フルモデルチェンジしたHP Z Workstationで年度末商戦に勝つ!

HP ワークステーションは6年連続国内シェアNo.1*を達成している。その原動力となったのが、2009年4月 に登場以来、革新的デザイン、性能、信頼性を兼ね備えたHP Workstation Zシリーズだ。このZシリーズのフルモデルチェンジに合わせて、HPパートナー向けに都内で10月7日に開催された『HP Workstation Solution World 2014』をレポートする。

*Source: IDC's Worldwide Quarterly Workstation Tracker, 2013 Q4

 
 

最初に登壇したのが、本イベントのために特別に来日したHPワークステーション事業部製品部マネージャー トラビス・ハンフリーズ氏だ。まず、ハンフリーズ氏は、価格性能比のバランスがより向上したデスクトップ、薄型軽量モデルへのニーズの高まるモバイル、検証要望が高まる仮想化というワークステーション市場での大きな3つの技術トレンドを紹介した。そして、これらの技術トレンドを踏まえた上で、HPでは、革新性・高性能・信頼性という3つの柱を持ち、製品設計を行っているとのことだ。続けて、この3つの柱を軸にして、今回のフルモデルチェンジされた新製品の特長を解説した。


HPワークステーション - 差別化点
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革新性の観点では、SATAのスループットのボトルネックを解消したPCIe接続のSSDである「HP Z Turbo Drive」、およびグラフィックを多用するアプリケーションを遠隔から使用するための「HP Remote Graphics Software」などを紹介。高性能の観点では、大容量ファイル転送時などのスループット改善のためにThunderbolt™ 2 PCIeカード、システム監視と使用環境に適した最適なチューニングを行うための「HP Performance Advisor」、高性能プロセッサー、優れた電力効率などを。そして、信頼性の観点では、安定供給を考慮した製品化、精度の高い設計規格、幅広いISV認定、Zbook製品では米軍のMIL STD810-G規格のテストをクリアしていることなどを説明した。

そして、ハンフリーズ氏の講演を受けて、ソリューション製品本部 中山 智之氏は、『最新HP Z Workstationラインナップ詳細ご紹介』と題して、各モデルの詳細を解説。

 

中山氏は、まず、新モデルとなるデスクトップ製品の特長を、次のように述べた。

「我々の主力製品であるHP Z440 Workstationには、、非常に力を入れています。エントリーながら、インテル® Xeon® E5 -1600 v3製品ファミリーを搭載し、最大8コア(16スレッド)CPU、最大128GB (DDR4 2133MHz)メモリ搭載可能な、拡張性と信頼性の高い製品です。

HP Z640 Workstation は、デュアルプロセッサーモデルのみの提供とすることで、製品のポジショニングが明確になりました。前モデルは上部に物が置きにくい形状でしたが、新モデルではスマートフォンなどの小さなものを置くことできるようになり、サイドパネルのカラー変更などを含めて、非常にスリムで格好のいい製品になりました。これらの変更は、お客様の声を聞き、反映していったものです。

HP Z840 Workstationは、最新インテル® Xeon® E5-2600v3製品ファミリーを搭載するなど、一番キモとなる部分が大きく強化されました。16メモリスロットを装備し、最大2TB の大容量メモリを搭載可能です(2015年リリース予定)。そして、最大6基の3.5インチドライブを搭載でき、さらに4TB HDD搭載で最大24TBまでのストレージ構成が可能です。このようにフラグシップにふさわしい高性能な製品になっています。」


HP Z440 Workstation
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HP Z640 Workstation
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HP Z840 Workstation
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そして、「最近では、HPワークステーションを研究した他社製品が出荷されるようになりました。しかし、私たちには長い実績があり、製品そのもの、ISVによるソフトウェア認定、HP独自のソリューションともに競合よりも価値の高い製品を提供していると自負しています」と、提案のポイントをパートナーにアピールした。

 


HPモバイルワークステーション製品
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続いて、新モバイルワークステーションであるHP ZBook 15 G2, HP ZBook 17 G2を3つのポイントを紹介する。

1つめは、最新のテクノロジーである HP Z Turboドライブの採用だ。ストレージに性能ボトルネックのあるユーザーにとって、大きな性能向上につながる。

「HP Z Turboドライブによって、今後のワークステーションのパフォーマンスは大きく変わっていくと考えます。年々SATA SSDの性能は向上していましたが、最大の性能の問題はSATAインターフェイスがボトルネックとなってきたことです。ボトルネックを解消しSSDの性能を最大限に発揮できるPCIe接続のドライブも販売されていましたが、これまでの物にはいろいろと制限がありました。たとえば、特別なドライバーが必要であったり、ブートドライブとして利用できなかったりといったものです。 HP Z Turboドライブは、データドライブだけでなく、ブートドライブとしても利用できます。そして、PCIe接続することで4倍以上の性能向上を図ることができました。コスト面でも、通常のSATA SSDと同等レベルのため、用途・予算に合わせて、柔軟に提案可能です。来年以降は、新しい通信方法に移行が予定されていて、ますます性能向上が期待できる次世代テクノロジーです」と中山氏。

さらに、Thunderbolt™ 2 PCIeカードをサポートしたことにより、対応する高性能なデバイスが増加することで、さらなる性能向上が可能になるという。ぜひ、パートナーには、いち早く提案を進めてほしいという。

 
 


ハイブリット生産(Enhanced FG-CTO)
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HP ZBookシリーズ新製品のポイント
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HP Remote Graphics Software
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2つめは、モバイルワークステーション向け修理窓口も、すべて東京のサポートセンターで対応することを発表した。「これにより、デスクトップワークステーションと同様、サポートの質が向上します」(中山氏)と説明。そして、モデル HP ZBook 14およびHP ZBook 15 G2がハイブリッド生産であることを強調した。ハイブリッド生産とは、中国で組み立てたベースユニットを、最終的に東京で生産することである。これにより、「定評あるMade In Tokyoとなるため、製品品質の向上も図ることが可能になります」と付け加えた。

3つめは、従来から要望の高かったACアダプターの軽量、コンパクト化に成功し、200g軽量化を実現(HP ZBook 15 G2用)した。

これらの3つの特徴により、増加するモバイルワークステーション市場においても、他社に比較して、競合力の高い製品を提供できることになったという。

最後に、仮想化への取り組みについても説明した。HPでは、ブレードワークステーションの提供など、長年にわたり、ワークステーション仮想化に対する経験と実績があることを紹介。ユーザーの要望に合わせて提案可能であることを踏まえつつ、近年、グリッド化によりグラフィックスの仮想化が実現可能となり、ワークステーション仮想化の導入が始まっていると述べた。しかしこのソリューションを導入するには、現時点では必要となるハードウェアリソース、ソフトウェアライセンスのランニングコストや、十分なネットワーク帯域の確保などを考慮すると、投資に余裕があるユーザー以外には、容易に導入できる段階ではないことを説明した。それらの課題が解決されながら、徐々に仮想化は進展していくだろうと市場を分析した。

そのため、現時点では、HPでは、完全な仮想化ソリューション提供に至るステップとして、まず、アプリケーションを遠隔から操作可能なHP Remote Graphics Software (RGS)の導入を第一歩とすることを推奨するという。RGSは、遠隔操作に対する優れたパフォーマンスとともに、「すべてのワークステーションに、無償で添付されているソフトウェアであるため、追加費用なしでご利用いただけます」(中山氏)という。ワークステーションの仮想化導入を検討しているユーザーに対して、HPのWorkstationを提案してほしいポイントともなる。

次に登壇したワークステーション市場開発 大橋 秀樹氏は、『ワークステーションのビジネスチャンスはここにある!』と題して、パートナーに最新の市場動向を踏まえた事業機会を紹介した。

 
 

まず、ワークステーションの主要な市場である製造業では、3D CAD/CAM/CAEの2Dから3Dへの移行が進み、今までサーバーを利用したスパコンの領域でしか実現できなかった意匠デザインについても、ワークステーションの高性能化により、リアルタイムで利用できるようになり、採用が広がっているとのことだ。そして、エンターテインメント業界ではCGアニメーションや、映像制作などのコンテンツ制作市場も主要な市場に成長してきていることを説明。

そして、「今日成長する市場をご紹介したい。多くは、地域による需要の偏りがなく、全国のパートナー様にとってビジネスチャンスとなります」と大橋氏は強調する。

具体的には、東京オリンピック以外にも、地下鉄新駅や新幹線の開発などが進む建築業界での3D CADやBIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング/コンストラクション・インフォメーション・モデリング)、電子カルテや映像処理のニーズが高まる医療業界、4K防犯カメラを活用したセキュリティ、コントローラへの組み込み市場について、HP ワークステーションの優位性を事例とともに紹介し、これらの新しい市場をパートナーと一緒に攻めていきたいと熱く語った。


建設市場
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医療市場
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監視映像/防犯カメラシステム市場
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HP VS 競合各社 クリックで拡大

最後に、プリンティング・パーソナルシステムズ事業統括ソリューション製品本部小島本部長が登壇し、 「多くのパートナー様に参加いただき、ありがとうございました。近頃、他社との競争も厳しくなってきていますが、競合した場合には、HP営業へぜひ相談をいただきたい。全力で支援させていただきます。WSは一台から特価対応しています。ぜひ、今後ともHPワーステーションをよろしくお願いします。」 と、HPパートナーへのメッセージでセミナーを締めくくった。

セミナー講演プログラム終了後、相当数のパートナーが新製品展示コーナーに残り、実際に各モデルを手に取り確認しながら、HPスタッフと情報交換を熱心に行っていたのが印象的だった。

国内ワークステーション市場1位を走るHPが提供する、新ワークステーション製品。活躍する市場もますます拡大しているのは、想像にたやすい。パートナーにとっても、新しいビジネス拡大のチャンスだ。もちろん、既存市場も成長が続いているというが、ぜひHP Z Workstationシリーズを活用して、新たなビジネス市場にもチャレンジしてほしい。

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HP Partner News 2014年12月2日号 特集記事]
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