出荷目前!Windows8搭載タブレット ElitePad 900を取り巻くイマ

 

2012年10月18日に発表したWindows 8搭載タブレット「HP ElitePad 900」の出荷がいよいよ目前となった。
昨年10月の発表後、HPパートナーや顧客への評価機貸し出しや精力的なセミナーを実施してきた日本HPによれば、当初の予想を上回る大きな引き合いを得ているという。

本特集では、その大きなうねりを生み出している「HP ElitePad 900」の魅力と、タブレットをとりまく現状に迫りたい。

 

2013年1月に発売が開始されたHP ElitePad 900のビジネスの引き合いは、調査会社などの予想を大きく上回るものになっているという。そのような大きな動きを生み出す原動力は、どのようなものであろうか? 日本HPで、 HP ElitePad 900のビジネスを推進する九嶋俊一本部長(クライアントソリューション本部)と、製品担当である白木智幸氏に話を聞いた。

HP ElitePad 900が,一番カッコイイ

 
プリンティング・パーソナルシステムズ
事業統括
クライアントソリューション本部
本部長 九嶋 俊一

HP ElitePad 900は、10.1インチWXGA(1,280×800)マルチタッチディスプレイを搭載し、ビジネスニーズに応えるスペックを備えたWindows 8搭載タブレットだ。その特長の1つは、なんといってもそのデザインにある。九嶋氏によれば、数社のタブレット製品を比較し、導入を検討している企業を訪問した際のお客様の開口一番は、「HP ElitePad 900が,一番カッコイイですね」という言葉がほとんどだそうだ。

「企業向けタブレットとはいえ、持ち歩く製品なのでカッコいいものが欲しいという要望が高いであろうとは想定していましたが、想定以上の実感です」と九嶋氏は熱く語る。特に、ビジネスタブレットには先進性を感じさせるデザインが重要で、「先進性を感じられないタブレットには、そもそも導入する意味がないと言い切るほどのお客様もいます」(九嶋氏)という状況なのだそうだ。そのため、他社タブレット製品の多くで見られるような「黒く、角張った」筐体と比較して、アルミニウムから削りだしたユニボディであるスタイリッシュなHP ElitePad 900は、最適なビジュアルなのだという。

日本HPがプレミアムデザインと呼ぶ、その評価の高い筐体は、コンパクトなデザインながら、各種ビジネス用途に必要なコンポーネントを装備し、10月に発表した当初のサイズよりも、重さ630g、厚さ9.2mmと、さらにスリムになり、その洗練さがさらに増している。ぜひ、出荷後にはまず手に取ってみて、実感して欲しい点だ。

予想以上の引き合いから見えてきたもの

 
プリンティング・パーソナルシステムズ
事業統括
パーソナルシステムズ事業本部
コマーシャルビジネス本部
モバイルビジネス部
白木 智幸
   
 
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現在日本HPでは、持っているすべての評価機を、パートナーやお客様にフル稼働で貸し出し中であり、また、精力的にセミナーを実施してきた。その中で多くの引き合いを得ているとの話だが、それらはどのような用途での検討が多いのだろうか?
「まず、店舗や工場での特殊用途に使用する端末としての利用です。キーボードでの操作では使いにくく、タッチパネルの操作が便利な作業用端末を必要とするところです。デザイン性に加えて、タッチスクリーンの操作感が重要です。実際に触ったお客様からは、タッチスクリーンの操作感がスムーズで、他社タブレットにありがちなひっかかりや、ぎこちない動作がないという評価をいただいています。」と九嶋氏は話す。
いわゆる「ヌルヌル感」という点も評価されているということだ。

他にも、「東日本大震災以降検討が進められている、働き方の改善やワークライブバランスのような動きの一環として、導入を検討されている企業が多いですね。」と九嶋氏。例えば、利用が拡大しているマイクロソフトのエンタープライズユニファイドコミュニケーション製品である Microsoft® Lync® を活用し、音声・ウェブなどを利用したオンライン会議や、チャットを、働き方の中に取り込んでいくような動きの中で、HP ElitePad を同時に検討されることが多いそうだ。それは、「プレミアムデザインとして、8メガピクセルの背面カメラ、1080ピクセル フルHDカメラ、SRS Audio ステレオスピーカーを内蔵しているため、映像がきれいで、音声もクリアな環境を提供できるからです」と、HP ElitePad 製品担当マーケティング 白木智幸氏は語る。

その他にも、外回りの営業部隊が利用するタブレットしての引き合いも多いそうだ。Corning® Gorilla® Glass 2を採用したマルチタッチディスプレイは、400nit (注: nitとは輝度の単位。1 nit とは、1m2 のカンデラ値) という高輝度を実現し、美しく見やすい画面を利用した、カタログ紹介やプレゼンツールとしての利用が考えられている。

カタログ紹介だけなら、コンシューマー向けタブレット端末で大丈夫と思う読者も多いかもしれないが、外回りから帰ってきた営業には、資料作成も必要だ。ビジネスパーソン必須ツールであるPowerPointやExcel といったOffice ツールも利用できないコンシューマー向けタブレット端末の場合、結局タブレット以外にノートPCなどを利用する必要も出てくる。さらに、スマートフォンとあわせて3つの端末が必要という状況にもなりかねない。しかし、Windows 8搭載タブレットであるHP ElitePadなら、この点も安心だ。キーボードジャケットやドッキングステーションなどのアクセサリを活用すれば、ノートPCのようにOfficeツールを活用して資料を作成したり、修正したりできる。さらに、後述する各種のセキュリティ機能を総合的に考えて、HP ElitePad の導入を検討している企業が多いそうだ。

ビジネス用途タブレットで欠かせないものは?

 
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デザイン、操作性以外にも、ビジネス用途向けタブレットには欠かすことができない要素がいくつもある。その1つは、既存の資産を生かすことであることは、言うまでもない。
Office製品で作成された各種の書類を編集、修正、共有できる必要があることだけでなく、企業の中には、いくつものWindowsベースの社内アプリケーションも存在する。コンシューマー向けタブレット用では、それらの社内アプリケーションを利用できない。 また、多くの企業では、Windows PCを前提にしたActive Directoryを活用したセキュリティ運用を行っていることだろう。Active Directory を提供できないコンシューマー向けタブレットは、企業のイントラネットに接続させないという形で、セキュリティを保護している企業も多いだろう。

このような環境でもWindows 8搭載のHP ElitePad なら、既存の社内アプリケーションを利用でき、Active Directoryを活用した運用ポリシーの環境にも、スムーズに導入・運用可能なのだ。

さらに、持ち出す機会の多いビジネス用途向けタブレットは、セキュリティにも万全の注意が必要である。HP ElitePad には、NIST SP 800-147 に対応するBIOSの不正書き換え防止機能や、Computraceに対応するBIOSを搭載、セキュリティソリューションとして、ポートアクセス制御、パスワード忘れ対策、SSDの暗号化などの機能を備えた『HP Client Security』を標準で搭載。さらに、Windows 8が提供する「Microsoft Defender」(スパイウェア・マルウェア対策)、「Microsoft Bitlocker ※」(暗号化)といった機能を搭載し、万全のセキュリティ対策が施されている。将来的には、ElitePad 900に標準搭載されている NFC(Near Field Communication)を活用して、ICカードと組み合わせることで、本人確認のために利用することもできるだろう(NFCとは近距離無線通信のことで、電子マネーなどに使われている技術)。安心のWindows 8搭載のHP ElitePadなのだ。
※Windows 8 Proで提供

また、引き合いの多い工場での使用では、過酷な環境下での安定動作が求められるし、電車通勤の多い大都市のビジネスパーソンは、満員電車で持ち運ぶことも多い。そんなシーンでも、ビジネス用途タブレットは堅牢性が必要だ。
HP ElitePadでは、76cmからの落下や振動・衝撃、粉じん、湿度・高温・低温・温度変化など、米軍調達基準「MIL-STD-810Gテスト」をクリアした堅牢性を備える。さらに、HPの品質基準に基づく11万5千時間におよぶ厳しい試験をパスしている。コンシューマー向けタブレットには、このレベルでの堅牢性を持つ製品は存在しないだろう。

そして意外と忘れがちなのが、エンジニアの確保だ。社内業務向けアプリケーションを開発するとしても、Windows 環境であれば、従来から多くの.NETやC#のような開発者が存在している。今後はモダンUIに対応したWindows技術者も増えてくるだろう。さらに、次世代のウェブテクノロジーHTML5をサポートするInternet Explorer 10をWindows 8搭載するタブレットならば、現在もっとも開発者の多いウェブ開発者をも、取り込んでいくこともできるだろう。そのため、必要性に応じて柔軟にシステム開発できることになる。
これら要件は、ビジネス用途だからこそ、しっかりと考えていきたいことだ。

ユニークなスマート・ジャケットやアクセサリ群で差別化を

昨年の発表時にも、話題を集めた利便性・機動性を高めるスマート・ジャケットやアクセサリ群も、引き続き注目が集まっている。

急な出張にも安心の19時間連続稼動可能なバッテリージャケットや、スマートなデザインながら、2 USBポート・SDカードリーダーを実装し、ジャケットを外すことなくシステムコネクターに各種変換コネクタを接続し、高い拡張性を実現するキーボードジャケット(今春発売)以外にも、当初公開されていなかった10台を同時充電可能なHP マルチタブレット充電モジュール(仮称) 、肩掛け可能なストラップ、回転ハンドル、対衝撃性能の高いハンドル付プロテクションケース(仮称)、2段階チルト、ペンホルダ付のケースなど、魅力あるアクセサリ群も充実してきている。パートナーにとってもHP ElitePad提案時には、これらのジャケットやアクセサリ群を同時に提案することで、差別化を図れるだろう。

最後に

最後に、九嶋氏に、HPパートナーへのメッセージを聞いた。
「このHP ElitePadは、他社製品に多い、ノートパソコンの改造型タブレットではありません。Windows 8 のリリースに合わせて、長年のアライアンス活動を行っているマイクロソフト社と協力し、ゼロから開発したオリジナルの製品です。デザイン・堅牢性・操作性・拡張性に加えて、手離れのよい運用性・管理性にも優れた『企業がタブレットに求める要素』をすべて取り入れた、コンシューマー向けタブレットとは一線を画す製品です。ぜひご一緒に、HP ElitePadで企業向けタブレット市場を盛り上げていきましょう」と、九嶋氏は、締めくくった。

ぜひ、HP ElitePad で、新しいビジネス用途向けタブレット市場を開拓して欲しい。

HP Partner News 2013年2月26日号 特集記事]
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