拡大する市場のニーズを掴む!HPバックアップシステム新製品

 

日本HPは、昨年12月、2014年のHPストレージ事業注力製品として、新世代『HP StoreOnce Backup』を発表した。新製品は、マーケットが拡大するディスクバックアップ市場において、HPパートナーに今年大きなビジネス拡大の機会をもたらすこととなるだろう。
本特集では、HP StoreOnce Backup登場の背景を紹介するとともに、新製品の魅力を紹介する。

 
HP StoreOnce Backupの実績
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2008年に第1世代(初期D2D Backup System)が投入されて以降、HP StoreOnce Backup (以下、StoreOnce) は、改良・進化を続け、世界で国内累計900台、海外累計17000台以上の導入実績を持つ、業界をリードするバックアップシステムだ。


HP StoreOnce Backup:
次世代連携型重複排除バックアップ
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今回発表された新StoreOnce は、ハードウェアをHP ProLiant Gen8ベースに刷新し、性能、容量、管理性を大幅に向上させ、市場最速のバックアップシステムとなって進化した。発表されたのは、エントリーモデルHP StoreOnce 2700からハイエンドモデルHP StoreOnce 6500までの5モデル。小中規模環境、大規模環境、リモートオフィス、およびクラウドサービスプロバイダーなどのさまざまなニーズに対応する業界随一のポートフォリオだ。

StoreOnceが求められる背景

動画や画像など様々なコンテンツが活用されるようになり、企業が保持しているデータが急増している。さらに、仮想化によるサーバー統合により、1台のサーバー上に保存されているデータも増えている。データ量が少ない場合にはテープを活用したバックアップを実施していればよかったが、
「テープでは予定時間内にバックアップが終了しないといった状況が生まれてきています」
と指摘するのが、日本HPでStoreOnceを担当するストレージ事業統括本部 ストレージマーケティング本部 担当マネージャー 諏訪英一郎氏だ。

さらに、東日本大震災を契機として、必要なデータを遠隔地にバックアップおよびリカバリをする災害対策を行う企業も増加している。このため、「バックアップやリストアを効率的かつセキュアに実施し、同じ拠点だけでなく遠隔地のバックアップも可能であり、さらに、投資対効果の優れたソリューションが必要とされています」と諏訪氏は語る。

HPの提案する単一技術によるシンプルな管理・運用any-to-any

これらのニーズに対して HPは、場所を問わずに 複数拠点にあるデータをバックアップ ・リストア・管理を実現可能とする、単一技術によるシンプルな管理・運用any-to-any を提案する。「このコンセプトおいて中核となるテクノロジーが、次世代連携型重複排除です」と諏訪氏と話す。

 
HP StoreOnce Catalystで
「どこでも重複排除」が可能に
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重複排除には、ソフトウェアによる重複排除とハードウェアアプライアンスによる重複排除という2つの大きな実現方法がある。ソフトウェアによる重複排除は、保存先となるストレージの制約が少なく柔軟に運用でき、データ送信元で重複排除を実施して転送するため効率的である。しかし、ソフトウェアで処理するためサーバーの負荷が大きくなり、サーバー障害時のリスクが大きい。ハードウェアアプライアンスによる重複排除は、専用ハードウェアによる高速処理を実現し、装置上にデータを安心して保存可能だ。また、アプライアンス間のデータ複製が可能であるため、可用性も高くなる。しかし、重複排除を実施する前にデータ送信するため広帯域なネットワークが必要となる。つまり、どちらの方法でも、一長一短があるというわけだ。


新たな重複排除テクノロジー
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「ここで、HPが開発したのがStoreOnce Catalystを活用した次世代連携型重複排除です。これは、サーバー上のソフトウェアとアプライアンスを連携させ、重複排除を分散処理します。データの送信元で負荷の低い作業を行い、負荷の高い処理はアプライアンスで実施したのち、小さくなったデータを直接データ格納先へ転送し、データを保存する集中型の管理を実現するものです」と、諏訪氏は自信を見せる。

これにより、ディスク上の並列処理に加え、ネットワーク帯域を有効活用できるようになり、バックアップ時間の大幅短縮、リストアも高速化を実現した。また、重複排除により1/5~1/20程度に容量を大幅削減することが可能である。

新世代StoreOnceの強化ポイント

新世代StoreOnceは、この連携型重複排除エンジンをベースにソフトウェアによる機能を強化し、最新ProLiant Gen8テクノロジーでハードウェアを一新し、大幅に管理性、性能、容量を向上させた。

 
HP StoreOnceと
既存モデル(D2D)の容量・性能比較
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エントリーモデルの「HP StoreOnce 2700 Backup」では、前モデル(HP StoreOnce 2620i Backup)に比べて使用可能容量を2倍、バックアップ性能を3.7倍に向上。またミッドレンジモデルの「HP StoreOnce 4500 Backup」では、前モデル(HP StoreOnce 4220 Backup)に比べて使用可能容量を2倍、バックアップ性能を4.5倍に向上している。

「新世代StoreOnceは、競合製品に比較して、性能面でも優位です。特に、ハイエンドではバックアップで4.5倍、リストアで5倍以上高速であることが確認できています」と諏訪氏の鼻息は荒い。

ソフトウェア機能の強化では、StoreOnce Catalystは、今までのHP DataProtector、NetBackup, BackupExecに加えて、新たにOracle RMANに対応し、Oracle データベースからダイレクトにアプライアンスに対して、バックアップ、リストアすることが可能になった。さらに、データの暗号化、完全消去の機能にも対応し、データセキュリティも強化した。そして、クラウドシステム構築には欠かせないマルチテナント機能に対応している(現在4900のみサポート。今後他のモデルも順次サポート予定)。

さらに、今回の発表にあわせて、パートナー向けにソフトウェア版 StoreOnce VSA の販売を開始した。

StoreOnce VSA は、低帯域レプリケーション、StoreOnce Catalyst 連携型重複排除といったStoreOnce 共通機能を、ハイパーバイザー上(現在はVMWareをサポート。今後Hyper-V対応予定) で動作するソフトウェアである。最大10TBの論理容量に対応し、3年間の使用権を提供することによって、柔軟かつ低コストの選択肢を提供する。

中小規模ユーザー環境で、低コストのバックアップサーバーとして導入することが可能なのはもちろん、例えば、地域拠点や営業所などにあるサーバー群のバックアップサーバーとして導入して、バックアップデータを本社データセンターのStoreOnceアプライアンスに統合するなどの導入ケースが考えられる。また、サービスプロバイダーがStoreOnce VSAを中小規模のユーザー環境に導入し、データセンターにStoreOnceアプライアンスあるいはStoreOnce VSAを配置させ、データをレプリケーションすることで、バックアップサービス提供プラットフォームとして利用することも考えられる。

今回発表されたStoreOnce VSAおよびエントリーからハイエンドまでのアプライアンスによって、StoreOnce間で連携したデータモビリティと共通の運用を単一のテクノロジーで実現し、シンプルで効率的なバックアップ環境の提供が可能になった。

StoreOnce の販売ポイント

 
国内バックアップ
アプライアンス製品の市場動向
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StoreOnce売りのポイント
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パートナーにとって、StoreOnce を販売するメリットは、何であろうか。
「バックアップアプライアンスは、今後市場規模が年平均 10%を超えると予測されています。さらに、重複排除技術を導入予定・検討中のユーザーが50%を大きく超えているように、ビジネスチャンスが広がっています」と諏訪氏は語り、さらに3つのメリットがあると続ける。

「1つ目は、バックアップソフトウェアの導入や運用・管理サービスを含めて、パートナー様独自の付加価値ソリューションを提供できます。2つ目が、StoreOnce VSAを活用し、投資対効果の高い新しいアプローチで差別化した提案が可能です。3つ目に、仮想化や災害対策のプロジェクトの規模に応じて、さまざまな選択肢を提案できるため、サーバー、ストレージ案件からのセルアップも可能なのです。」

つまり、パートナーにとって、高まる市場ニーズに合わせて、システム・案件規模に応じて、柔軟に提案できるということだ。

 

最後に、パートナーへのメッセージを聞いた。

「昨年、HP StoreOnceは、前年比売り上げ178%と大きく成長することができました。パートナー様には心より感謝しております。大きな成長が見込まれるディスクバックアップ市場の中でも新StoreOnceは非常にコストパフォーマンスが高く、パートナー様に新たなビジネスチャンスを提供するものと信じています。2014年も、引き続き、HP StoreOnce をよろしくお願いします。」

近年、データをおさえる者が最も強いといったフレーズも耳にする。データが最も価値のあるものであることは誰にも明らかで、そこを通過するだけのサーバーだけではビジネスは弱く、データを格納するストレージやバックアップシステムを重視すべきだと気付き始めた傾向にあるということだ。

新年に入り、2014年の注力製品を検討しているパートナーもいることだろう。市場のニーズが高く、かつ、パートナーが多様な付加価値をつけることができるHP StoreOnce Backupを候補に挙げてみるのはいかがだろうか。

HP StoreOnce 製品情報

「わんす」くん  

◆StoreOnceをマンガでわかりやすく解説した新カタログが登場!!

「バックアップなら どこでも重複排除の HP StoreOnce Backup
 ~イチオシ製品を「わんす」くんがまんがで解説」


カタログ番号: JST13234-01
詳しくはこちら(PDF 2.98MB)をご覧ください。

HP Partner News 2014年1月28日号 特集記事]
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