驚異の13w未満、HPのゼロクライアントt410 AiO

日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は、2012年6月15日、LANケーブル経由の電源供給に対応したディスプレイ一体型ゼロクライアント「HP t410 All-in-One Smart Zero Client」(以下、t410 AiO)を発表、近日出荷を開始する。

6月開催のInteropでは特別審査員賞を受賞するなど、発表以来話題沸騰の製品である。 日本HPによれば、t410 AiOは、ユーザーにとって理想的なクライアントを追求した製品で圧倒的な低消費電力と、シンプルさを追求した製品である。ケーブリングを最小限に抑え、コンパクトなボディによる省スペースを実現し、端末に対する設定を省き、導入も非常に簡単だ。

今回は、このt410 AiO のセールスポイントをストーリー仕立てで紹介しよう。

中堅SI企業でかけだし営業のニシブンさんとスミトモ先輩のやりとりで、セールスの要点を分かりやすく解説します。

 

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ニシブン
     

ニシブン:
こんにちは、スミトモ先輩!

     
     

スミトモ:
こんにちは、ニシブンさん。そんなに汗だくでどうしたの?

     
スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
今、外回りしてきたところなんです。8月下旬ですけど、まだまだ暑いですね。汗いっぱいかいちゃいました。

     
     

スミトモ:
がんばっているわね。何か困っていることない?

     
スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
あ、ちょうどよかった!さっき、お客様が「電源ケーブルがいらないシンクライアントが出たんだよね。説明してよ」って、おっしゃっていたのですが、どの製品のことだかわからなくって。

     
     

スミトモ:
それは、HPが最近発表したHP t410 All-in-One(AiO) Smart Zero Clientのことね。t410 AiOはPoEに対応している製品だから、電源ケーブルがいらないということよ。
日本HPの中では、シンクライアントの中でOSレスで端末管理が不要なクライアントを「ゼロクライアント」と言っているみたいね。

     
スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
ピーオーイー?

     
     
スミトモ:
わかっていないみたいね。PoE(Power over Ethernet)というのは、ネットワークに接続されている機器を動かすための電力をイーサネットで供給する標準規格のことよ。簡単に言えば、LANケーブルで電力供給できるの。IP電話機や無線LANアクセス・ポイント、ネットワーク対応の監視カメラなんかでよく使われているわ。PoEには、大きくIEEE 802.3af (Type1) と、それを拡張した IEEE 802.3at (PoE+/Type 2) という2つの規格があるの。IEEE 802.3af(Type1)が最初にできた規格で、供給できる電力量が少ないけど、その分スイッチの金額も安くて、最も普及している規格ね。t410 AiOは、最大消費電力が13W未満なので、このIEEE 802.3af (Type1) にも対応しているの。

 

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スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
へー、すごーい。LANケーブルだけでいいんですね。そうだとすると、電源工事が簡単にできない場所や、古いビルなどでも、ネットワークだけ引けば使えるようになりますよね?

     
     

スミトモ:
そうよ。少し営業らしくなってきたわね。ただ、アクセススイッチは、PoEに対応している製品を選ぶ必要があるので注意してね。HPからもPoE対応スイッチがいくつかリリースされていて、「1910-24G」を使うと1つのスイッチで24台のt410 AiOを接続できるの。だから、使用する電源の口数は48分の1になるというわけ。学校や古いビル以外にも、人事異動が多い組織や、レイアウトをよく変えるような会社にも最適ね。既にIP 電話を使っているコールセンターのようなところだと、スイッチもPoEに対応しているはずだから、すぐにt410 AiOを導入できるはずよ。
そして、t410 AiOは、一般業務に適した18.5インチワイドのディスプレイ一体型だから、デスク周りもシンプルになるし、省スペースにもなるわよ。オフィスの狭い日本にはぴったりね。

HPのPoEスイッチ詳細はこちら ›


 

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スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
さっすがー、先輩。やっと汗が引いてきました。それはそうと、こんな感じで暑いんですけど、やっぱり夏以降も節電対策しっかりしないといけない気がするんです。

     
     
スミトモ:
そうね、このt410 AiOは、節電対策にも効果的な製品なのよ。さっき言ったように消費電力は13W未満なので、2年前のPCと比べると1/20以下(注: HP Compaq 8000 Elite SF/CT+18.5インチ ディスプレイとの最大消費電力で比較試算) に抑えることができるわよ。

 

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スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
二十分の1! 何か、特別な技術を使っているんですか?

     
     

スミトモ:
そうなのよ。HPは3M社と共同で液晶ディスプレイ用のフィルムとバックライトの組み合わせを開発したの。通常のディスプレイだと、バックライトが出している光量の5~7%しかユーザーには届かないんだけど、この新しいフィルムだと、なんと光の透過率が32~52%まで向上するのよ。だからこんなに低い電力量でもPCと変わらないくらい明るいのね。さらに角度を変えても画面表示が鮮明なのもいいわよ。

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「低消費電力PoEテクノロジーが切り開く 次世代のゼロコンピューティング」(PDF:516KB)

     
スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
でもぉ先輩、節電にバッチリって言えても、前から気になってことあるんです。実は、大学の実習室にあったシンクライアントって、性能がよくなかったのか、動きが遅くて、画面表示もカクカクしてたっていう経験があるんです。お客様に提案して、同じような状態だったら、いやだなぁって。。。

     
     
スミトモ:
あ、それね。t410 AiOは、デジタル処理専用のチップを搭載しているのよ。このチップで、画面転送の処理を高速化しているから性能も良くて、PCと変わらない操作感が得られるわ。もちろん、映像など少し重たいアプリケーションの再生でも、パフォーマンスは落ちずに、とても快適よ。

 

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スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
さすがHPですね。さっき訪問してきた会社さんは、ITに詳しい人はその質問をされた方だけで、他はあまり詳しい人がいなんです。その方が出張なんかでお留守のときにPCの調子が悪くなったりすると、みんなで頭を抱えているそうなんですね。

     
     
スミトモ:
そんな職場には、まさにt410 AiOは最適なのよ。箱から出して、LANケーブルを接続すると起動してくるの。起動すると同時にHP Smart Zero Client Serviceっていうサービスに接続して、自動的にt410 AiOの設定情報をとってきて、クライアント仮想化環境につながるの。たったこれだけで、使えるようになるのよ。1台1台 端末の設定をする必要がないの。HPはこれをゼロマネージメント、つまり管理ゼロって呼んでいるわ。
 

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スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
へー。それだけでいいんですね。びっくり! 仮想化環境っておっしゃっていますが、クライアント仮想化のソフトっていろんな会社の名前出てくるんですけど、よくわからなくって。

     
     

スミトモ:
t410 AiOは、Citrix ICA、RDP 7.1、Microsoft RemoteFX、VMware PCoIPをサポートしていて、主要なクライアント仮想化環境全てで使えるから安心して提案できるわ。さらにHPは、Webサイトでこれらのクライアントソフトの最新バージョンを提供しているから、ダウンロードすればいつも最新のものを使えるの。ほかの会社だと、どれが最新のソフトなのか確認する必要があって大変なんだけど、こういう運用する人に優しい仕組みがあるのが、HPらしいところね。

     
スミトモ
ニシブン
     

ニシブン:
t410のポイントは3つあるんですね。 ひとつめは低消費電力かつPoE対応、ふたつめは高性能、みっつめはゼロマネジメント。 じゃあ早速、お客様に今のお話をご説明するようにします。

     
     

スミトモ:
がんばってね!

     
スミトモ

クライアント仮想化はどんどん進み、導入事例もぞくぞく増えている。まだまだ市場は伸びていく一方だと予測できる。
端末にはメリットの大きい、理想のゼロクライアントt410 AiOを提案してみるのはいかがだろうか?

シンクライアント ソリューション

HP Partner News 2012年8月21日号 特集記事]
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