トップマネジメントが語る、2014年事業戦略インタビュー

Partner News新春恒例企画!各事業トップに対しインタビューを実施。昨年を振り返りながら2014年における事業戦略並びに抱負、注力製品などを聞きました。

【インタビュー回答者】

岡 隆史 取締役 副社長執行役員 プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括
吉谷 清 常務執行役員 エンタープライズグループ事業統括 エンタープライズパートナー営業統括

プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括   エンタープライズパートナー営業統括

 

エンタープライズグループ事業統括の展開について、
常務執行役員 エンタープライズグループ事業統括 エンタープライズパートナー営業統括 吉谷 清よりパートナー様へのメッセージです。

 

- 2013年のビジネス概況の総括をお願いします。


常務執行役員
エンタープライズグループ事業統括
エンタープライズパートナー営業統括
吉谷 清

 

2013年、経済環境は徐々に回復基調にあり、IT業界におきましても明るい兆候が見えてきたと感じています。私どもエンタープライズグループでも、パートナー様とのビジネスが前年比でプラスの成長を実現することができました。エンタープライズグループ全体では、70%以上がパートナー様との協業ビジネスとなっており、皆様の多大なるご支援のおかげでありますことを、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

製品別では、昨年のインタビューで注力製品であると申し上げましたネットワーク製品3PAR StoreServがともに、大きく成長を達成することができました。特に3PAR StoreServは2倍近くの伸張となり、パートナー様との協調施策が実を結んだと考えております。例えばネットワークでは、パートナー様の中にネットワーク専門部隊を構築していただいたり、3PAR StoreServでは、エンジニア育成やEVAからの移行提案を実施していだいたりと、注力領域を明確にして協調活動を進めました。

また、昨年4月に発表しました、これからの新しいサーバーのあり方を提案した Software Definedサーバー「HP Moonshot System」に対して多くのパートナー様のご賛同を得て、徐々にですが具体的なソリューション提案が増えて参りました。多くのパートナー様にデモ機による評価・検証を実施していただいており、今月には新しいチップを搭載したサーバー・カートリッジも準備できますので、Moonshotの本格採用がいよいよ進んでくるものと期待しています。

- 2014年のビジネス動向の展望と事業戦略をお聞かせください。

今年も昨年にひきつづき、仮想化、クラウド、ビッグデータが注目を浴び続けるでしょう。この領域は、非常に競合が激しくなるため、利益をどのように確保していくかが重要です。それには、運用、セキュリティを含めた仮想化技術の向上や、上流コンサルティングからのアプローチ、自社で持っているユニークなパッケージのクラウド化などに取り組むプレイヤーが増えてくるでしょう。

さらに、長期的な視点に立つと、2014年はITの新しいパラダイムシフトの始まりになると考えています。
私たちはつい、「モバイル」「ソーシャル」「クラウド」「ビッグデータ」を分けて、別々に語ろうとしがちですが、 実際に世の中で起きている変化は、それらの相互作用の結果であり、個別に考えることはできません。 HPは、このような4つのテクノロジーに同時に影響されて生まれる新しいITの姿を、総称して「New Style of IT」と呼んでいます。
そこでは、Internet of Things といわれるように、“あらゆるデバイス”がインターネットで連携して使用されると考えています。
その中核となるのは、“Software Defined Server“、“Software Defined Network(SDN)”と呼ばれるソフトウェアが核となっていくソリューションであり、HPのハードウェア戦略であるコンバージドインフラストラクチャーにも次々に組み込まれていきます。
HPでは、この新しい時代に合わせた製品をいち早く投入しています。今年は、HP Moonshotをさらに強化して出荷します。また、HPネットワーク製品の大部分を“Software Defined Network(SDN)” に対応させ、業界随一のポートフォリオを提供できるようになるでしょう。そして、コンバージドインフラストラクチャーの中核となる3PARを代表にストレージ製品の強化を続けます。

販売戦略としては、よりパートナー様との協業を軸にした施策を推し進めてまいります。従来から日本HPが強かったエンタープライズ領域だけでなく、自治体や文教といった公共分野や社会基盤にも、パートナー様と取り組みたいと考えています。さらに、SMB担当営業部隊をエンタープライズパートナー営業統括に異動し、パートナー様を支援できる協調営業体制を構築しました。それらは早速相乗効果が期待でき、地域で活躍されているパートナー様同士の有機的なつながりを拡大していく支援が、実を結び出しています。

- では、それらの戦略を推進する上での注力分野をご紹介ください。

今年4月のWidows XPサポート終了に続き、Windows Server 2003サポートが来年7月に終了します。現在日本には、50万台以上のWindows Server 2003稼働サーバーがあるといわれています。XP同様、今後これらのサーバー移行への提案施策を、日本マイクロソフト社と協力を進めながら、パートナー様と一緒に進めたいと考えています。

また、昨年、「HP Server Automation」/「HP Operations Orchestration」/「HP Cloud Service Automation」というクラウド環境への対応を強化した運用自動化ソフトウェア製品群を発表しました。こちらをハードウェア製品と共にソリューションとして、サービスプロバイダーやデータセンター事業者に向けてパートナー様とご一緒に提案していきたいと思っております。

昨年急成長したネットワーク製品は、さらに力を入れてビジネス展開を実施します。競合製品に比較して、低コストでありつつ高い性能を誇る製品群です。東京オリンピックが決まり、ホテルなどの公共施設への投資も始まります。また、働き方の変化も始まりました。その変化に対応するには、無線LANやネットワークルーターに対する強化が必須です。SDN製品も充実させて、大きなビジネスチャンスをパートナー様と創造していきたいと考えます。

ストレージ分野では、成長を遂げた3PARStoreServに加え、ディスクバックアップソリューションであるStoreOnce や、エントリーNAS製品として最適なStoreEasy にも注力し、ビジネス展開します。また仮想化、集約化が進むIT環境では、バックアップ、アーカイブ、リカバリに対する取り組みは、欠かすことができません。この領域の製品力も強化し、パートナー様と一緒に、この分野をさらに開拓していきたいと考えています。

最後に、新年にあたり、パートナーにメッセージをお願いします。

今年は、パートナー様のソリューションに、弊社製品群(サーバー、ネットワーク、ストレージ)を加え、インフラソリューションとして共同でお客様に提案してくという活動を加速していきたいと考えています。特に地域と中堅中小規模のお客様を担当する直販営業をパートナー営業統括本部内に置き、パートナー様との協業を直接展開させていただきます。

これらを展開していく上で、パートナー様を少しでもご支援出来るようなプログラムの開発を、グローバルレベルで企画中です。これはパートナー様の日々の活動の効率化、勝率の向上、また少しでも手離れよく販売して頂くという事を目的とした内容となる予定です。

現在、年度末商戦に向かってHPPC を全国7か所で開催中で、これから5開催があります。お近くで開催の際にはぜひご参加ください。皆様のビジネスを拡大する一助になるはずです。
弊社の今年のスローガンは“成長回帰”です。パートナー様と一緒に大きな成長を実現したいと思っております。引き続き本年もご支援の程、宜しくお願い致します。

HP Partner News 2014年1月14日号 特集記事]
本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、
閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。