ストレージとして採用が進んでいるということになる。さらにHP P4000は「仮想化環境での用途に最適な機能が実装されている」という。

≫   仮想化に最適なストレージソリューションHP P4000

仮想化環境でのストレージに求められる要件は、様々である。
たとえば、仮想マシンの追加に合わせて、ボリューム提供の要求に即座に応える迅速さが求められたり、多数の仮想マシンが動作する仮想化環境ではストレージの停止は命取りになりえるので、可用性の高さも従来以上に求められたりする。加えて、データの保護対策、災害対策などにも対応したい。しかもそれらを少ない負担で、シンプルに実現することが求められる。
「HP P4000はネットワークRAIDで筐体レベルの高い可用性を提供しながら、シンプロビジョニング、スナップショット、リモートコピーといった容量効率と、データ保護の機能も充実しています。」見逃せないのは、これらの機能は標準装備なのでストレージ機能を使うための追加ライセンスなどは不要であり、コストメリットは高い。「見積りが簡単で売りやすいという声をよく頂きます。」という点もポイントだ。

さらに、仮想化環境のストレージとして見逃せない重要な側面として、「初期導入時には、少数のノードで始めても、ビジネスの成長に合わせて容易に拡張できることです。」と諏訪氏は語る。
「仮想化環境のストレージに求められるのは、データの急速な増加に対応でき、拡張するときにはサービスを中断させないことです。これらを実現できるのが、HP P4000です。」

HP P4000が提供する拡張機能は、ストレージノードの追加だけを指すわけではない。用途や環境に合わせて、同じ使い勝手(特長、管理性)を維持しつつ、適切なラインアップを組み合わせて導入できる。最もローエンドに位置するHP P4000 Virtual SAN Appliance Software (VSA)は、VMware ESX サーバーまたはMicrosoft Hyper-V サーバーにインストールすれば、仮想iSCSI SANを構築できる。機能や管理ツールは、その他のP4000製品と変わらない。つまり、開発環境にVSAを導入し、本番環境にはパフォーマンスの最適化を図れる上位機種のP4500を導入するということも可能だ。(無償で60日間使用できるVirtual SAN Appliance Software (VSA)をダウンロード可能だ。手持ちのVMWareやHyper-Vサーバーにインストールして、HP P4000の特長を体感してみてはいかがだろうか?)
用途に併せて選べる豊富なラインナップを揃え、そして今回、そのハイエンド機種として発表されたのがHP P4900となる。

ハイパフォーマンス、低レイテンシー、省スペース、省電力を実現するHP P4900

 
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「今回発表したHP P4900は、これらのHP P4000の機能に加えて、新たな価値をお客様に提供できるようになりました。それは、ハイパフォーマンス、高いレスポンス性能を従来より大幅に安価に実現したことです。」と諏訪氏は語る。

実際に、SSDを搭載したP4900とSASを搭載したP4500を比較してみよう。
P4900 を2ノードで構成した場合、最大70,000 IOPS (Input Output Per Second。1秒間に可能なリード/ライトの処理の回数を表す。数値が高いほど処理能力が高い。当数値は8KB 100% ランダムリード 時、HP P4000 DSM for Windows MPIO使用時。) の性能が提供される。同じ性能を 15,000rpm SAS を搭載したP4500 モデルで実現するには、24ノード必要となる。つまり、12分の1のノード数で同じスピードを達成できる。
また、このときのレスポンスタイムは、3ミリ秒。同じく15,000rpm SAS 搭載HP P4500 モデルでは、30ミリ秒かかる。つまり、10分の1低いレイテンシー(遅延。レイテンシーが小さいほど、システムのレスポンスタイムが速い) を提供する。
そして、P4500(24ノード分)のコストは定価で5000万円を超えるが、P4900(2ノード)なら2000万円を切る。

まさに、燃費のいい爆速ストレージといっていいだろう。
想定される導入ケースとしては、「HP P4900の新規導入だけでなく、既存のP4000環境に対して、アクセススピードが要求されるデータ領域用にP4900を追加導入する方法も可能です。」とのことだ。

HPは新たな提案の選択肢を、パートナーに提供したと言える。

パートナー様に長期的ビジネス成長を提供するHP P4000

最後に、HPパートナーにとってのP4000販売のメリットを諏訪氏に聞いた。

「P4000は、ノードを拡張するだけで、ビジネスを伸ばすことができる製品です。旧来型のSANストレージ では、一度導入したストレージコントローラーを、容量が足りなくなったからと言ってあとから追加するのは簡単ではありません。容量を拡張していくにつれて、コントローラーの性能がボトルネックになってきた場合、お客様はSANストレージを買い直す必要があります。つまり、最初から新たな競合との提案競争が始まることになります。しかし、HP P4000ならノードを拡張すれば、コントローラーの性能に縛られずに、性能と容量を増やしていけます。つまり、お客様の資産を維持しながら、性能要件を上げることが可能なのです。なお、拡張は32ノード/1クラスター(MAX)まで可能で、たやすく新たなストレージシステムの買い直しの必要がないので、広く長い囲い込みが可能というメリットがパートナー様にはあります。ぜひ、HP P4000をご提案ください。」

HP Partner News 2012年2月28日号 特集記事]
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