これからは11ac対応!!高速無線アクセスポイント出ました

国内における無線LANへのニーズが高まりを見せている。背景には、企業におけるビジネスモビリティ環境の拡大と、過去最高を記録する訪日外国人の増加などがあるという。拡大する無線LAN市場の中で、業界随一のポートフォリオを持つ日本HPのビジネスが元気だ。それには新しいテクノロジーをいち早く採用し、市場にマッチした製品ポートフォリオの強化、中堅・中小規模企業向け戦略『Just Right ITソリューション』における精力的な無線LANネットワークソリューションの展開があるという。本特集では、日本HPにおけるネットワークビジネスのキーパーソンに詳しく話を聞いた。


日本HPで無線LAN製品を担当する、プロダクトマーケティングマネージャー伊佐治俊介氏に、無線LAN市場の成長の背景だけでなく、今、市場で求められている製品に対する要求、そして、日本HPの取り組みを聞くことにした。

- HP無線LAN製品が好調だそうですね。

はい、おかげさまで昨年に続き、エンタープライズ向け製品として堅調に成長しています。昨今の無線LANに対する市場ニーズの高まりに加えて、先般発表しました新製品がこの躍進の原動力の1つとなっています。そして、日ごろから販売を推進していただいていますパートナー様のおかげだと考えております。ありがとうございます。

- では、まずニーズの高まっている無線LAN市場について、ご説明ください。


HPネットワーク事業統括本部
HPN製品・オペレーション部
伊佐治 俊介

 
 

ニーズの高まりには、有線LANポートを持たないデバイスの利用拡大が背景にあります。代表格であるスマートフォン、タブレットでは、コンシューマー向け市場がこれまでリードしてきましたが、加えて法人市場が急速に拡大してきています。ある調査会社は、法人向けスマートフォン市場、タブレット市場が、今年40%以上という大きな成長を予測しています。そして企業では、配線の煩雑さを解消したり、会議室にPCだけでなくモバイルデバイスを持ち込んだり、インターネットTV会議などのコミュニケーションツールを導入したり、柔軟なオフィスレイアウトを実現するために、無線LANの導入が急速に拡大しています。当社では、今後このビジネスモビリティ領域に大きく期待しています。

 


クリックで拡大

また、海外から日本への訪問者向けサービス向上の一環として、多くのホテル、レストランや公共施設などで無線LAN導入が進んでいることもあります。これは、2013年以降円安が進んだこともあり、訪日外国人数が増加している背景があります。昨年の訪問数は1000万人を超え過去最高を記録、今年はそれを大きく上回る訪問数で推移しています。この傾向は、東京オリンピックに向けてさらに強まっていくことが予想されていることからも、無線LANのニーズが衰えることはないと考えています。

- その拡大する無線LAN市場では、製品に対してどのような要求がありますか?

いくつかのポイントがあります。

まず、この数年でネットワークトラフィックが急激に増加していることに注目が必要です。パートナー様においても、Microsoft Lyncなどの新しいコミュニケーションツールや有線ポートを持たないスマートデバイスなど、トラフィックが高まるソリューションを提案される機会が増えているのではないでしょうか? つまり、無線LANに対し、ますます高速で安定したパフォーマンスが求められているのです。

これには、2014年1月に正式規格として登場した、最新の次世代無線LAN規格「IEEE 802.11ac」(以下802.11ac)に対応した機器が効果的です。802.11ac は、5GHz帯の電波を用いて高速なデータ通信を行うことができる規格です。

 


クリックで拡大

 


クリックで拡大

次に、無線LANの構築では、複数のオフィスやビルに入居する企業や、広いキャンパスを持つ大学、ホテル、駅や空港といった広いエリアをカバーすることが必要です。その場合、数十台のアクセスポイント(以下AP)が必要になります。自宅用に導入されることの多いコンシューマー向けの無線LAN機器では、設定を1台ずつ行わなければならなりません。数台程度であればなんとかなるかもしれませんが、数十台・数百台のAPすべてについて、1台ずつ設定を行うことは現実的ではないので、高度な管理性も求められます。HPのAPはほぼ全ての製品が製品単体で動かすことが出来る自律モードに設定できると同時に、製品台数が多い場合には無線LANコントローラーを使用し、APを制御モードにすることでAPの集中管理が可能です。
さらにHPのほぼ全てのAPは無線LANコントローラーと組み合わせが自由なため、APのサポート数、Webブラウザー設定/CLI設定等、お客様の環境に合わせて製品を導入することが可能です。
200台以上のAPの設定・管理を無線LANコントローラーで一元管理している駿河台大学様の事例が参考になるのではないでしょうか。
また、APを買い替えて高速化した場合でも、導入済みの無線LANコントローラーのファームウェアを上げるだけで継続使用が可能なため「投資コストを大幅に削減することが可能」で、企業におけるIT予算が削減される中で、最適な無線LANソリューションを提供します。
このHPの無線LANを支えているのが、「最適化無線LANアーキテクチャー」と呼ばれるもので、無線LANコントローラー非経由通信の場合、コントローラーがボトルネックとなることはなくAPのパフォーマンスを最大限活かすことができます。
万が一コントローラーに障害が起こっても、ユーザー通信が遮断されません。

そして、このパートナーニュースの特集でも、ホテルグランヴィア広島様の導入事例を紹介させていただいていますように、空港やホテルやレストランなどでは、レイアウトや見栄えといったことにも同時に配慮しなければなりませんし、24時間止めることができないこともあります。

- さらに詳しく教えてください。

 


クリックで拡大

 


クリックで拡大

 


クリックで拡大

 


クリックで拡大

 


クリックで拡大

無線LANに関連するキーワードとして紙面を騒がせているのは、
”802.11ac WAVE2”、”Cloud 管理”、”Open flow”、”BYOD (Bring Your Own Device)”、”Omni Channel支援”、”HOTSPOT2.0”等があります。

HPとしては、このようなトレンドに対しても取り組んでおり、ファームウェアでの対応、または製品として発表することを予定しております。

まず今年5月には、802.11acに対応したHP 560 Dual Radio Access Pointを発表しました。5GHz帯(802.11 a/n/ac)で最大1.3Gbpsの高速パフォーマンス処理能力を持ち、2.4GHz(802.11b/g/n)でも最大450Mbpsに対応したデュアル無線対応アクセスポイントです。つまり、最新の802.11 ac をサポートしただけでなく、同時に既存の802.11b/g/nにのみ利用可能なIT機器にも対応した、コストパフォーマンスが高い製品です。

また、APに搭載されたAirtime Fairness機能では、さまざまなクライアント環境にある無線クライアントに対して無線送信時間を平等に割り当て、802.11ac/11n等高速なクライアント通信スピードを最大限活かすことが可能です。

また、Wi-Fi ClearConnect機能によって、無線干渉源を特定し、電波出力を自動的に調整、チャネルの変更ができます。これらによって、ユーザーのアクセスに対する使用感が向上し、パフォーマンスを最適に保つことが可能となり、満足度の向上に寄与します。

さらに、柔軟かつ俊敏性の高いネットワークを実現するSDN(Software Defined Networking)テクノロジーを支えるOpenFlowにもファームウェアのアップグレードにより対応可能となる予定ですので、将来的にも投資がムダになりません。サポートは、ライフタイム保証および3年間の24×7の電話サポートをしていますから、安心して導入いただけます。

さらに、8月には、1.3Gbps対応(802.11a/b/g/n/ac )のシングル無線ユニットHP 517 802.11ac Unified Wall Jackを発表しました。この製品はコンパクトな形状で、壁面に取り付けることができるという大きな特長がある製品です。ホテルなどの景観を気にされるような場所、例えば客室に設置するには最適です。他社には11ac対応のウォールジャック型の競合製品がありません。もちろん、デスクトップに置くことも可能ですから、オフィスの会議室等にも最適な製品です。

パフォーマンスも抜かりがなく、4個のGbEポート、側面に1個のパススルーポートを持ち、有線接続と同様のハイスピードネットワークを提供可能です。さらに、4ポートのうち1ポートはPoEに対応しているため、「IP電話」等を接続可能となっています。こちらもライフタイム保証です。

今回ご紹介した2製品ともに、無線LANコントローラーを使用してGUIで簡単に設定、一元的に管理することもできますから、 管理という観点からも自信を持って紹介したいソリューションです。

- その他に注目のポイントはありますか?

やはり、高い投資対効果についても大きな点です。

 


クリックで拡大

HPの無線LAN製品のほとんどは、従来から高評価をいただいていますライフタイム保証がついています。製品をご使用いただいている期間、ハードウェア本体だけでなく、ソフトウェアも含めて良品との交換を保証します。つまり、追加費用はありません。

また、他社では機能を追加するライセンス等は、追加費用がかかる場合がほとんどですが、HPの無線LAN製品では、ハードウェアからソフトウェアまで含めたオールインパッケージで、余計な費用なしで導入が可能です(注:一部の製品を除く)。

つまり、HP無線LAN製品は、製品の機能だけでなく、コスト面でも初期投資からランニングコストに関しても大きなメリットがあると考えています。

- 販売施策については、いかがでしょうか?

現在、日本HPでは、中堅・中小規模企業向けに、用途や規模に応じて、あらかじめ検証されたHPの製品・サービス構成をセットにして展開するソリューション『Just Right IT 』(JRIT) を推進しています。

 


クリックで拡大

パートナー様からは、お客様のニーズに合わせたソリューションセットで売りやすく、また説明資料やサンプル構成を整備されているため、素早い提案、サイジング、構成、見積もりが可能で、案件スピードが向上するとフィードバックをいただいています。さらに製品単品だけでなく、相性のいい商材を組み合わせることで、案件単価をアップさせることも可能だという評価もいただいています。

JRITでは、HPネットワーク製品においても、『つながるNetworkIT』として、豊富な選択肢から、管理しやすく、手頃な価格で入手できる、信頼性の高いHPのネットワークソリューションを提供しています。この『つながるNetworkIT』では、スモールスタートが可能な「無線LAN(11n)はじめてセット」をご用意していますので、ぜひご活用ください。

- 最後に、HPパートナーへのメッセージをお願いします。

今後ますますニーズが高まる無線LAN製品が、パートナー様のさらなるビジネス拡大につながるよう施策を展開していきますので、これからもご拡販のほど、よろしくお願いします。

無線LANは、古いネットワークからの移行、新しい施設やオフィスでの導入といったように、短期的なニーズだけではなく、長期的にも需要が高いソリューションである。ぜひ、HPパートナーには、魅力的なHP 無線LAN製品を活用して、ビジネスを拡大していって欲しい。

HP Partner News 2014年10月21日号 特集記事]
本ページに記載されている情報は取材時におけるものであり、
閲覧される時点で変更されている可能性があります。予めご了承下さい。