「日本発、グローバル展開へ」クライアント新製品、発表

 

日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、6月21日、法人向けPCの新製品13機種 (ノートPC 9機種、デスクトップPC 4機種) と、ワークステーション2機種を発表した。今回発表された新製品群のキーワードは、「日本発、グローバル展開へ」。

特に、日本の要望に基づき開発された、法人向け最小ノートPC(11.6インチ)EliteBook 2170p Notebook PCを中核に、新機種の特長を紹介する。

日本のお客様の要望をカタチに

 

「品質レベル、デザイン性への関心が高い日本の顧客ニーズを満たせば、日本以外の他国でも打ち勝っていける」と、日本のお客様の要望を開発元に伝え、製品化に結びつけたのが、今回発表された一連の製品群だ。そのポイントは、「省スペース性」「省電力」「セキュリティ」「東京生産(MADE IN TOKYO)」。1つ1つ、そのポイントを見ていこう。

1つ目は、「省スペース性」だ。日本HPでは、従来から手狭な日本のオフィス環境に考慮し、10年にわたりPCの省スペース化に取り組んできた。
今回発表された『EliteBook 2170p Notebook PC』は、HPがこれまでに発表した法人向けノートPCでは最小/最軽量を実現している。
モバイルPCの国内市場において、電車通勤が主流を占める日本では、持ち運びの手頃さと耐久性が求められる。EliteBook 2170p Notebook PCの大きさは、前述のように11.6インチ、重量は、約1.3kgと軽量かつコンパクト。12.5インチ搭載HP EliteBook 2560p と比較して、サイズで12%、重量で22%の軽量化を実現している。まさに国内法人市場のニーズを満たした最適なノートPCの1つといえる。


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省スペース性を実現しつつも、これまで以上の耐久性を実現するため、2170p を含むEliteBook pシリーズでは多くの検証が重ねられている。例えば、76センチの高さからの落下試験、急激な温度変化や高い湿度環境での耐久性を確認する米軍調達基準(MIL-STD-810G)を満たしている。タフな環境でのPC使用が想定される米軍における調達基準を満たしているとういうことは、満員電車での通勤環境や、万が一持ち運んでいる最中に手が滑って落としたとしても壊れにくいということに繋がるだろう。 新製品発表会においても、担当者が実際に落下テストを実施したり、本体に水をかけるデモンストレーションを行い、問題なく動作することを証明した。このデモンストレーションの話題は大きく、そのニュース映像を目にしたパートナー様も多いのではないだろうか。

 
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モバイルPCの耐久性に不安を持つビジネスパーソンにとっても、EliteBook 2170p Notebook PCは、安心して使用できる製品といえる。そして性能についても、第3世代インテル® Corei5/Core i7 プロセッサーを搭載しており、ビジネス用途にもパフォーマンスの問題はない。


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その他に、今回の発表されたラインアップでは、6.6cmのウルトラスリムを実現したデスクトップPC 「HP Compaq Elite 8300 US」 がある。HPが初めてウルトラスリム型デスクトップPC「Evo Desktop D500 US」を発表してから10周年を記念する新機種だ。Elite 8300 USは、SF(スモールフォームファクタ)筐体 に比較して、体積を66%削減することができる。オプションを使用してモニターディスプレイにマウントさせれば、PCの机との設置面積をゼロにすることも可能だ。
そして、ワークステーションでも最新世代のXeon® プロセッサーを搭載するエントリーモデルHP Z220 SFT Workstationは、同時発表されたHP Z220 Workstationに比べて体積1/3を実現している省スペースモデルである。

2つ目のポイントは、「省電力」だ。前回特集したように、政府は昨年の夏・冬に続き、3回目となる節電要請を実施。また、電力料金が値上げされるなど、企業にとって今年の夏も節電対策が必須だ。そんな日本企業をサポートするためにお勧めしたいソフトウェアが、『HP Power Assistant』 である。『HP Power Assistant』は、利用環境に合わせて、パフォーマンスと消費電力のバランスを最適な状態にカスタマイズできる。その中でも日本の要望で実装されたピークシフト機能では、PCをバッテリーのみで駆動する時間と、バッテリーの充電を行う時間の指定を行うことが可能だ。例えば、日中の電力使用量のピーク時間帯にはバッテリーでの駆動を行う設定にして、夜間の電力使用量の低くなる時間帯にバッテリーの充電を行うといった設定を行うことで、日中の電力消費ピーク時を外したPCの消費電力を削減できる。また、このピークシフト機能が曜日別に設定できる機能も追加されており、ますます注目の機能となっている。

そして、このピークシフト機能を最大限に活用できる理由が、オフィスでよく使われているA4サイズのPCでは、HPノートPCは標準で4~5時間駆動可能な大容量バッテリーを内蔵していることにある。他社製品では1.5~3時間程度のバッテリー容量の製品が多く、ピーク時にバッテリー駆動を行おうとしても途中で電池切れを起こしてしまうことがよくある。これは記憶してほしい差別化ポイントだ。
この『HP Power Assistant』 は、今回発表されたHPのクライアントPCにプリインストールされて出荷される(デスクトップPCおよびワークステーションは、カスタマイズで選択可能)。 節電対策として、ぜひ検討していただきたい。

 
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さらに、PCのリプレイス時の節電効果を瞬時に可視化することができる無償の消費電力診断ツール(www.hp.com/jp/eco_shindan)もご用意。リプレイス予定台数や使用年数に応じた計算だけではなく、電力単価をカスタマイズしよりリアルに試算することができる。今年の夏も節電はすべてのITユーザーにとって重要なキーワードとなることは必至である。その中でパートナー様の提案の説得力をより高めるために節電効果のデータを是非ご活用いただきたい。(リプレイス後の製品として順次新製品は順次追加中)

3つ目のポイントは、「セキュリティ」。この数年企業にとって対策が必須となっている課題の1つが、個人情報保護であることは言うまでもない。平成21年に改訂された経済産業省による「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン (平成21年10月9日厚生労働省・経済産業省告示第2号) 」 http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/privacy/kaisei-guideline.pdf において、二次被害の防止施策として、高度な暗号化を推奨していることをご存じのパートナーも多いことだろう。多くの個人情報を扱う機会の多い企業にとっては、高度な暗号化を実施するためには、事実上ハードディスクの暗号化が必須になっているといってもいいかもしれない。


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日本HPではこの要望に対応して、ハードディスク全体を丸ごと暗号化するソフトウェアHP Protect Tools Drive Encryption を、今回発表した新製品 (HP Compaq Pro Business Desktop PCシリーズを除く) だけでなく、すべての法人向けノートPC/ワークステーションに提供している。 持ち歩く機会も多い、ビジネス用ノートPCにはすべてプリインストール済みだ。さらにこの丸ごとハードディスク暗号化ソフトに加えて、指紋を活用したシングルサインオンなどのデバイスアクセス制御、データ完全消去など多彩なセキュリティ機能を統合した「HP Protect Tools」を無償で標準搭載している。セキュリティの強化と導入コスト削減を同時に実現できるソリューションを無償で提供することは、他社にはないHP独自の差別化ポイントだ。パートナー様にとっては、セキュリティを強化しつつコストメリットを訴求した提案ができることなるだろう。

 
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最後に4つ目のポイントは、日本HPから発売されるPCの代名詞ともいえる「東京生産(MADE IN TOKYO)」だ。日本HPの東京都昭島工場は、高品質な製品の生産拠点としてだけではなく、お客様・パートナー様の要望に応じたきめこまやかなカスタマイズサービスを提供する拠点として進化している。例えば、ある企業ごとにカスタマイズされたOSイメージをプリロードする、あるいは、資産管理タグを添付するといった、お客様にとって効率的にPCを導入・管理でき、パートナー様にとっても手離れのいいサービスも提供している。そして、日本の要望で実現したサービスとして、休日修理サポートも開始した。
東京生産は、生産から導入、サポートまで一貫した高品質なサービスの提供を実現し、今後もその幅を広げるだろう。もちろん、今回発表された新製品すべてが高品質な東京生産だということは言うまでもない。

最後に

新製品は日本のお客様のご要望にお応えできる製品として、パートナー様にとっても、魅力ある、そして提案しがいのあるラインアップとなったのではないだろうか。夏本番を迎え節電対策が求められる中、そして、上半期の商戦シーズンを迎える秋に向け、ぜひ新しいビジネス商材として検討していただきたい。


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HP Partner News 2012年7月10日号 特集記事]
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