ツカワナ損!無償提供プログラム<Unlock VSA>

日本HPは、中小規模企業の仮想化統合を支援するため、新たにHP ProLiantサーバーを購入した顧客向けに、ソフトウェア定義ストレージ“HP StoreVirtual Virtual Storage Appliance(以下、HP StoreVirtual VSA)”を無償提供する新プログラム<Unlock VSA>を開始すると、1月23日発表した。さらに、仮想化環境向けストレージHP StoreVirtualに、新たにSSD/HDDハイブリッドモデル『HP StoreVirtual 4335 Hybrid Storage』追加し、ラインナップの拡充を図った。本特集では、プログラム<Unlock VSA>の詳細と最新モデル『HP StoreVirtual 4335 Hybrid Storage』の特徴に迫る。

市場をリードするソフトウェア定義ストレージ『HP StoreVirtual VSA』

「昨今、データセンターを構成するさまざまなコンポーネントをソフトウェアで提供し、シンプルな管理を実現する、ソフトウェア定義データセンター(Software Defined Data Center)への注目が高まっています。その様な中で、仮想化統合に向けた新たなストレージプラットフォームとして、仮想サーバー上に、専用ハードウェアと同等の高機能をソフトウェアで提供するソフトウェア定義ストレージ (Software Defined Storage) へのニーズが高まりつつあります」と語るのが、日本HPストレージ事業統括本部 ストレージマーケティング本部 担当マネージャーの諏訪英一郎氏だ。

ソフトウェア定義ストレージとは、ハードウェアや仮想化ソフトウェアに依存せず、各種のサービスをソフトウェアにより提供することが可能なストレージである。

現在、各社ともソフトウェア定義ストレージに対して取り組んでいるが、その中でもひときわ、市場をリードする製品が『HP StoreVirtual VSA』だ。「HP StoreVirtual VSA は、業界に先駆けて2007年にリリースされ、全世界で17万5千以上のソフトウェアダウンロード実績があります」と諏訪氏は自信を見せる。

  LeftHandストレージのすべての機能を標準で提供
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  主なソフトウェア定義ストレージの比較
主なソフトウェア定義ストレージの比較
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『HP StoreVirutal VSA』は、仮想化ソフトウェア上で仮想の共有ブロックストレージ機能を提供し、スケールアウトクラスター、ネットワークRAID、シンプロビジョニングやリモートコピーをはじめとしたStoreVirutal (LeftHand) ストレージが持つ、すべての機能を標準で提供する。もちろん専用のストレージハードウェアは不要なので、省スペースかつ低コスト。新たなサーバー上に導入することはもちろんだが、リソース効率を最大化するため、余剰サーバーを利用することも可能だ。さらにStoreVirtualアプライアンス製品と連携したシステム運用を実施することで、運用効率の最適化も実行できる。まさに、究極のソフトウェア定義ストレージが、『HP StoreVirutal VSA』なのだ。

『HP StoreVirutal VSA』は、豊富な実績があるだけでなく機能的にも多くのメリットを提供する。他のソフトウェア定義ストレージでは、特定のハイパーバイザーやOSに環境が制限されるが、『HP StoreVirutal VSA』は、複数のハイパーバイザー上で提供可能なため、様々な環境に柔軟に対応でき、また単一の手法でストレージをまとめて管理することが可能である。またレプリケーションの機能により、複数のStoreVirtual ストレージを利用して、開発/検証/本番などの並列した連携環境を構築したり、災害対策にも活用することができる。さらにこの中には、パフォーマンス的に有利なハードウェアアプライアンス製品 StoreVirtual 4000 を組み込むことも可能なのだ。

では、豊富な実績の中から、『HP StoreVirutal VSA』活用例を諏訪氏に聞いてみよう。

「ひとつは、小規模な仮想化統合です。Fortune 50に入る小売業大手のお客様では、全世界150ヶ所に分散されていたサーバーやストレージを、『HP StoreVirtual VSA』を利用して大幅に削減しています。1拠点あたり、それぞれサーバー数14台、ストレージアレイ1台、VMWareライセンスが14つという構成でした。『HP StoreVirtual VSA』を導入することで、HP ProLiant 3台、『HP StoreVirtual VSA』およびVMWareライセンスを3つにした構成をパッケージにし、全世界に展開しました。これによって、コストを61%、スペースを81%、電力を83%削減すると成功したのです」と諏訪氏。

「他の活用例では、スモールスタートから開発環境、さらにリモートバックアップとしての事例もあります。例えば、マネックス証券様では、開発・検証環境だけでなく、StoreVirtualアプライアンス製品と連携し、システム運用されています」と続ける。

パートナーに新たなビジネス機会を提供する<Unlock VSA> プログラム

今回日本HPは、この『HP StoreVirtual VSA』の導入拡大を推進するために、プログラム<Unlock VSA>を開始した。<Unlock VSA>は、新規にHP ProLiantサーバーの対象モデルを購入した顧客向けに、『HP StoreVirtual VSA』の1TBライセンス(3年間)の無償ダウンロードを提供する。これにより、中小規模のユーザーでも追加コストの負担なく、ProLiantサーバー上のリソースを有効活用し、仮想化環境上で高機能な共有ストレージを試用することが可能になったのだ。

  • <Unlock VSA>の対象となるHP ProLiant Gen8サーバー
  • BL420c Gen8、BL460c Gen8、BL465c Gen8、BL660c Gen8
  • ML350p Gen8
  • DL320e Gen8 v2、DL360p Gen8、DL380p Gen8、DL385p Gen8、DL560 Gen8
  • WS460c Gen8

Unlock VSA
  HP StoreVirtual VSAのライセンス比較表
HP StoreVirtual VSAのライセンス比較表
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  HP StoreVirtual VSAのライセンス比較表
HP StoreVirtual VSAのライセンス比較表
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諏訪氏は、「HP ProLiant Gen8サーバーの対象モデルをご購入のお客様は、ダウンロードサイトから無償でソフトウェアを入手し、インストールして使用することが可能となります。今回の無償版では、3ノードクラスターまで拡張できますから、トータル3TBの共有ストレージ環境を構築できることになります。そのため、中小規模のお客様に対して、十分な環境を提供できると考えています。ただし、ソフトウェアサポートは受けられませんので、保守サービスが必要なお客様は、製品版へのアップグレードをお薦めします」と説明を加える。

この<Unlock VSA>プログラムは、HPパートナーに何をもたらすのであろうか?

HP ProLiant販売の経験が豊富なパートナーにとっては、今までのサーバーの知識を活用して、無償版の『HP StoreVirtual VSA』を提案することで、他社サーバーを提案する際との差別化が可能となるだろう。加えて、さらにノード1TB以上の容量が必要なユーザーに対しては、製品版へのアップグレードを薦めたり、より大容量かつ性能が求められる場合には、StoreVirtualアプライアンスを提案したりすることで、アップセリングの機会も増えることになる。

パートナーに是非活用して欲しいプログラムが、<Unlock VSA>なのだ。

超高速ハイブリッドモデル 『HP StoreVirtual 4335』 登場

  HP StoreVirtual 4335 Hybrid Storage
HP StoreVirtual 4335 Hybrid Storage
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HP StoreVirtual 4335 Hybrid Storage (以下、StoreVirtual 4335) は、統合性と効率性に優れた仮想環境向けストレージソリューションである HP StoreVirutalラインナップに加わった最新のモデルである。

「今まで、仮想環境に最適な高速ストレージとしては、すべてディスクにフラッシュストレージを採用した製品が推奨されてきました。しかし、非常に高価になりがちという欠点がありました。そこで、手頃な価格で高速処理が可能なストレージとして登場したのが、『StoreVirtual 4335』です。この製品は、1Uラック筐体にProLiant Gen8ベースの高性能コントローラー、400GB SSD x 3ドライブと900GB 10K SAS HDD x 7ドライブ搭載することで、ノードあたり合計 7.5TBのストレージ容量(物理) を持ち、10Gb x 2、1Gb x 4 のネットワークポートを標準装備する、ハイブリッド構成のスケールアウト型ストレージシステムです」と諏訪氏。

『StoreVirtual 4335』 は、専用OSとして最新版“LeftHand OS 11.0”を搭載し、今回新たに、Adaptive Optimization(以下AO)による自動階層化機能を提供することになった。

  自動階層化の効果
自動階層化の効果
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  HP StoreVirtual VSAのライセンス比較表
HP StoreVirtual VSAのライセンス比較表
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AOは、高速のSSDに対してデータの書き込みを行い、その後アクセス頻度と保存期間によって、優先度の低いデータからHDDへ移動する。データの移動は自動制御され、ユーザーによる複雑な管理作業は一切ない。

「この独自の自動階層化機能AOによって、SSDとHDDのハイブリッド構成でも、SSDのみの構成に近い性能を発揮できるようになりました」と諏訪氏は、胸を張る。

『StoreVirtual 4335』 は、同等のストレージ容量を持つ既存HDDモデル『HP StoreVirtual 4330』と比較して、1/2のノード数で約10倍のIOPSを実現する。そして、同等のIOPSを実現するには、『HP StoreVirtual 4530』が12倍のノード数が必要となる。つまりコスト面でも、性能面でも、非常に投資効率の高いモデルなのだ。

「StoreVirtual 4335 を、クライアント仮想(VDI)環境やWEBサービス、仮想化統合基盤など、より高性能なストレージが必要とされるお客様向けに最適なシステム」(諏訪氏) として、提案に加えて欲しい最新ストレージ製品である。

今年注目のソフトウェア定義ストレージでビジネスチャンスを!

最後に、HPパートナーに対して、諏訪氏にメッセージを聞いた。

「StoreVirtual 4335は、最小限の投資で超高速の仮想化ストレージ基盤を構築することが可能な競争力の高い製品だと信じております。また、新たなストレージテクノロジーとして注目されるソフトウェア定義ストレージ分野で、『HP StoreVirtual VSA』は、実績も豊富で、信頼性の高い、非常に競合力のあるソリューションです。ぜひ、<Unlock VSA>プログラムを活用いただき、HP ProLiantと同時に『HP StoreVirtual VSA』を提案いただくことで、パートナー様に、新たなビジネス機会を提供できると考えております」と諏訪氏が力強く締めくくった。

新しいストレージテクノロジーが求められる2014年、<Unlock VSA>プログラムを活用して、ソリューション提案を差別化し、HP StoreVirtual でビジネスを伸ばしてみるのはいかがだろう。ぜひ、検討して欲しい。


HP StoreVirtual 4335 Hybrid Storage 製品情報
Unlock VSA

HP Partner News 2014年2月25日号 特集記事]
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